芸能

滝沢秀明氏と平野紫耀&神宮寺勇太「ジャニーさんの夢を叶える」で一致した利害 合流への話し合いがキンプリ分裂の引き金に

滝沢秀明社長

滝沢秀明社長が描く今後の戦略は?(写真は2019年)

 滝沢秀明社長(41才)が設立した芸能事務所「TOBE」。7月2日に元V6の三宅健(44才)、7月7日には元King & Prince(以下キンプリ)の平野紫耀(26才)と神宮寺勇太(25才)が合流を発表した。目まぐるしい展開に複雑な思いを抱くファンも少なくないようだが、TOBEは今後どのようなプランで動いていくのか。

 ジャニーズのOBで真っ先にTOBE入りに名乗りをあげたのは、故ジャニー喜多川氏の性加害を告発したカウアン・オカモトだったが、現段階で実現する気配はないようだ。

「今年3月、カウアンさんは自身のツイッターにTOBEのハッシュタグを付け、タキシードを着た写真をアップしました。“入るかわんちゃん”と合流を匂わせていましたが、いまだその予定はないようです。平野さんたちの合流が発表されるとカウアンさんはTOBEを『ジェネリック・ジャニーズ』と表現していたのでどこまで本気だったのかはわかりませんが……」(芸能関係者)

 一方で滝沢は最近も複数のジャニーズJr.と連絡を取っているとみられ、近く元IMPACTorsの7人も合流を発表する見込みだ。一からスターを育てる前に既存のタレントを次々に獲得する手法は過去に例がなく、滝沢は芸能界の常識を覆そうとしている。

 実は滝沢には、2019年にジャニーズアイランドの社長に就任する前にも独立を考えたことがあった。

「いちばんの理由は自分が管轄していたJr.の待遇に不満を抱いていたことです。当時のジャニーズはデビュー組が飽和状態で4年近くJr.がデビューできない時期もありました。実際に辞意を表明したもののジャニー氏の説得で踏みとどまった経緯があるのです」(前出・芸能関係者)

 ジャニー氏から後継者に指名され、裏方に転じた滝沢は複数の関連会社の要職に就き、事務所内で発言力を強めた。

「Snow ManとSixTONESを同時にデビューさせ、Travis Japanの世界デビューを手がけたのも滝沢さんです。2019年7月にジャニー氏が亡くなったあとも、Jr.の育成に専念していましたが、昨年夏頃に手塩にかけたIMPACTorsのライブ計画が白紙撤回されたことに反発。再び事務所を離れることを決意したのです」(別の芸能関係者)

 同じ頃、グループ活動を続けることに限界を感じ、独立後の道を模索していたのが平野だった。

「平野さんと滝沢さんはJr.時代もそれほど接点はなかったが、世界進出を夢に描いていたジャニー氏の夢を叶える考えで利害が一致。早い段階で合流について話し合い、結果的にその一件がキンプリ分裂の引き金になったとみられています」(前出・芸能関係者)

 滝沢と平野は共にもっとも尊敬する人物にジャニー氏を挙げている。今年5月に退所する直前、平野は最後の公式ブログにこう綴った。

《ジャニーさんごめんねー! 目標届かなかった! ただできないと言われたら仕方がない! もし天国で会ったら怒られるんだろうなー笑》

 キンプリはジャニー氏が送り出した最後のグループ。2018年に初の全国ツアーが行われた際は連日のように会場を訪れ、氷まくらを首に巻いてリハーサルを見守る姿も目撃されていた。

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン