国内

秋篠宮ご夫妻の「美智子さまファースト」、誕生日会見での発言にも注目集まる

ご体調は万全とは言いがたいという(2019年9月、東京・文京区。写真/JMPA)

ご体調は万全とは言いがたいという(2019年9月、東京・文京区。写真/JMPA)

“将来の国母”紀子さまが抱えられる「次の天皇家」の迷走という深き悩み。その難局を乗り切るためにすがったのは、“かつての国母”美智子さまだった。美智子さまの存在感はいまだ大きいが、それに頼り切る秋篠宮家の足元は、あまりに脆く、危うい。

 美智子さまにとって、2021年の年末は例年にも増してお喜びが重なった。かわいい孫の愛子さまが20才の節目を迎えられ、58才の誕生日を迎えられた雅子さまには直接お祝いのメッセージを伝えられた。12月23日には上皇陛下が米寿を迎えられる。だが、皇室の未来を支える秋篠宮家は難局に直面している。

 眞子さんは小室圭さんと結婚してニューヨークに渡ったが、小室さんは司法試験に不合格。結婚に至る過程で生じた国民の疑問に対し、十分な説明もしなかった。佳子さまはそれでも小室夫妻を一貫して庇い続け、一部の国民の声を“誤った情報”“誹謗中傷”などと切って捨てた。

 一方、秋篠宮さまは、11月30日の誕生日会見で小室さんのことを「娘の夫」と呼び、決して名前を口にされなかった。また現在、お茶の水女子大学附属中学校3年生の悠仁さまは多感な時期を迎えられ、荒々しい言動が目立つようになったという。

 まさに“空中分解”と言っていい状態だが、それでも現行の皇室典範では、皇統は現在の天皇家から秋篠宮家へと継がれていく。

「次世代の天皇家が分裂状態というのは、前代未聞の危機的状況といえます。それでもなんとか保てているのは、美智子さまの存在あってこそです。それを充分にわかっているから秋篠宮ご夫妻はますます美智子さまに頼られるようになっているように見えます」(宮内庁関係者)

「長男夫婦」と「次男夫婦」の距離

 美智子さまと秋篠宮家の関係は、これまでも良好だった。

「秋篠宮さまと紀子さまとの婚約内定は1989年。当時、紀子さまは“3LDKのプリンセス”と話題になり、“紀子さんスマイル”と気さくなお人柄で世間を魅了しました。美智子さまも“きこちゃん”とお呼びになり、実の娘のように接されていました」(皇室ジャーナリスト)

 1990年に結婚され、翌1991年に長女の眞子さんが誕生。1994年には佳子さまがお生まれになり、明るいニュースが続いた。

「紀子さまは美智子さまの一挙手一投足を熱心に観察され、言葉遣いや立ち居振る舞いを参考にされているようでした。宮内庁の内部では、“勉強熱心でいらっしゃる”と評判でしたね。毎週のようにお子さま方と一緒に美智子さまのもとに足を運ばれ、さまざまなことを吸収されようとしていたようです」(前出・皇室ジャーナリスト)

 一方、1993年に当時皇太子だった天皇陛下が雅子さまと結婚され、2001年に愛子さまが誕生された。だが、「長男夫婦」と「次男夫婦」では、美智子さまとの距離の差は歴然としていた。

「秋篠宮家のお子さま方とは頻繁にお会いでしたが、雅子さまや愛子さまと触れ合われる機会は極端に少なく、“嫁姑問題”が囁かれたほどでした」(前出・皇室ジャーナリスト)

 そんななか、2006年に41年ぶりの男性皇族である悠仁さまが誕生された。

「ますます距離感は縮まり、紀子さまが“皇室の子育て”について美智子さまに教えを請うこともあったといいます。ですがいまになって思えば、美智子さまは危機感も抱かれていたのではないでしょうか。次男の秋篠宮さまは奔放な一面をお持ちでした。皇室の前例を踏襲することに疑問を持たれることも多かった。そんな秋篠宮さまが“次の天皇”を育てられることを気にかけていらっしゃったようにも思うのです」(前出・皇室ジャーナリスト)

 重責を背負うことになり、一宮家から、世間の見方も少しずつ変わってきた秋篠宮家。それは、上皇陛下が退位され時代が変わり、秋篠宮さまが皇嗣となられると、より顕著になっていった。その流れの中で勃発したのが、眞子さんの結婚にまつわる問題だった。

関連記事

トピックス

近年ゲッソリと痩せていた様子がパパラッチされていたジャスティン・ビーバー(Guerin Charles/ABACA/共同通信イメージズ)
《その服どこで買ったの?》衝撃チェンジ姿のジャスティン・ビーバー(31)が“眼球バキバキTシャツ”披露でファン困惑 裁判決着の前後で「ヒゲを剃る」発言も
NEWSポストセブン
2025年10月末、秋田県内のJR線路で寝ていた子グマ。この後、轢かれてペシャンコになってしまった(住民撮影)
《線路で子グマがスヤスヤ…数時間後にペシャンコに》県民が語る熊対策で自衛隊派遣の秋田の“実情”「『命がけでとったクリ』を売る女性も」
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
文化勲章受章者を招く茶会が皇居宮殿で開催 天皇皇后両陛下は王貞治氏と野球の話題で交流、愛子さまと佳子さまは野沢雅子氏に興味津々 
女性セブン
各地でクマの被害が相次いでいる(右は2023年に秋田県でクマに襲われた男性)
「夫は体の原型がわからなくなるまで食い荒らされていた」空腹のヒグマが喰った夫、赤ん坊、雇い人…「異常に膨らんだ熊の胃から発見された内容物」
NEWSポストセブン
雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA
【天皇陛下とトランプ大統領の会見の裏で…】一部の記者が大統領専用車『ビースト』と自撮り、アメリカ側激怒であわや外交問題 宮内庁と外務省の連携ミスを指摘する声も 
女性セブン
相次ぐクマ被害のために、映画ロケが中止に…(左/時事通信フォト、右/インスタグラムより)
《BE:FIRST脱退の三山凌輝》出演予定のクマ被害テーマ「ネトフリ」作品、“現状”を鑑みて撮影延期か…復帰作が大ピンチに
NEWSポストセブン
名古屋事件
【名古屋主婦殺害】長らく“未解決”として扱われてきた事件の大きな転機となった「丸刈り刑事」の登場 針を通すような緻密な捜査でたどり着いた「ソフトテニス部の名簿」 
女性セブン
今年の6月に不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《世界ランキング急落》プロテニス・錦織圭、“下部大会”からの再出発する背景に不倫騒と選手生命の危機
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる(左/時事通信フォト)
《空腹でもないのに、ただただ人を襲い続けた》“モンスターベア”は捕獲して山へ帰してもまた戻ってくる…止めどない「熊害」の恐怖「顔面の半分を潰され、片目がボロり」
NEWSポストセブン
カニエの元妻で実業家のキム・カーダシアン(EPA=時事)
《金ピカパンツで空港に到着》カニエ・ウエストの妻が「ファッションを超える」アパレルブランド設立、現地報道は「元妻の“攻めすぎ下着”に勝負を挑む可能性」を示唆
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さんの胸キュンワンシーンが話題に(共同通信社)
《真美子さんがウインク》大谷翔平が参加した優勝パレード、舞台裏でカメラマンが目撃していた「仲良し夫婦」のキュンキュンやりとり
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の発生時、現場周辺は騒然とした(共同通信)
「子どもの頃は1人だった…」「嫌いなのは母」クロスボウ家族殺害の野津英滉被告(28)が心理検査で見せた“家族への執着”、被害者の弟に漏らした「悪かった」の言葉
NEWSポストセブン