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コロナ太りの健康リスクを低減する「跳ぶだけエクササイズ」

トレーナーの鑄山氏(左)とモデルの美馬沙亜弥さん

 新型コロナウイルスの感染拡大で多くの国民が外出自粛を要請されているなか、心配されるのは運動不足による健康状態の悪化だ。自宅生活の長期化から、ネットを中心に「コロナ太り」というフレーズまで登場している。これまでに3万人以上を指導してきたパーソナルトレーナーの鑄山和裕(いかけやま・かずひろ)氏が指摘する。

「自宅にいると座ってばかりになり、心拍数をあげる機会が減ってしまい、呼吸器や循環器の機能が低下し始めると言われています。同時に全身の筋持久力も落ちていき、疲れやすく回復しにくい身体になる可能性があります。その結果、免疫力が低下することが心配されます」(鑄山氏)

 なかでも中高齢者の健康状態が懸念される。実際に、2011年の福島第一原発事故の後の健康調査では、避難して仮設住宅で暮らす住民が運動不足になり、避難しなかった住民よりも糖尿病や肥満、骨粗鬆症などが増えたとの報告がある。

 そうしたなか、自宅にいながら簡単にできる健康法として注目したいのが、その場でジャンプするだけの「跳ぶだけエクササイズ」だ。

「下肢(脚)には上肢(腕)のおよそ4倍の筋肉があり、跳ぶだけエクササイズで下半身を刺激すれば、筋持久力が増して基礎代謝量が上がります。また下半身を鍛えると、血流の流れを改善し、これらの相乗効果で免疫力が上がり、疲れにくい身体になることが期待できる。実際に実践者からは『持久力がついて、疲れにくくなりました』との声が届いています」(鑄山氏)

 通常のエクササイズはある程度の運動継続が必要だが、跳ぶだけエクササイズはわずかな時間で実践できるというメリットがある。

「このエクササイズは、短時間でより高い効果が得られるHIIT(ヒート、高強度インターバル・トレーニング)と呼ばれるトレーニング法を応用しています。まずは20秒跳んで10秒休むことを4〜8セットほど繰り返してください。準備運動を入れても5分以内にエクササイズが終わるので、いつでもどこでも誰でも簡単にできます」(鑄山氏)

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