ピンクのマスクがさわやかな百恵さんは、買い物へ出かけた(2020年5月末)

「デビュー直後の祐太朗さんは、三浦という姓を隠していました。両親の七光りと言われたくなかったのでしょう。取材で家族の話になると、明らかに顔色が変わった時期も。しかし、どんな親でもわが子にはチャンスを与え、生かしてもらいたいはず。祐太朗さんのプライドを傷つけないように、自身のカバーアルバムをさりげなくすすめたのは、百恵さんだそうです」(前出・音楽関係者)

 自分が母の歌を歌うことで、母のファンが怒りはしないか──祐太朗はそんな心配もしたが、「自分が生きているうちにカバーアルバムを出してもらえて、それも息子の声で聴けるなんてうれしい」とレコード会社からのオファーを受けるか悩む祐太朗の背中を押したのも、百恵さんだった。実際、このアルバムが2017年に発売されると、祐太朗の存在を知った百恵さんファン、また、百恵さんの楽曲に触れた若い世代も増えて、チャレンジは大成功だった。

 この頃の様子について百恵さんを知る音楽業界関係者はこう話す。

「相変わらず祐太朗くんを守り続ける人だなと思いましたね。有名ですが、祐太朗くんの入園式には、一家を撮ろうと殺到したカメラマンに対して、平手打ちをして子供を守った。そのすきに、友和さんがカメラを奪い取るコンビプレーでしたね。百恵ちゃんは母の手一つで育った家庭だったから、余計に家族の輪を乱すものに敏感に反応していたようにも見えました」

 しかし、どんなにサポートを惜しまない母親にも介入できない領域がある。わが子の恋愛だ。

「祐太朗さんは、大学生のときに結婚を意識して交際していた女性から、突然、別れを告げられて女性不信に陥ってしまいます。それを機に、これまでも好きだったアニメにさらにのめり込むようになり、以来、祐太朗さんは2次元、つまりアニメの世界の女性キャラクターに恋するようになったのです」(前出・芸能関係者)

 しかも、1人のキャラクターに入れあげるのではなく、“嫁”と呼ぶお気に入りのキャラクターを増やしていくことを楽しむ筋金入り。

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