迷惑かけてすまんかった
そんな中、小誌『女性セブン』は中居に関してある重要な証言を得た。
「松本さんを囲む飲み会には後輩芸人だけでなく、中居さんも参加していたと聞いています。密室での飲み会であり、『週刊文春』で報じられたようなやり取りがあったかはまったくわかりませんが、飲み会には女性も参加していたそうです」(別の芸能関係者)
さらに関係者の間で注目を集めているのが過去に中居が述べた発言の数々だ。例えば、昨年6月18日に放送された『まつもtoなかい』において、松本から「この先、(おれは)どうやったらもっと売れる?」と聞かれた中居は松本の欠点をこう指摘した。
「『性の抑制』を自分でコントロールできたら、もうひとつ上のまっちゃんが現れると思う。もういいよ、エロいことばっかり考えてないで」
前出の芸能関係者が続ける。
「昨年12月3日に放送された同番組でも中居さんは『松本さんと飲むこともありますけど、エロい話しかしない』、『ずっとエロい話。かわいい女の子の話』と冗談めかしながらも苦言を呈していました。過去に何度も『松本さんは飲み仲間』と公言し、一緒に過ごす時間が長かった中居さんの言葉だけに、いまとなっては意味深です。以前から中居さんが松本さんの“行動”に対して、何らかの危機感を抱いていたようにも読み取れます」
中居の所属事務所に騒動後の松本とのやり取りや、飲み会への参加の有無について質問すると、代理人の弁護士を通じて、次のように回答した。
「松本氏から活動休止のご連絡を受けました。松本氏の食事会などに参加したことはあり、その際に女性同席のこともありました」
一方で、今後、自身の出演番組で松本の活動休止について取り上げるかという質問に対しては、「番組の内容に関してはTV局が決定するものですので、回答致しかねます」とした。
盟友が沈黙する中、松本は着々と“戦闘準備”を進めているとみられる。性加害疑惑を報じた『週刊文春』をはじめとしたメディアとの法廷闘争である。
「松本さんは『報道があまりにも偏っている。事実と事実でない部分にかなり差があるから、裁判でしっかり主張したい』との思いが非常に強いそうです。文春だけでなく、自身の性加害を認定するような記事を出した媒体はすべて名誉毀損による損害賠償を訴えるほどの勢いで、吉本興業ではなく、個人を原告として裁判を闘うとみられます。自宅にこもり、すでに弁護士との打ち合わせも始めているとの情報もあります」(前出・松本の知人)
そうした強気の姿勢を見せる一方で、後輩たちには気遣いを見せたという。
「小沢さんのほか、パンクブーブーの黒瀬純さん(48才)やたむらけんじさん(50才)も、飲み会に女性を招集する役回りを務めていたと報じられました。松本さんは取材対象となった後輩や、自身との飲み会に参加していた後輩たちと直接連絡をとって、『迷惑をかけてすまんかったな』と騒動に巻き込んだことを謝罪したそうです」(前出・松本の知人)
個人での闘いに向かう松本の心情について、吉本の先輩である明石家さんま(68才)は1月13日放送のMBSラジオ『ヤングタウン土曜日』で次のように読み解き、自身と娘のIMALU(34才)の関係と照らし合わせた。
「(松本にも)子供ができて、おれは子供のためっていうのがかなり大きい気がする」
「(自分も)世間が全部敵になってもIMALUだけ味方してくれたらそれでいいって思えるようになった」
松本は2009年5月に結婚し、同年10月に女児が誕生している。その一人娘のためにも法廷闘争を決意したと、さんまは分析。孤高の天才には娘が何より大きな存在であることを、同じ境遇のさんまゆえに理解したのかもしれない。