宮崎県・観光推進課スポーツランド推進室の渡邊祥一郎氏
「昨年7月、県知事と宮崎市長がNPBエンタープライズを訪問し合宿実施を要望いたしました。宮崎では毎春、多くのプロ野球チームやJリーグのチームにキャンプを行っていただいていますが、さらに侍ジャパンやラグビー日本代表などの合宿を実施していただくことはスポーツランドみやざきのブランド力向上につながっていきます。そして気候が良く食事のおいしい宮崎の良さを一般の方々にも知っていただき、アマチュアの学生さんなどの合宿も全県下で受け入れていきたい。宮崎県にとって、侍ジャパン合宿の誘致は大きな施策の一つです」
原辰徳監督だった2009年は練習試合を含めた6日間で約24万1000人を集めた。お友達内閣と揶揄された2013年の山本浩二監督の侍ジャパンでも4日間で約8万5000人、2017年も4日間で5万2000人だった。今回は7日間の練習日に加え2試合の壮行試合が予定される。
「我々としても2009年のような盛り上がりを想定し、これまでにない試みをやっています。たとえば練習日は無料の入場整理券1万8000枚を事前に販売(配布)し、すでに予定枚数に達しており、さらに壮行試合は2万5000人が詰めかけます。9日間で合計17万6000人の来場が見込まれます」
一番の懸念はやはり渋滞だ。2009年には市街地からおよそ10キロの距離のサンマリンスタジアムまで1時間以上かかった日もあった。
