坂上:(笑い)皆さんをすり減らしてしまったのはぼくのせいです。「申し訳ありません」よりは「本当にありがとうございました」と感謝ですね。

山田:そんな坂上サンだからこそ、私は『さかがみ家』について心配なことがいくつかあるんです。日頃から男気に溢れていて大きな勝負に挑んでしまう坂上サンが、ここでも同じようにひとりで抱え込んでしまうのではないかと。

 だって坂上サンは、つらくて悲しい愛犬の旅立ちも、ずいぶん経ってからブログに綴るだけで現場では決して口にしませんよね。それにミルボラ(子猫や子犬にミルクを与える動物ボランティア)だけのハズだった猫ちゃん4匹も、財津1郎、坂上2郎、北島3郎、伊藤4朗として受け入れてしまうでしょ。“預かり”(里親が見つかるまでの一時預かり)はできないのでは?

坂上:(爆笑)一気に、まくしたてましたね。でも山田サン、心配しすぎ! それはぼくを応援してくれる気持ちと山田サンの動物に対する考えが入り交じっているからだと思うんですが、ぼくは『バイキング〜』が終わっても、別のフィールドで叩かれるようなことをやり始めたんだなということを理解もしているし覚悟もしています。

 ここでは未経験の人たちにもスタッフになってもらうので、それに対しては早速、いろいろ言われているらしい。実は初めてスタッフでグループLINEというのを作ったんですけど、今朝も「ネットの声に一喜一憂しないでください」と入れたところです。

山田:よかった。“グループ”で分かち合えているんですね。でも、もう1つ心配があるんです。こんなに素晴らしい施設でのびのび暮らしていたワンコちゃんを、たとえばウチのような小さなマンションに迎え入れるのは忍びない。『さかがみ家』で坂上サンと一緒にいた方が幸せだったのでは?って思っちゃうかも……。

坂上:あ、それを懸念される声はありましたね。ただぼく、ここをいわゆるシェルターっぽくはしたくなかったんです。「人と暮らす」ということは、こんなにも安心できるんだよ。決まった時間にお散歩に行って、ごはんをもらえて、一緒にお昼寝できるんだよっていうことを知ってもらって、もう一度、人間を信頼しなおしてほしいと思っていたので。

 確かに設備としては、ここでは木製品にこだわったり、広いドッグランや、DIYが得意な森泉チャン(39才)やユージくん(34才)が作ってくれたキャットタワーなど、充分すぎるものができました。でもぼく、いちばん大事なのは、ここにいるワンコやニャンコを迎えてくれる里親さんの選別だと思っているんです。その家がたとえマンションであろうが庭がなかろうが、その人がどれだけ動物に時間を割けて愛情を傾けられるかだと思っているんで……。

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