国内

天皇陛下、スペイン国王と極秘電話会談 コロナで協力話し合う

2017年4月、スペイン国王・フェリペ6世とレティシア王女の来日の際に親しく交流された(東京・千代田区 写真/アフロ)

 4月7日、天皇陛下(60才)とスペイン国王・フェリペ6世(52才)は電話会談を行った。

 スペインでは新型コロナウイルス感染者が16万人を超え、死者は世界で3番目に多く、1万7000人を超えた。そうした被害を受け、感染拡大に対しての日本とスペイン両国の対応や、パンデミックの解決に向けた連携、そして国際協力について話し合われたという。

「電話会談は日本で公に報道されることのない、外務省を通さず行われた極秘のものだったと聞きます。3月26日には、フェリペ国王の親戚にあたるマリア・テレサ王女(享年86)が新型コロナに感染し、命を落としました。ですから陛下はお悔やみも伝えられたことでしょう」(皇室ジャーナリスト)

 スペイン王室は、レティシア王妃(47才)と雅子さまの親交が深いことでも知られる。

「レティシア王妃は元国営放送のキャスターというジャーナリストで、雅子さまと同じ民間出身のプリンセスです。おふたりには気持ちが通じ合う部分も多いのでしょう。国王夫妻が来日する際には、とても親しく交流される姿が見られました。

 今回の電話会談も、そうした両国の信頼関係があったからこそ実現したと思われます。皇室と王室は手紙のやり取りをされるなど、普段からプライベートのおつきあいをされています。全世界を襲う緊急の事態に、他国の国王と直接の電話ができたのも、そうした普段の関係構築の賜物でしょう。

 こうした状況だからこそ、お互いに協力し合うことを誓われたのだと思います」(前出・皇室ジャーナリスト)

 両陛下がプライベートで親交を持つ海外王室は、スペインに限らない。イギリスやオランダ、ベルギーなど各国の王室とも普段からプライベートのやり取りをされているという。

関連記事

トピックス

山田和利・裕貴父子
山田裕貴の父、元中日・山田和利さんが死去 元同僚が明かす「息子のことを周囲に自慢して回らなかった理由」 口数が少なく「真面目で群れない人だった」の人物評
NEWSポストセブン
国内未承認の危険ドラッグ「エトミデート」が沖縄で蔓延している(時事通信フォト/TikTokより)
《沖縄で広がる“ゾンビタバコ”》「うつろな目、手足は痙攣し、奇声を上げ…」指定薬物「エトミデート」が若者に蔓延する深刻な実態「バイ(売買)の話が不良連中に回っていた」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
【美しい!と称賛】佳子さま “3着目のドットワンピ”に絶賛の声 モード誌スタイリストが解説「セブンティーズな着こなしで、万博と皇室の“歴史”を表現されたのでは」
NEWSポストセブン
8月27日早朝、谷本将志容疑者の居室で家宅捜索が行われた(右:共同通信)
《4畳半の居室に“2柱の位牌”》「300万円の自己破産を手伝った」谷本将司容疑者の勤務先社長が明かしていた“不可解な素顔”「飲みに行っても1次会で帰るタイプ」
NEWSポストセブン
騒動から2ヶ月が経ったが…(時事通信フォト)
《正直、ショックだよ》国分太一のコンプラ違反でTOKIO解散に長瀬智也が漏らしていたリアルな“本音”
NEWSポストセブン
ロシアで勾留中に死亡したウクライナ人フリージャーナリスト、ビクトリア・ロシチナさん(Facebook /時事通信フォト)
脳、眼球、咽頭が摘出、体重は20キロ台…“激しい拷問”受けたウクライナ人女性記者の葬儀を覆った“深い悲しみと怒り”「大行列ができ軍人が『ビクトリアに栄光あれ!』と…」
NEWSポストセブン
谷本容疑者(35)の地元を取材すると、ある暗い過去があることがわかった(共同通信)
「小学生時代は不登校気味」「1人でエアガンをバンバン撃っていた」“異常な思考”はいつ芽生えたのか…谷本将志容疑者の少年時代とは【神戸市・24歳女性刺殺】
NEWSポストセブン
大谷の「二刀流登板日」に私服で観戦した真美子さん(共同通信)
「私服姿の真美子さんが駆けつけて…」大谷翔平が妻を招いた「二刀流登板日」、インタビューに「今がキャリアの頂上」と語った“覚悟と焦燥”
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚を発表した(左・Instagramより)
《お腹にそっと手を当てて》ひとり娘の趣里は区役所を訪れ…背中を押す水谷豊・伊藤蘭、育んできた3人家族の「絆」
NEWSポストセブン
過去にも”ストーカー殺人未遂”で逮捕されていた谷本将志容疑者(35)。判決文にはその衝撃の犯行内容が記されていた(共同通信)
《前科は懲役2年6か月執行猶予5年》「ストーカーだけでなく盗撮も…」「5回オートロックすり抜け」公判でも“相当悪質”と指摘された谷本将志容疑者の“首締め告白事件”の内幕
NEWSポストセブン
硬式野球部監督の退任が発表された広陵高校・中井哲之氏
【広陵野球部・暴力問題で被害者父が告白】中井監督の退任後も「学校から連絡なし」…ほとぼり冷めたら復帰する可能性も 学校側は「警察の捜査に誠実に対応中」と回答
NEWSポストセブン
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
NEWSポストセブン