紀子さまは、かねて美智子さまへの尊敬の念を抱かれてきた。皇室に入られた頃には、お手の振り方やしぐさなどを、ビデオで学ばれたという。一方で、美智子さまも、紀子さまのことを大切にされ、お二人の“距離”は次第に近くなっていったようだ。最近も、上皇ご夫妻がお住まいの赤坂御用地内(東京・港区)を散歩される際、よくご一緒されているという。
「葉山や軽井沢など、美智子さまのご静養先に、紀子さまは何度も合流されたことがあります。それゆえ、京都でお会いするのではないかという話もありました。ただ今回は、4年ぶりとあって、上皇ご夫妻の旅程に相当な注目が集まっていた。紀子さまがお二人とわざわざ京都でお会いすることで、さまざまな憶測を呼んでしまう可能性もありました。万が一にも、お二人の地方訪問に水を差すような事態を招いてはなりませんから、紀子さまは隠密に行動されたのでしょう」(前出・宮内庁関係者)
イギリスで行われたチャールズ国王の戴冠式に2泊4日の強行日程で参加され、帰国後には、園遊会、京都訪問と、お疲れも見せずに精力的に動かれる紀子さま。皇后時代の美智子さまも、多くの公務に励まれてきた。積極的なお出ましは、美智子さまへの憧れゆえかもしれない。