芸能

篠原涼子、鈴木保奈美、飯島直子…相次ぐ「芸能界コロナ離婚」即決する女性たち

鈴木保奈美

石橋貴明との23年に及ぶ夫婦生活にピリオドを打った鈴木保奈美

 コロナ禍で有名人夫婦の電撃離婚が続いている。その背景には何があるのか──。コラムニストで放送作家の山田美保子さんが分析する。

 * * *

“離婚の、りの字”もなかった夫婦の電撃離婚が続いている

 近年、芸能人の離婚のニュースでは、他人からすれば決定的なことがあるように見えても、「離婚の原因は1つではないハズ」という声がよく聞かれます。加えて昔から「夫婦のことは夫婦にしかわからない」とも。

 ですから、1つのワードでくくることは極めて乱暴だとは思いつつ、芸能史をひもといても、短期間で、こんなにも大物の離婚が連発したことはなくて……。私はこれを「芸能界コロナ離婚」と呼びたいと思っています。

 まずは、この1年半ほどで離婚した&離婚していたことを発表した有名人を振り返ってみましょう。あまりにも多いので、ご主人の名前は割愛させていただきますね。直近から遡っていくと、長谷川京子サン(43才)、飯島直子サン(53才)、丸岡いずみサン(50才)、篠原涼子サン(48才)、鈴木保奈美サン(55才)、福原愛さん(33才)、八代亜紀サン(71才)、前田敦子サン(30才)、吉瀬美智子サン(46才)、杉原杏璃サン(39才)、熊谷真実サン(61才)、KEIKOさん(49才)、真山景子サン(43才)、入山法子サン(36才)、中林美和サン(42才)、杏サン(35才)、坂井真紀サン(51才)……と、こんなにも、いらっしゃる。しかも、大物揃いで、“離婚の、りの字”もなかった夫婦の電撃離婚が続いているのです。

 個人的に、もっとも驚いたのは、石橋貴明サン(60才)と鈴木保奈美サンの直後に市村正親サン(72才)と篠原涼子サンが離婚したことでした。

 わが家は石橋ファミリーと“ご近所”で、行きつけの焼き鳥屋さんで貴サン、保奈美サ  ン、3人の娘さんをたびたびお見かけしていたものです。個室がない、どちらかといえば“サラリーマンの殿堂”といったタイプの店なのですが、ファミリーの定位置は、入り口近くのもっとも目立つ席。どうして、そんな席に通すのかと店長さんに尋ねたところ、「貴サンは、娘さんたちを特別扱いしないようにしている」と。え? 保奈美サンもそれでいいの?と思ったものですが、“妻”としてというより“母”として従っているように見えていました。ドラマ『SUITS/スーツ2』(フジテレビ系)で、女優さんとしてさらに輝きを増した保奈美サンは、こうした日常の積み重ねよりも、「幸村チカ」のような刺激的な日々の方に惹かれたということなのでしょうか。離婚後初の大きなお仕事が2022年春夏のパリ・ファッションウィーク(PFW=パリ・コレクション)の公式アンバサダーというのが、彼女の想いをすごく物語っている気がします。

 そして、市村サン、篠原サンとは、別々に『1周回って知らない話』(日本テレビ系)で共演させていただきました。調べてみたら、市村サンの出演日が2017年の11月で、篠原サンは2020年の4月。最近です。

 トークバラエティー番組の中でも、特にゲストの素顔を掘り下げる番組。それでも俳優さんや女優さんの場合、「家族の話はNG」としているかたも少なくないのですが、おふたりとも、夫婦や子供さんについてのお話をかなりなさっていたものです。離婚後、篠原サンに投下された“文春砲”の中身を知ることになってからは、篠原サンを、女優だわ~と感心するばかりでした。そんな素振りはまったくお見せになっていなかったので。

 しかも、お仕事的に“無傷”だというのは、世間がこの離婚に理解を示しているということなんですかね。

 そして有村昆さん(45才)と丸岡いずみサンの離婚については、アリコンさんが“復帰”後初のテレビ番組『バイキングMORE』(フジテレビ系)に出演されたときに隣に座らせていただきました。“月曜レギュラー”のアンミカさん(49才)、野々村友紀子さん(47才)、高橋真麻サン(40才)がアリコンさんに集中砲火を浴びせたことを覚えていらっしゃるかたも多いでしょう。

 プライベートでも夫婦を知るアンさんや真麻サンは、あれでも言いたいことの半分ほどはのみ込んだのだと聞きました。

 アンさんの指摘で思い出したのですが、「アリコンは、コロナ禍の中で、舞台で最初にクラスターを出して」と。自身が原案を担当した舞台で多数の観客がコロナに感染し、夫婦も陽性になってしまった。なのに“ラブホ密会”するとはと女性陣の怒りが収まることはなかったのです。

 丸岡サンは報道番組のキャスターでしたから、感染対策を怠る夫に対して人一倍、落胆されたのではとも思い、離婚原因は“ラブホ密会”だけではないんだなと思った次第です。

関連記事

トピックス

お笑いコンビ「ガッポリ建設」の室田稔さん
《ガッポリ建設クズ芸人・小堀敏夫の相方、室田稔がケーブルテレビ局から独立》4月末から「ワハハ本舗」内で自身の会社を起業、前職では20年赤字だった会社を初の黒字に
NEWSポストセブン
”乱闘騒ぎ”に巻き込まれたアイドルグループ「≠ME(ノットイコールミー)」(取材者提供)
《現場に現れた“謎のパーカー集団”》『≠ME』イベントの“暴力沙汰”をファンが目撃「計画的で、手慣れた様子」「抽選箱を地面に叩きつけ…」トラブル一部始終
NEWSポストセブン
母・佳代さんのエッセイ本を絶賛した小室圭さん
小室圭さん “トランプショック”による多忙で「眞子さんとの日本帰国」はどうなる? 最愛の母・佳代さんと会うチャンスが…
NEWSポストセブン
春の雅楽演奏会を鑑賞された愛子さま(2025年4月27日、撮影/JMPA)
《雅楽演奏会をご鑑賞》愛子さま、春の訪れを感じさせる装い 母・雅子さまと同じ「光沢×ピンク」コーデ
NEWSポストセブン
自宅で
中山美穂はなぜ「月9」で大記録を打ち立てることができたのか 最高視聴率25%、オリコン30万枚以上を3回達成した「唯一の女優」
NEWSポストセブン
「オネエキャラ」ならぬ「ユニセックスキャラ」という新境地を切り開いたGENKING.(40)
《「やーよ!」のブレイクから10年》「性転換手術すると出演枠を全部失いますよ」 GENKING.(40)が“身体も戸籍も女性になった現在” と“葛藤した過去”「私、ユニセックスじゃないのに」
NEWSポストセブン
「ガッポリ建設」のトレードマークは工事用ヘルメットにランニング姿
《嘘、借金、遅刻、ギャンブル、事務所解雇》クズ芸人・小堀敏夫を28年間許し続ける相方・室田稔が明かした本心「あんな人でも役に立てた」
NEWSポストセブン
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《真美子さんの献身》大谷翔平が「産休2日」で電撃復帰&“パパ初ホームラン”を決めた理由 「MLBの顔」として示した“自覚”
NEWSポストセブン
不倫報道のあった永野芽郁
《ラジオ生出演で今後は?》永野芽郁が不倫報道を「誤解」と説明も「ピュア」「透明感」とは真逆のスキャンダルに、臨床心理士が指摘する「ベッキーのケース」
NEWSポストセブン
渡邊渚さんの最新インタビュー
元フジテレビアナ・渡邊渚さん最新インタビュー 激動の日々を乗り越えて「少し落ち着いてきました」、連載エッセイも再開予定で「女性ファンが増えたことが嬉しい」
週刊ポスト
主張が食い違う折田楓社長と斎藤元彦知事(時事通信フォト)
【斎藤元彦知事の「公選法違反」疑惑】「merchu」折田楓社長がガサ入れ後もひっそり続けていた“仕事” 広島市の担当者「『仕事できるのかな』と気になっていましたが」
NEWSポストセブン
お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(61)と浜田雅功(61)
ダウンタウン・浜田雅功「復活の舞台」で松本人志が「サプライズ登場」する可能性 「30年前の紅白歌合戦が思い出される」との声も
週刊ポスト