“お笑い界の天下”をとった石橋だったが、近年は世代交代や厳しくなるコンプライアンスの余波を受けて、昨年3月に最終回を迎えた『石橋、薪を焚べる』(フジテレビ系)を最後にテレビの地上波のレギュラー番組はゼロとなった。しかし現在は『おかげでした』に携わっていた一部のスタッフらとYouTubeチャンネル『貴ちゃんねるず』を立ち上げ、新たな道を開拓。登録者数は、開設した2020年6月から現時点までのあいだで167万人ほどに増加している。

「『貴ちゃんねるず』には極楽とんぼの加藤(浩次)さんやカンニング竹山(隆範)さん、おぎやはぎさんといった豪華ゲストが頻繁に出演しています。今や話題の人気チャンネルとなり、石橋さんも『テレビから戦力外通告を受けたけど、YouTubeで評価が一変した』と話していました」(テレビ局関係者)

背景にあったスレ違い

石橋のインスタグラムからはこの投稿以降、バナナマンの姿が確認できない(2020年12月)

石橋のインスタグラムからはこの投稿以降、バナナマンの姿が確認できない(2020年12月)

 だが、バナナマンが『細かすぎて~』に出演しなくなった背景には、まさにこの「YouTubeが関係しているようだ」と前出の芸人仲間が打ち明ける。

「実は貴さんはバナナマンとかつて地上波で共演していたころのように、YouTubeでも絡んでいきたかったようです。ところが結局、共演が実現しませんでした。そんな状況のなかで、主戦場がテレビとなった設楽さんと日村さんは『細かすぎて~』からもいなくなった。

 昨年から進行はアンタッチャブルが務めていて、貴さんは年に1回ではなく、2、3回やりたいと話していたそうです」(同前)

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