エリザベス女王は英国の君主、美智子さまは天皇陛下の母で眞子さん佳子さまの祖母という、立場の違いはある(写真/JMPA)
エリザベス女王と美智子さまとの立場の違い
すでに成人を迎えている秋篠宮家の次女・佳子さまや、天皇家の長女・愛子さまのご結婚も、そう遠くない未来かもしれない。眞子さんの結婚の余波が残り続けている状況は、好ましいとは言えないだろう。美智子さまの米寿は、そういった印象を払拭する数少ない好機と言える。
しかし、英王室のようには事は進まなさそうだ。その要因は、エリザベス女王と美智子さまとの立場の違いにある。
「英王室においては、エリザベス女王が『君主』です。一方、現在の皇室の“長”は天皇陛下です。陛下は眞子さんの結婚に際しての儀式の1つである『朝見の儀』を、自らの判断で行わなかったことを、今年2月の誕生日会見で明言されました。この意味は重い。皇室として、“ふたりの結婚が歓迎される状況にならなかった”とおっしゃったも同然だからです。
美智子さまの米寿は、お身内にとってのお祝い事です。しかし、宮内庁がまったくかかわらないというものではありません。プライベートのことではあっても、公的な要素を切り離すことはできないのです。そうした場に眞子さんを招くには、大きなハードルが残されていると言えます。少なくとも、陛下がその“お許し”を出すわけにはいかない。だからこそ、美智子さまの“お気持ち”がもつ意味は大きいのです」(宮内庁関係者)
美智子さまが米寿を迎えられる日、眞子さんはどこでどのように過ごすのだろうか。
※女性セブン2022年6月23日号