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ご静養を取りやめた天皇家、家族旅行に出かけた秋篠宮家 対照的な「旅」への姿勢

那須御用邸での静養は、天皇ご一家にとってかけがえのない時間だ(2019年8月、栃木県那須町。写真/JMPA)

那須御用邸での静養は、天皇ご一家にとってかけがえのない時間だ(2019年8月、栃木県那須町。写真/JMPA)

 紀子さまにとって、悠仁さまの健やかなご成長ぶりは大きな喜びだろう。それは同時に「親離れ」が近づくことを意味する。だがこの夏に宮邸を離れて“ご家族で過ごす時間”を持たれたことが、皇室に思わぬ対比を招くことになった──。

 9月1日から新学期を迎えられた秋篠宮家長男・悠仁さま。高校に入って最初の夏休みは、充実の時となった。7月下旬に学校行事で2泊3日の校外合宿に参加し、8月19日からは長野県の栂池高原に私的な旅行へ出かけられた。さらに8月25日から27日まで、秋篠宮ご夫妻とご一緒に八ヶ岳への家族旅行に向かわれた。

 皇嗣となられた秋篠宮さまは、紀子さまとともに多くの公務を精力的に担われている。7月以降に限っても、都内のみならず、静岡県や徳島県での地方公務に臨まれた。また、9月27日に予定されている安倍晋三元首相の国葬にも、秋篠宮ご夫妻が出席する方向で調整が進められている。八ヶ岳旅行は、その間隙を縫ってのリラックスタイムだったのかもしれない。

「来年、悠仁さまが高校2年生になられると、“受験”の二文字も頭をもたげますからね。悠仁さまの東大進学が悲願だとされている紀子さまにしてみれば、夏休みに悠仁さまと出かけられるのもいまのうち……とお考えになったのだと思います」(宮内庁関係者)

 秋篠宮家にとってはかけがえのない夏の旅行となったようだが、天皇家とは正反対の決断となった。宮内庁は8月18日、天皇ご一家が夏の静養を取りやめられたことを明らかにした。

「那須御用邸(栃木県)での静養が検討されていましたが、一定数の職員も滞在するため感染対策が難しかった。仮に感染者が出た場合、地域医療に負担をかけかねないという配慮から、取りやめられました」(皇室記者)

 かねて、雅子さまは那須御用邸が「お気に入り」と言われてきた。

「宮内庁内部には、“どうにかして静養に出かけていただきたい”という意見もあったようです。静養時、駅頭などに一般の人が集まる光景が恒例ですが、クラスターが起きてしまっては大変ですから、お車で向かうことなども検討されていたといいます。それでも、お考えは変わらなかった」(前出・皇室記者)

 その姿勢は、愛子さまも充分理解されている。現在学習院大学3年生の愛子さまは、2020年4月の入学以降、キャンパスへはほとんど通わず、オンラインで講義を受けられている。

「愛子さまご自身がご両親を慮られ、外出しないお考えを示されているといいます。夏休みが終われば大学も後期に入りますが、引き続きオンラインで授業を受けられる予定です」(別の宮内庁関係者)

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