国内

コロナ禍で大地震発生なら「50万~60万人」の感染者発生も

避難所生活は「3密」が避けがたい(写真/EPA=時事)

 5月上旬、何度も鳴り響いた緊急地震速報は新型コロナウイルス一色になっていた日本人に、この国が「地震大国」であることを再認識させた。頻発するアラームは巨大地震の予兆なのか。私たちはどう備えればいいのか。

 感染拡大ペースが落ち着いてきたとはいえ、首都圏を中心に新型コロナの脅威は収まっていない。この状況下で、大地震が起きたら、どんな事態になるのか。

 死者4958人──。これは1995年の阪神・淡路大震災以降に起きた災害で、震災などによる直接死ではなく、避難途中や避難後に死亡した関連死の人数だ。2016年の熊本地震では関連死が直接死を超えている。災害危機管理アドバイザーの和田隆昌氏は、「避難所」という場所の危険性を指摘する。

「阪神、東日本大震災ではインフルエンザ、熊本地震ではノロウイルスの集団感染が避難所で発生した。感染症はストレスなどによる免疫力の低下で罹患リスクが高くなると考えられています」

 避難所となる体育館や公民館では密閉、密集、密室の“3密”状態は避けがたい。内閣府の試算によると、南海トラフの巨大地震が発生した場合、最大430万人が避難することになるという。

 災害・危機管理情報サービスを提供するスペクティ社は、南海トラフ地震が発生した場合に、避難所で新型コロナの感染者がどれくらい出るかをシミュレーションしている。東日本大震災の避難所でインフルエンザが集団発生した割合や、(クルーズ船の)ダイヤモンド・プリンセス号の感染者数から推定したもので、震災発生後1週間で約16万人、4週間後には約33万人が感染すると予測している。

関連記事

トピックス

悠仁さまの大学進学で複雑な心境の紀子さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、今年秋の園遊会に“最速デビュー”の可能性 紀子さまの「露出を増やしたい」との思いも影響か
女性セブン
グラビアのオファーも多いと言われる中川安奈アナ(本人のインスタグラムより)
《SNSで“インナーちらり笑”》元NHK中川安奈アナが森香澄の強力ライバルに あざとキャラと確かなアナウンス技術で「ポテンシャルは森香澄以上」との指摘
週刊ポスト
不倫が報じられた錦織圭、妻の観月あこ(Instagramより)
《錦織圭・モデル女性と不倫疑惑報道》反対を押し切って結婚した妻・観月あことの“最近の関係” 錦織は「産んでくれたお母さんに優しく接することを心がけましょう」発言も
NEWSポストセブン
お疲れのご様子の雅子さま(2025年、沖縄県那覇市。撮影/JMPA) 
雅子さまにささやかれる体調不安、沖縄訪問時にもお疲れの様子 愛子さまが“異変”を察知し、とっさに助け舟を出される場面も
女性セブン
新キャストとして登場して存在感を放つ妻夫木聡(時事通信フォト)
『あんぱん』で朝ドラ初出演・妻夫木聡は今田美桜の“兄貴分” 宝くじCMから始まった絆、プライベートで食事も
週刊ポスト
不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《美女モデルと不倫》妻・観月あこに「ブラックカード」を渡していた錦織圭が見せた“倹約不倫デート”「3000円のユニクロスウェットを着て駅前チェーン喫茶店で逢瀬」
NEWSポストセブン
永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《永野芽郁に新展開》二人三脚の“イケメンマネージャー”が不倫疑惑騒動のなかで退所していた…ショックの永野は「海外でリフレッシュ」も“犯人探し”に着手
NEWSポストセブン
不倫が報じられた錦織圭、妻の元モデル・観月あこ(時事通信フォト/Instagramより)
《結婚写真を残しながら》錦織圭の不倫報道、猛反対された元モデル妻「観月あこ」との“苦難の6年交際”
NEWSポストセブン
“親友”との断絶が報じられた浅田真央(2019年)
《村上佳菜子と“断絶”報道》「親友といえど“損切り”した」と関係者…浅田真央がアイスショー『BEYOND』にかけた“熱い思い”と“過酷な舞台裏”
NEWSポストセブン
「松井監督」が意外なほど早く実現する可能性が浮上
【長嶋茂雄さんとの約束が果たされる日】「巨人・松井秀喜監督」早期実現の可能性 渡邉恒雄氏逝去、背番号55が空席…整いつつある状況
週刊ポスト
2人の間にはあるトラブルが起きていた
《浅田真央と村上佳菜子が断絶状態か》「ここまで色んな事があった」「人の悪口なんて絶対言わない」恒例の“誕生日ツーショット”が消えた日…インスタに残された意味深投稿
NEWSポストセブン
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン