たった1人で泊まらせた
冒頭のシーンに戻ろう。海老蔵に手招きされた女性がその邸宅の中に消え、あたりはまた静かになった。深夜、再びシャッターが開き、海老蔵の運転する高級外車が出てきた。助手席にはさきほどの女性が座っている。車は降りしきる雨の中へと消えていった。女性は、関東近県に暮らす20代のY子さんだ。
「お父さんが日本人、お母さんが東南アジア出身で、普段は一般企業で事務の仕事をしています。お酒とカラオケが好きなふつうの女の子ですよ」(Y子さんの知人)
『女性セブン』は2022年4月7・14日号で、海老蔵の「多重交際」を報じた。SNSを中心に活動するインフルエンサー女性との「まん防」下での深夜デートや、都内や福岡のホテルで一般女性と密会する様子を伝えた。海老蔵から「SNSナンパ」され、2万円を渡されて関係を持ったという女性も紹介した。だがY子さんは、そのどの女性とも違った“新しい女性”である。
その翌日のことだ。夜11時過ぎ、海老蔵の運転する車が、再び思い出の邸宅の車庫から飛び出してきた。助手席には、Y子さんとも違う、また別の女性の影が見える。車はどこへ向かうわけでもなく、春の夜の都内をドライブする。
大通りで車が止まった。運転席を降りた海老蔵は、ぐるりと助手席側に回り、女性をエスコート。黒いレザージャケットに黒のスキニーパンツを合わせた女性だ。暗がりでも艶のある茶色のロングヘアが目を引く。
この女性は『女性セブン』2022年4月7・14日号で報じた、海老蔵のホテルデートの相手の「B美さん」だった。そのときのデートは昼下がり。海老蔵は仕事のランチミーティングを終えると、すぐ近くの高級シティホテルの一室に入っていった。
海老蔵はいつもこのホテルのサウナを利用しており、その様子はしばしばブログにアップされる。しかし、そのサウナの前後、ブログで触れることは決してないが、部屋で女性と逢瀬を楽しむことは少なくないようだ。そのホテルの部屋で待っていたのがB美さんだった。ゆっくりとふたりきりの部屋でデートした後、海老蔵は彼女を助手席に乗せて、ホテルを後にした。
海老蔵にとって、多くの女性のなかでも、B美さんは特別な存在なのだろう。
《この車はもう何年も変えてません。この車には麻央との思い出が沢山あるので、変えられない(中略)おじいさんになるまでこの車は変えたくないな》
海老蔵は自身のブログにそう綴ったことがある。生来の車好きだという海老蔵は、短いと3か月ほどで乗り換えることもあったという。しかし、3000万円はくだらない超高級外車だけは、ブログに書いたように長く乗り続けている。海老蔵がB美さんを助手席に乗せ“ドライブ・マイ・カー”した車にも、麻央さんとの思い出が詰まっていた。