芸能

松本人志と爆笑問題が2年連続で共演 芸人同士の「共演NG」はなぜ消えた?

芸人の「共演NG」という言葉を普及させたのは松本人志だった(時事通信フォト)

芸人の「共演NG」という言葉を普及させたのは松本人志だった(時事通信フォト)

 もはや“共演NG”は死語なのか──。昨年に引き続き、松本人志やナインティナイン、中居正広など豪華なメンバーがMCを務める『FNSラフ&ミュージック2022~歌と笑いの祭典~』(フジテレビ系)が9月10日から2夜連続で4時間以上にわたって生放送された。石川さゆり、KOH+(福山雅治・柴咲コウ)、ASKA、浜崎あゆみ、乃木坂46、Snow Manなどのアーティスト、爆笑問題、ナイツ、チョコレートプラネット、かまいたち、ミルクボーイなどのお笑い芸人が出演した。テレビ局関係者が話す。

「かつてフジテレビの夏の大型特番といえば、『FNS27時間テレビ』がありました。コロナ禍を理由に2020年から休止中ですが、経費のかかり方も半端ないですし、コロナが完全に明けて後に復活するとは考えづらい。『FNSラフ&ミュージック』が話題を呼んでいますし、夏の大型特番はこちらに移行したと言っていいのでは」

 1日目にはかつて松本人志と“共演NG”と言われていた爆笑問題が2年連続で登場した。芸能記者が解説する。

「1994年に太田光が雑誌『ホットドッグ・プレス』の連載コラムで、当時アディダスをよく着ていた松本について『アディダスの広告塔か! あの無神経さは信じられない!』と書いたことで、松本が激怒。フジテレビに爆笑問題の2人を呼び出し、土下座をさせたと言われています。週刊誌にも取り上げられましたし、2001年に出版された浅草キッドの『お笑い 男の星座』でも1章を割かれて、松本と太田の不仲が綴られていた。芸能界には周知の事実となり、一生共演はないと思われていました。だから去年の共演は衝撃的でしたし、ニュースとしても取り上げられました」

 同じく“犬猿の仲”と報じられていたとんねるずとダウンタウンが共演した2014年の『笑っていいとも!グランドフィナーレ』(フジテレビ系)でも、松本と太田は同じアルタのスタジオに立っていたが、言葉は交わしていなかった。

 9月10日の『FNSラフ&ミュージック』では、漫才終了後のトークで太田が4月の吉本興業110周年記念公演で31年ぶりに披露されたダウンタウンの漫才について、「あんなの見逃せないじゃない。ダウンタウンが久々に漫才をやるなんて、そりゃ興味はありますよ」と配信チケットを買って視聴したと告白。

 松本が「太田はM-1の審査員とかやれへんの?」と質問すると、太田は「審査員なんか、だって俺できないですよ。またどうせボケちゃうし。俺、絶対我慢できない。(100点満点で)1点とか入れちゃうもん」と真面目に答えた。前出のテレビ局関係者は興奮を隠せない。

「太田さんが『ダウンタウン』と言ったり、松本さんが『太田』と呼んだり、お互いの名前を言い合う場面もあり、かつてのわだかまりは全く感じられませんでしたね。10月8日のTBS『お笑いの日』では、浜田雅功さんを含めたダウンタウンと爆笑問題の共演も実現するようで楽しみです」

関連記事

トピックス

事実上の戦力外となった前田健太(時事通信フォト)
《あなたとの旅はエキサイティングだった》戦力外の前田健太投手、元女性アナの年上妻と別居生活 すでに帰国の「惜別SNS英文」の意味深
NEWSポストセブン
1992年にデビューし、アイドルグループ「みるく」のメンバーとして活躍したそめやゆきこさん
《熱湯風呂に9回入湯》元アイドル・そめやゆきこ「初海外の現地でセクシー写真集を撮ると言われて…」両親に勘当され抱え続けた“トラウマ”の過去
NEWSポストセブン
笑顔に隠されたムキムキ女将の知られざる過去とは…
《老舗かまぼこ屋のムキムキ女将》「銭湯ではタオルで身体を隠しちゃう」一心不乱に突き進む“筋肉道”の苦悩と葛藤、1度だけ号泣した過酷減量
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:
【激太りの近況】水原一平氏が収監延期で滞在続ける「家賃2400ドル新居」での“優雅な生活”「テスラに乗り、2匹の愛犬とともに」
NEWSポストセブン
折田楓氏(本人のinstagramより)
「身内にゆるいねアンタら、大変なことになるよ!」 斎藤元彦兵庫県知事と「merchu」折田楓社長の“関係”が県議会委員会で物議《県知事らによる“企業表彰”を受賞》
NEWSポストセブン
“ボディビルダー”というもう一つの顔を持つ
《かまぼこ屋の若女将がエプロン脱いだらムキムキ》体重24キロ増減、“筋肉美”を求めて1年でボディビル大会入賞「きっかけは夫の一声でした」
NEWSポストセブン
チームを引っ張るドミニカ人留学生のエミールとユニオール(筆者撮影、以下同)
春の栃木大会「幸福の科学学園」がベスト8入り 元中日監督・森繁和氏の計らいで来日したドミニカ出身部員は「もともとクリスチャンだが幸福の科学のことも学んでいる」と語る
NEWSポストセブン
横山剣(右)と岩崎宏美の「昭和歌謡イイネ!」対談
【横山剣「昭和歌謡イイネ!」対談】岩崎宏美が語る『スター誕生!』秘話 毎週500人が参加したオーディション、トレードマークの「おかっぱ」を生んだディレクターの“暴言”
週刊ポスト
”乱闘騒ぎ”に巻き込まれたアイドルグループ「≠ME(ノットイコールミー)」(取材者提供)
《現場に現れた“謎のパーカー集団”》『≠ME』イベントの“暴力沙汰”をファンが目撃「計画的で、手慣れた様子」「抽選箱を地面に叩きつけ…」トラブル一部始終
NEWSポストセブン
母・佳代さんのエッセイ本を絶賛した小室圭さん
小室圭さん “トランプショック”による多忙で「眞子さんとの日本帰国」はどうなる? 最愛の母・佳代さんと会うチャンスが…
NEWSポストセブン
春の雅楽演奏会を鑑賞された愛子さま(2025年4月27日、撮影/JMPA)
《雅楽演奏会をご鑑賞》愛子さま、春の訪れを感じさせる装い 母・雅子さまと同じ「光沢×ピンク」コーデ
NEWSポストセブン
自宅で
中山美穂はなぜ「月9」で大記録を打ち立てることができたのか 最高視聴率25%、オリコン30万枚以上を3回達成した「唯一の女優」
NEWSポストセブン