そうして、雅子さまは即位に関するすべての行事に出席され、新皇后として無事に務めを果たされた。

 元宮内庁職員で皇室ジャーナリストの山下晋司さんは、次のように言う。

「皇后陛下には、即位関連の儀式、行事には出なくてはいけないというプレッシャーがあったことでしょう。しかし、プレッシャーに打ち勝ち、すべての儀式、行事に出席されました。心からよかったと思っています」

 無事に即位に関する行事を終えられた雅子さまだが、特に強い存在感を発揮されたのは、昨年5月に来日したドナルド・トランプ米大統領夫妻への歓迎行事ではなかっただろうか。

「トランプ大統領ご夫妻と通訳を通さずに会話されたことが大変評判になりました。元外交官である雅子さまにとって語学力は当然で、国民が魅了されたのは海外の要人の前でも堂々と振る舞われる“国際性”だったと思います。そして堂々たるご様子は国民の前でも変わらず、同時に心からの笑顔をお見せになっています。そこに雅子さまの素晴らしさを感じます」(矢部さん)

※女性セブン2020年5月7・14日号

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