ライフ

大沢悠里、「愛される年寄りになる 若い人に頼り切ってはダメ」

高齢化社会を生き抜くためには“かわいい年寄り”に(写真/アフロ)

 東京をはじめ、関東圏では幅広い年齢層におなじみ。TBSラジオの人気長寿番組『大沢悠里のゆうゆうワイド土曜日版』のパーソナリティーの大沢悠里さん。最近ではインターネットラジオも普及して、全国で聴けるようになった。

 緊急事態宣言下で緊迫感が募る中、番組に寄せられる投書は増加中だという。こんなときこそラジオの力を発揮し、日常を届けたいと言う大沢さん。そんな大沢さんは年の取り方についてよく考えるという。
 
「ぼくももう立派な高齢者。独立してフリーになった50代からとても忙しく、気づいたらこの年になっていました」(大沢さん)

 がむしゃらにがんばっていたときにはわからなかったけれど、いま、人生を俯瞰してみると、“順送り”だとあらためて気づくという。老親の介護と自分の人生を天秤にかけて悩む、現役世代にも響くメッセージだ。

「自分のおむつを替えてくれていた親が年寄りになる。いまの働き盛りも、あっという間に年を取りますよ。そしていま、若い世代の厄介になっている80代、90代が、戦争に行って国を守り復興に尽力した。順送り。みんな同じ道をたどるのです。“お年寄りを大切に”というより、互いに助け合いです。

 番組にお便りを送ってくれるお年寄りは『若い人に年金を払ってもらって申し訳ない』なんて書いてくるけれど、“申し訳ないではなく、ありがたいと思わなきゃね”と。お互いに思いやりや労わりの気持ちを忘れちゃだめですね」

 一方、この長寿社会を生き抜く高齢者に向けては、こんな提言を。

「“かわいい年寄りに”というのは、常々、マムシさん(毒蝮三太夫)が口癖のように言っていることですが、ぼくも同感。愛される年寄りにならなくちゃいけないよね。それには何と言っても自立することが大切。若い人が助けてくれるからといって、頼ってはだめ。そのためにも、健康に気をつけて、いつまでも元気でいることです。もちろん体は傷んでくる。90才の人は90年も心臓を動かしているのだからしかたがない。でも気持ちだけでも自立することはできます」

関連記事

トピックス

自身のYouTubeで新居のルームツアー動画を公開した板野友美(YouTubeより)
《超高級バッグ90個ズラリ!》板野友美「家賃110万円マンション」「エルメス、シャネル」超絶な財力の源泉となった“経営するブランドのパワー” 専門家は「20~30代の支持」と指摘
NEWSポストセブン
濱田よしえ被告の凶行が明らかに(右は本人が2008年ごろ開設したHPより、現在削除済み、画像は一部編集部で加工しております)
「未成年の愛人を正常に戻すため、神のシステムを破壊する」占い師・濱田淑恵被告(63)が信者3人とともに入水自殺を決行した経緯【共謀した女性信者の公判で判明】
NEWSポストセブン
指定暴力団山口組総本部(時事通信フォト)
《外道の行い》六代目山口組が「特殊詐欺や闇バイト関与禁止」の厳守事項を通知した裏事情 ルールよりシノギを優先する現実“若いヤクザは仁義より金、任侠道は通じない”
NEWSポストセブン
志村けんさんが語っていた旅館への想い
《5年間空き家だった志村けんさんの豪邸が更地に》大手不動産会社に売却された土地の今後…実兄は「遺品は愛用していた帽子を持って帰っただけ」
NEWSポストセブン
暑くなる前に行くバイクでツーリングは爽快なのだが(写真提供/イメージマート)
《猛暑の影響》旧車會が「ナイツー」するように 住民から出る不満「夜、寝てるとブンブン聞こえてくる」「エンジンかけっぱなしで眠れない」
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《木漏れ日のなかベビーカーを押す海外生活》眞子さん、苦渋の決断の背景に“寂しい思いをしている”小室圭さん母・佳代さんの親心
NEWSポストセブン
自殺教唆の疑いで逮捕された濱田淑恵被告(62)
《信者の前で性交を見せつけ…》“自称・創造主”占い師の濱田淑恵被告(63)が男性信者2人に入水自殺を教唆、共謀した信者の裁判で明かされた「異様すぎる事件の経緯」
NEWSポストセブン
米インフルエンサー兼ラッパーのリル・テイ(Xより)
金髪ベビーフェイスの米インフルエンサー(18)が“一糸まとわぬ姿”公開で3時間で約1億5000万円の収益〈9時から5時まで働く女性は敗北者〉〈リルは金持ち、お前は泣き虫〉
NEWSポストセブン
「第42回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
《ヘビロテする赤ワンピ》佳子さまファッションに「国産メーカーの売り上げに貢献しています」専門家が指摘
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《総スカン》違法薬物疑惑で新浪剛史サントリー元会長が辞任 これまでの言動に容赦ない声「45歳定年制とか、労働者を苦しめる発言ばかり」「生活のあらゆるとこにでしゃばりまくっていた」
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《エプスタイン事件の“悪魔の館”内部写真が公開》「官能的な芸術品が壁にびっしり」「一室が歯科医院に改造されていた」10代少女らが被害に遭った異様な被害現場
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、インスタに投稿されたプライベート感の強い海水浴写真に注目集まる “いいね”は52万件以上 日赤での勤務をおろそかにすることなく公務に邁進
女性セブン