芸能

【元局アナ座談会】変化する女性アナのあり方「喋らないで踊るだけ」が仕事になる時代

左から石井希和=元テレビ朝日、中村仁美=元フジテレビ、亀井京子=元テレビ東京

左から石井希和アナ(元テレビ朝日)、中村仁美アナ(元フジテレビ)、亀井京子アナ(元テレビ東京)

 ネット全盛の時代、若者のテレビ離れが加速し、各局のアナウンサーの役割も変化しつつある。これからテレビを彩る“華”たちはどこに向かうのか。元局アナ3人(石井希和=元テレビ朝日、中村仁美=元フジテレビ、亀井京子=元テレビ東京)が、2023年の女性アナウンサーについて語りつくした。(全3回の第1回)

 * * *
中村:昔と今のアナウンサーでは、働き方が全然違ってきていますね。私たちの頃よりも番組に出る仕事が減って、SNSの発信が増えました。

石井:この前、フジテレビの堤礼実アナがTikTokで踊っている動画を見たんです。すごく可愛くて、ビジュアルがもうアイドルみたいで。最初アナウンサーとわからなかった(笑)。喋らないで踊るだけというのも仕事になってる。

亀井:私たちの頃はアナウンサーが少なかったし、みんな忙しくして、とにかく与えられた仕事を一生懸命こなしていましたよね。

中村:今は局の事情もあって若手が修業するための“お試し番組”ができなくなっているので、かわいそうな気もします。そんななかで若い子たちがアナウンサーという仕事に満足できているのかなと思っていたんですけど、同僚曰く「テレビ以外のSNSである程度満足できているんだよ」と。私たちの時代にはなかった感覚ですよね。

石井:雑誌の企画で、グラビアアイドルのような格好で写真を撮ることに抵抗がない子もいます。上司が難色を示すような写真でも、「媒体の需要があるから載せたい」と本人が希望したり。10年ぐらい前、SNSに掲載する写真を巡ってアナウンス部内で議論していたケースもあった。

亀井:私の頃にも仕事風景の撮影はありましたけど、報道も意識しているのでキチッとした衣装を着ていました。でも、最近はアナウンサーの衣装にもアイドル的要素を求められている気がします。

中村:フジでは女性アナウンサーのカレンダー撮影がありましたけど、あれもコスプレみたいだったな(笑)

亀井:中村さんはどんな衣装で撮影したんですか?

中村:ウェディングドレス! なぜか工事現場で着るツナギとか、ゴルフウェアや制服も。

関連記事

トピックス

国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン
国民に「リトル・マリウス」と呼ばれ親しまれてきたマリウス・ボルグ・ホイビー氏(NTB/共同通信イメージズ)
ノルウェー王室の人気者「リトル・マリウス」がレイプ4件を含む32件の罪で衝撃の起訴「壁に刺さったナイフ」「複数の女性の性的画像」
NEWSポストセブン
愛子さまが佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”とは(時事通信フォト)
《淡いピンクがイメージカラー》「オシャレになった」「洗練されていく」と評判の愛子さま、佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”
NEWSポストセブン
年下の新恋人ができたという女優の遠野なぎこ
《部屋のカーテンはそのまま》女優・遠野なぎこさん急死から2カ月、生前愛用していた携帯電話に連絡すると…「ポストに届き続ける郵便物」自宅マンションの現在
NEWSポストセブン
背中にびっしりとタトゥーが施された犬が中国で物議に(FB,REDより)
《犬の背中にびっしりと龍のタトゥー》中国で“タトゥー犬”が大炎上、飼い主は「麻酔なしで彫った」「こいつは痛みを感じないんだよ」と豪語
NEWSポストセブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン
藤澤五月さん(時事通信フォト)
《五輪出場消滅したロコ・ソラーレの今後》藤澤五月は「次のことをゆっくり考える」ライフステージが変化…メンバーに突きつけられた4年後への高いハードル
NEWSポストセブン
石橋貴明、現在の様子
《白髪姿の石橋貴明》「元気で、笑っていてくれさえすれば…」沈黙する元妻・鈴木保奈美がSNSに記していた“家族への本心”と“背負う繋がり”
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
「タダで行為できます」騒動の金髪美女インフルエンサー(26)が“イギリス9都市をめぐる過激バスツアー”開催「どの都市が私を一番満たしてくれる?」
NEWSポストセブン
ドバイのアパートにて違法薬物所持の疑いで逮捕されたイギリス出身のミア・オブライエン容疑者(23)(寄付サイト『GoFundMe』より)
「性器に電気を流された」「監房に7人、レイプは日常茶飯事」ドバイ“地獄の刑務所”に収監されたイギリス人女性容疑者(23)の過酷な環境《アラビア語の裁判で終身刑》
NEWSポストセブン
Aさんの乳首や指を切断したなどとして逮捕、起訴された
「痛がるのを見るのが好き」恋人の指を切断した被告女性(23)の猟奇的素顔…検察が明かしたスマホ禁止、通帳没収の“心理的支配”
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
【七代目山口組へのカウントダウン】司忍組長、竹内照明若頭が夏休み返上…頻発する「臨時人事異動」 関係者が気を揉む「弘道会独占体制」への懸念
NEWSポストセブン