オーラたっぷり(写真は2020年)
「離婚するなら引退する」
南野は1984年に芸能界デビュー。アイドル歌手として次々にヒットを飛ばすかたわら、ドラマ『スケバン刑事II 少女鉄火面伝説』(フジテレビ系)や映画『はいからさんが通る』などで主役を張るなど、女優としても活躍を続けた。
「彼女は“23才で結婚したい”と公言していて、プロ野球選手や大物ミュージシャンら多くの男性有名人と浮名を流しました。なかでも米米CLUBのカールスモーキー石井さん(現・石井竜也、64才)とは親公認の間柄で、“結婚秒読み”といわれましたが、結局ゴールインすることはありませんでした。
若いときから恋愛体質で、『恋人ができると、一にも二にも相手を優先して、あなたの好みの女になりたいと思ってしまう。一度好きになったら、嫌いになれないタイプだから、別れ話はいつも男性からなんです』と話していましたね」(南野の知人)
石井と別れた後も何度か熱愛が報じられたものの、結婚に至ることはなかった南野。独身のまま40代を迎えた彼女が生涯の伴侶として選んだのが、金田容疑者だった。
「出会いは渋谷の焼き肉店で、共通の知人である女優らを交えた食事会でした。当時、金田さんは3人の子供をもうけた前妻と離婚協議中でしたが、南野さんと出会うとすぐに離婚を成立させ、交際から半年ほどでのスピード婚でした」(芸能関係者)
南野は夫婦の地元に近い京都の平安神宮で行った結婚式の翌日に都内で会見し、約1300万円のハリー・ウィンストンの婚約指輪を披露。「(夫が)相当頑張ってくれたようです」と語り、報道陣の前で幸せをかみしめた。子供を望んだ南野を支え、日々の生活でも妻を思いやる年下の夫に、彼女は愛情を深めていく。
だが、夫の家賃滞納や金銭トラブルが報じられ結婚生活には早々に暗雲が垂れ込めてしまう。のちに、会見で披露した婚約指輪も、彼女のクレジットカードで支払われていたことが判明した。
「結婚4年後の2015年には、金田さんと銀座クラブのママとの不倫が発覚。ママは子供を出産しましたが、金田さんは認知を拒否し、泥沼の裁判にまで発展しました。結局、金田さんが2000万円あまりの慰謝料を払うことになりましたが、このときはさすがに南野さんも激怒し、金田さんの頬を叩いたそうです。不妊治療に挑んでいた中の“隠し子”だったので、南野さんのショックは大きかった」(前出・芸能関係者)
思い描いていたものとは180度違っていた結婚生活。それでも南野は金田容疑者と別れようとはしなかった。
「当時の所属事務所関係者も離婚を働きかけていましたが、南野さんは“離婚するくらいなら、引退する”と言って、頑なな姿勢を崩さなかった」(前出・芸能関係者)
南野はなぜ周囲の反対を押し切ってまで、結婚生活を続けてきたのか。
「南野さんが金田さんにベタ惚れだった理由は、ご両親との関係もあったと思います。金田さんは結婚前から毎日のように南野さんのご両親に電話をかけて気遣っていました。結婚から8か月後の2011年11月、南野さんのお母さんが脳出血と心内膜炎で急逝。憔悴した彼女を支えたのが金田さんでした」(前出・南野の知人)