芸能

木梨憲武インタビュー「自分が失敗と思わなければ人生に失敗なんてない」 根底にある“根拠もないのに揺るがない自信”

インタビュー取材に応じる木梨憲武

インタビュー取材に応じる木梨憲武

「とんねるず」でおなじみの木梨憲武(61)が、現在放送中のドラマ『春になったら』(フジテレビ系)で24年ぶりに主演を務めている。1980年に石橋貴明(62)と「とんねるず」を結成すると、瞬く間にスターダムへ駆け上がった。どんな時も全力投球、還暦を過ぎても溌剌とした彼のルーツとは──。

 お笑いだけでなく、ドラマや音楽にアーティスト活動まで。多方面の活躍にも、本人は「好きなことしかやってないから」と素っ気なく語る。

「好きなことなら、仕事も遊びも苦労とは思わないでしょ。それでも迷ったり、上手くいかなかったりしたら好きな人や尊敬する人に相談すればいい。俺の場合、近くになるさん(妻の安田成美)がいてくれることがありがたい。

 彼女は迷っている時に正解をくれる人。例えば展覧会用の作品制作で気持ちが昂って『これは大傑作だ』と自画自賛しても、なるさんに『いや、違うんじゃない』と言われたら『ハイ。やめます』となる。信頼する人に相談できるって、すごく大事なことだよ」

 1986年の映画『そろばんずく』の共演で知り合った2人は木梨の猛アタックで交際を始め、互いに人気絶頂だった1994年に結婚した。結婚30周年を迎える今も仲睦まじく、芸能界屈指のおしどり夫婦として知られる。

「チャレンジするから、チャンスも増えるんじゃないかな」

 木梨にとって、世間一般でいう「失敗」は成功につながる布石だという。

「そもそも失敗って何だろうって思っちゃうんだよね。俺はやりたいことに挑戦する時、自分や“陣営(仲間)”を信じて全力を尽くすから、それでダメならもう仕方ない。『了解! はい次!』となるわけ。自分が失敗と思わなければ、人生に失敗なんてないんだよ」

 何事にも躊躇せず、失敗を恐れず果敢に取り組む根底にあるのは「根拠のない自信」だという。

「昔から根拠もないのに揺るがない自信があるおかげで、やりたいことをやって来られた。スターばかりの帝京高校でサッカーをやるのがカッコいいと思えば、自分の実力なんて考えもせず帝京高校に入っちゃうしね。“何事も何とかなるはず”ってチャレンジするから、チャンスも増えるんじゃないかな」

関連記事

トピックス

お笑いコンビ「ガッポリ建設」の室田稔さん
《ガッポリ建設クズ芸人・小堀敏夫の相方、室田稔がケーブルテレビ局から独立》4月末から「ワハハ本舗」内で自身の会社を起業、前職では20年赤字だった会社を初の黒字に
NEWSポストセブン
”乱闘騒ぎ”に巻き込まれたアイドルグループ「≠ME(ノットイコールミー)」(取材者提供)
《現場に現れた“謎のパーカー集団”》『≠ME』イベントの“暴力沙汰”をファンが目撃「計画的で、手慣れた様子」「抽選箱を地面に叩きつけ…」トラブル一部始終
NEWSポストセブン
母・佳代さんのエッセイ本を絶賛した小室圭さん
小室圭さん “トランプショック”による多忙で「眞子さんとの日本帰国」はどうなる? 最愛の母・佳代さんと会うチャンスが…
NEWSポストセブン
春の雅楽演奏会を鑑賞された愛子さま(2025年4月27日、撮影/JMPA)
《雅楽演奏会をご鑑賞》愛子さま、春の訪れを感じさせる装い 母・雅子さまと同じ「光沢×ピンク」コーデ
NEWSポストセブン
自宅で
中山美穂はなぜ「月9」で大記録を打ち立てることができたのか 最高視聴率25%、オリコン30万枚以上を3回達成した「唯一の女優」
NEWSポストセブン
「オネエキャラ」ならぬ「ユニセックスキャラ」という新境地を切り開いたGENKING.(40)
《「やーよ!」のブレイクから10年》「性転換手術すると出演枠を全部失いますよ」 GENKING.(40)が“身体も戸籍も女性になった現在” と“葛藤した過去”「私、ユニセックスじゃないのに」
NEWSポストセブン
「ガッポリ建設」のトレードマークは工事用ヘルメットにランニング姿
《嘘、借金、遅刻、ギャンブル、事務所解雇》クズ芸人・小堀敏夫を28年間許し続ける相方・室田稔が明かした本心「あんな人でも役に立てた」
NEWSポストセブン
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《真美子さんの献身》大谷翔平が「産休2日」で電撃復帰&“パパ初ホームラン”を決めた理由 「MLBの顔」として示した“自覚”
NEWSポストセブン
不倫報道のあった永野芽郁
《ラジオ生出演で今後は?》永野芽郁が不倫報道を「誤解」と説明も「ピュア」「透明感」とは真逆のスキャンダルに、臨床心理士が指摘する「ベッキーのケース」
NEWSポストセブン
渡邊渚さんの最新インタビュー
元フジテレビアナ・渡邊渚さん最新インタビュー 激動の日々を乗り越えて「少し落ち着いてきました」、連載エッセイも再開予定で「女性ファンが増えたことが嬉しい」
週刊ポスト
主張が食い違う折田楓社長と斎藤元彦知事(時事通信フォト)
【斎藤元彦知事の「公選法違反」疑惑】「merchu」折田楓社長がガサ入れ後もひっそり続けていた“仕事” 広島市の担当者「『仕事できるのかな』と気になっていましたが」
NEWSポストセブン
お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(61)と浜田雅功(61)
ダウンタウン・浜田雅功「復活の舞台」で松本人志が「サプライズ登場」する可能性 「30年前の紅白歌合戦が思い出される」との声も
週刊ポスト