何度別れようとしても、引き戻される生活に華原は疲れ果てていた。今回の“再出発”にも、不安は残る。
「実はA氏はこの数年、会社の資金繰りに困っているようなんです。2度にわたって税金を滞納し、今年2月と7月に地元に所有する不動産を差し押さえられています。芸能事務所を経営しているとはいえ、華原さん以外に売れっ子を抱えているわけではなく、彼女に辞められては立ちゆかなくなるというのが本音でしょう」(別の芸能関係者)
茨城県南部の田園地帯に周囲でもひときわ目立つお城のような邸宅がある。複数の自治体から差し押さえられているこの家は2007年にA氏が建てた豪邸だ。20代のとき、建設業の会社を起業したA氏は、多くの従業員を抱え、一時は東京にも営業所を出すほど順調に事業を拡大していた。
「若い頃、政治運動にのめり込んで街宣車に乗っていたこともあるが、活動を辞めてからは熱心に仕事に打ち込んでいました。あのお屋敷は、前の奥さんや子供たちと住むために建てた家。離婚してA氏が東京に出てからはご両親が暮らしています」(近隣住民)
建設業を知人に任せて、芸能関係の仕事をはじめるようになったのは数年前のこと。当初はディナーショーの企画などを手がけていたが、業界での評判は芳しくない。
「何度か会っただけなのに“業務提携”と称して勝手に写真を使われた大物俳優もいます。海外の投資家を呼べるという触れ込みで、何度か仕事を持ちかけられた人もいますが、実現したためしがないそうです」(映画関係者)