眞子さん誕生の翌年、当時皇后だった美智子さまは、初孫誕生の喜びをそう歌に表現された。愛情の深さは、いずれは嫁いで皇室を出る将来も見据え、ユニークな形を取ることもあったという。
「眞子さんが小学生の頃のことです。美智子さまの発案で、内廷皇族の食事を取り仕切る宮内庁大膳課が、のれんやカウンターをしつらえた即席の“寿司店”を作ったことがありました。お客さんは、現在の上皇ご夫妻や秋篠宮ご一家です。美智子さまは、将来外食する際に戸惑わないよう、注文の仕方などを学ばせようと考えられたのです。
美智子さまは、紀宮さま(黒田清子さん)にも同様の教育を授けられたことがあります。つまり、眞子さんにわが子のように接してこられたのです」(別の皇室ジャーナリスト)
いかなる環境におかれても、不自由のないように──そうした気遣いを欠かさなかった祖母を祝うために、眞子さんが遠路はるばる駆けつけることになるのだ。
「一時金を辞退し、結婚にまつわる行事を行わなかったとはいえ、小室さんの母・佳代さんの金銭トラブルへの説明不足や、一方的な文書発表に終始した会見など、国民の中にはいまだ小室さん夫婦に対する懐疑的な意見は多くあります。
さらに、秋篠宮さまと懇意のジャーナリストが5月に出版した著書で、秋篠宮さまご自身の率直な気持ちが明かされました。娘の幸せを願う一方、戸惑いがあったことも赤裸々に綴られています。
この先、美智子さまと眞子さんが、二度とお会いになれない未来があってはなりません。しかし、残された時間が無限にあるわけではない。美智子さまのお祝いのためであれば、世論の手前、眞子さんが帰国する“大義名分”が立ちます。ヘンリー王子のように、小室さんを伴わない帰国であれば、いくぶんか逆風も弱まるでしょう。さらに、秋篠宮ご夫妻との対話の場が持てれば、“禊ぎの里帰り”にもなり得るのではないか」(前出・皇室ジャーナリスト)