芸能

堺雅人 トラブル含みの独立劇、仕事の方針を巡って意見の相違 菅野美穂との「非公式舞台」も

菅野美穂と堺雅人が極秘裏に舞台に立った

菅野美穂と堺雅人が極秘裏に舞台に立っていた

 1月上旬に明らかになった人気俳優・堺雅人(49才)の事務所独立。報道では円満退社が強調されたが、実態はトラブル含みの“離反劇”だった。新会社を立ち上げて一から出直す直前、極秘裏に開催された公演で堺は妻・菅野美穂と共に舞台に立った──。

 わずか3文字の短い社名に、演劇をこよなく愛する舞台人の熱い思いが込められていた。都心のオフィス街にたたずむ雑居ビル。複数の企業が入居するレンタルオフィスの一角に芸能事務所「テント」が新設されたのは昨年末のこと。同社は前事務所・田辺エージェンシーから独立し、今年の元日から個人で活動する堺雅人の新しい拠点である。芸能関係者が語る。

「登記上の代表取締役は長年、堺さんの仕事を担当してきたマネジャーのAさんです。堺さんが全幅の信頼を置く右腕のような存在で、昨年末に堺さんと一緒に前事務所から独立しました。

 社名の由来は早稲田大学在学中に堺さんが所属していた演劇研究会。『東京オレンジ』という劇団で活動していた堺さんは、大隈講堂裏の広場に建てた仮設テントで公演を行い、そこで寝泊まりしていたそうです。資本金100万円からのスタートで、社名には無名時代の初心に戻って一から出直す意味も込められているといいます」

 1月上旬、各メディアで報じられた唐突な独立劇は芸能界に大きな波紋を広げた。円満退社と報じるメディアも少なくなかったが、20年以上所属した前事務所を離れるまでには紆余曲折があった。

「去年の春頃、堺さんの仕事の方針を巡って、事務所側とマネジャーのAさんの間に意見の相違が生じたようです。責任を痛感して辞表を出したAさんに、最終的には堺さんも追随することになった。退社に関するアナウンスがなく、堺さんがいまだにコメントを出していないこともトラブル含みだったことを示唆しています」(テレビ局関係者)

 前事務所社長が『デイリー新潮』(1月10日付)に語ったところによれば、堺が「マネジメントを自分でやりたい」、「独立して会社をやりたい」と事務所サイドに申し出たのは昨年6月か7月頃だったという。前出のテレビ局関係者が続ける。

「もともと堺さんに独立志向はなく、むしろこれまで世話になった前事務所に骨を埋めるくらいの覚悟があったはず。一方で、10年以上堺さんに尽くしてきたマネジャーも彼にとっては何者にも代えがたい存在でした。堺さんが今後も自分のやりたい仕事を続けるためには、Aさんと共に事務所を出る以外に選択肢がなかったといいます」

 すでに堺は今夏の大型ドラマに主演することが内定している。7月クールの「日曜劇場」(TBS系)で、2月には大規模なモンゴルロケも予定されているという。

「仮タイトルは『VIVANT』で、共演者に阿部寛さんや役所広司さんなど、名だたる大物俳優がキャスティングされています。堺さんが主演した『半沢直樹』シリーズ(TBS系)を演出した福澤克雄さんも制作に参加し、業界内でも今年いちばんの大作になると話題に上っていました」(別のテレビ局関係者)

 これまで、2年に1度のペースで連ドラに出演してきた堺にとっては久々の話題作。当初は前事務所も「絶対に成功させる」と意気込んでいたが、一連の騒動で状況は一変したという。

「今後、前事務所はドラマに関与せず、TBSと堺さんの新事務所で進めることになったようです。すでにスタッフは直接、Aさんや堺さんとやりとりしているといいます」(前出・別のテレビ局関係者)

 最終回の瞬間最高視聴率が46.7%を記録した前述の『半沢』をはじめ、2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』や『リーガル・ハイ』シリーズ(フジテレビ系)など、これまで数多くのヒット作に主演した堺。だが、昨年3月、鳴り物入りで主演したスペシャルドラマ『ダマせない男』(日本テレビ系)は平均視聴率6.7%と奮わなかった。

「当初から、前事務所側はドラマの出演に難色を示していたが、堺さんはそれでも『自分たちでやりたい』と押し切った。俳優としてのブランディングも含めて、先々のことまで考えている前事務所側と、どんな仕事も挑戦したいと考える堺さん、そしてAさんの間に隔たりが生じていました」(前出・芸能関係者)

 その後、水面下で進退を巡る話し合いが行われていたという。

関連記事

トピックス

「第65回海外日系人大会」に出席された秋篠宮ご夫妻(2025年9月17日、撮影/小倉雄一郎)
《パールで華やかさも》紀子さま、色とデザインで秋を“演出”するワンピースをお召しに 日系人らとご交流
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
2024年末、福岡県北九州市のファストフード店で中学生2人を殺傷したとして平原政徳容疑者が逮捕された(容疑者の高校時代の卒業アルバム/容疑者の自宅)
「軍歌や歌謡曲を大声で歌っていた…」平原政徳容疑者、鑑定留置の結果は“心神耗弱”状態 近隣住民が見ていた素行「スピーカーを通して叫ぶ」【九州・女子中学生刺殺】
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(左/共同通信、右/公式サイトより※現在は削除済み)
《“やる気スイッチ”塾でわいせつ行為》「バカ息子です」母親が明かした、3浪、大学中退、27歳で婚約破棄…わいせつ塾講師(45)が味わった“大きな挫折
NEWSポストセブン
池田被告と事故現場
《飲酒運転で19歳の女性受験生が死亡》懲役12年に遺族は「短すぎる…」容疑者男性(35)は「学校で目立つ存在」「BARでマジック披露」父親が語っていた“息子の素顔”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
9月6日に悠仁さまの「成年式」が執り行われた(時事通信フォト)
【なぜこの写真が…!?】悠仁さま「成年式」めぐりフジテレビの解禁前写真“フライング放送”事件 スタッフの伝達ミスか 宮内庁とフジは「回答は控える」とコメント
週刊ポスト
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン