芸能

元AKB48北原里英 “お人好しすぎる性格”が今は武器

女優としての活躍に期待(時事通信フォト)

 アイドルグループAKB48およびNGT48の元メンバーである北原里英が、女優として着々と出演作を増やしている。5月17日夜放送の連続ドラマ『美食探偵 明智五郎』(日本テレビ系、毎週日曜22時30分〜)には、主人公・明智五郎(中村倫也)とお見合いする社長令嬢役で出演することが発表済み。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、各局のドラマが放送延期に陥る中でも話数を重ねている貴重な作品であるだけに、北原の演技も注目を集めることだろう。

 北原は、48グループのファンなら誰でも知っている存在だったとはいえ、お茶の間の誰もが知るアイドルだったとは言えないかもしれない。しかし、彼女は48グループのメンバーとしてはエリートコースを歩んできた。

 北原は2007年、AKB48に第5期生として加入。劇場デビューからわずか4か月での超スピード昇格、デビュー1年足らずでの選抜メンバー入りを果たし、次世代エース候補として大きく注目を集めた。2011年には、大島優子、指原莉乃、横山由依と4人組ユニット・Not yetを結成し、デビューシングル「週末Not yet」はオリコン週間シングルチャートで初登場1位を獲得した。

 輝かしい経歴を持つ北原だが、それでもあと1歩のところで“神7”入り(*注)を果たすことは叶わなかった。その理由には、和を重んじる性格もあるのかもしれない。

【*注:神7/かみせぶん・なな。2009〜2018年まで毎年行われた『AKB48選抜総選挙』において上位7位までに入ること】

 2015年7月に放送された『AKB48裏ストーリー』(CS放送「TBSチャンネル1」)では、スタッフやメンバーから「器用」「すごく良い子」と人柄を絶賛される一方で、「優しすぎるところがある」「自分のことは二の次。人のためを思って行動している」とお人好しすぎる性格を指摘されてもいた。実際に北原自身も「性格的に無理ですからね。他の人を蹴落としてまで上に行こうと全く思わない」と吐露していた。

 しかし、グループ全体を見渡して気配りする人柄だからこそ、北原に対する運営側の采配には厚い信頼が感じられる。2015年にNGT48が結成された際はキャプテンに任命され、芸能界に飛び込んだばかりの年下のメンバーたちを励まし支えた。その功績がファンにも認められてか、最後の総選挙と挑んだ2017年の『第9回AKB48選抜総選挙』では、自己最高の第10位にランクインした。

関連記事

トピックス

割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
3年前に離婚していた穴井夕子とプロゴルァーの横田真一選手(Instagram/時事通信フォト)
《ゴルフ・横田真一プロと2年前に離婚》穴井夕子が明かしていた「夫婦ゲンカ中の夫への不満」と“家庭内別居”
NEWSポストセブン
二刀流かDHか、先発かリリーフか?
【大谷翔平のWBCでの“起用法”どれが正解か?】安全策なら「日本ラウンド出場せず、決勝ラウンドのみDHで出場」、WBCが「オープン戦での調整登板の代わり」になる可能性も
週刊ポスト
高市首相の発言で中国がエスカレート(時事通信フォト)
【中国軍機がレーダー照射も】高市発言で中国がエスカレート アメリカのスタンスは? 「曖昧戦略は終焉」「日米台で連携強化」の指摘も
NEWSポストセブン
テレビ復帰は困難との見方も強い国分太一(時事通信フォト)
元TOKIO・国分太一、地上波復帰は困難でもキャンプ趣味を活かしてYouTubeで復帰するシナリオも 「参戦すればキャンプYouTuberの人気の構図が一変する可能性」
週刊ポスト
世代交代へ(元横綱・大乃国)
《熾烈な相撲協会理事選》元横綱・大乃国の芝田山親方が勇退で八角理事長“一強体制”へ 2年先を見据えた次期理事長をめぐる争いも激化へ
週刊ポスト
2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン