故人の明るい人柄を彷彿とさせるが、常夏の島の暮らしは決して気楽なものではなかったようだ。1999年の石田との離婚後、ハワイの語学学校で出会った8才年下のアメリカ人語学教師、ポール・バウワーさんと恋に落ち、2000年に長男の達也・オリバーさんを出産した。2001年に結婚式を挙げるも幸せな時間は長く続かず、2009年4月に離婚した。
「結婚後ポールさんが仕事を辞めてしまい、石田さんからすみれさんに支払われていた月額100万円の養育費を無心するようになったことで、夫婦間に亀裂が生じました。離婚後は達也さんがポールさんのもとを訪れる機会が増え、さらに松原さんを気遣ってハワイに滞在していたすみれさんも日本での仕事が多忙になっていきました。子供になかなか会えない日が増え、松原さんは孤独を感じていったようです」(松原さんの知人)
経済的にも余裕がなかったのかもしれない。ハワイに渡った当初は広さ約150平方メートルの超高級コンドミニアムに住んでいたが、最後に選んだのは約63平方メートルのマンションの一室での愛犬との暮らしだった。
「近くには有名芸能人たちが所有するハイソなコンドミニアムがいくつかありますが、松原さんが選んだのは、築50年近いマンション。芸能人が住むには、古びた印象の物件でした」(ハワイに詳しい芸能関係者)
前出の松原さんの知人も打ち明ける。
「彼女は2度目の離婚後に購入した不動産を賃貸に回して家賃収入を得ていましたが、3年ほど前にその物件も売却しました。時々、日本に帰国してテレビに出演し、“出稼ぎ”していましたが、基本的には働いていなかった。『蓄えがなくなったらどうしよう』と不安そうにつぶやいていたのを聞いたこともあります」
海の向こうから毎日のように更新される“家族写真”
石田の不倫騒動をきっかけに、逃げるようにしてハワイに渡った松原さんだが、当初は、これから自分ひとりで子供を守り抜くという覚悟とエネルギーに満ち溢れていたという。ハワイで交流があったという別の松原さんの知人が話す。
「再婚して、2人の子供を育てていた当時は誰の目にも、エネルギッシュな女性そのものだった。でも2009年に2回目の離婚を経験して以降、“人を信用できなくなった”とこぼすこともあり、感情の起伏が激しくなっていったように思います。ちょうどその年の暮れは、石田さんと理子さんが再婚したタイミングでもありました。石田さんへの未練があったわけではないでしょうが、いろいろ重なってしまったのかもしれません」