ネット上の書き込みにも、憂慮を深める紀子さま(5月、東京・渋谷区。写真/時事通信フォト)
東大王の論文テーマは「名誉殺人」
悠仁さまが東大に進学される場合、その手段として注目されているのが推薦型入試だ。「自然誌を学びたい」という悠仁さまの関心領域をカバーする農学部の推薦型入試の募集要項には、出願にあたって求める活動実績の具体例として「インターンシップ、ボランティア、農業実体験、国際会議への参加等の活動を証明する資料」が挙げられている。
トンボの観察とそれに基づく論文の執筆を経験され、この夏には“昆虫学者のオリンピック”とも呼ばれる国際会議へのデビューも果たされた悠仁さま。すでに実績は充分だ。
「実は、農学部の募集要項にある『国際会議への参加』という文言は、ほかの学部の募集要項にはありません。東大農学部は、悠仁さまのご活動を参考にして募集要項の文言を整理したのではないかと思いたくなるほど、“相思相愛ぶり”が感じられます。推薦型入試では1月の共通テストでもある程度の成績が求められるのですが、説明会ではこのテストについては“あくまで参考程度”という考えが示されていました」(文科省担当記者)
もちろん悠仁さまとはいえ、出願したから合格というわけではなく、出願する以前に成績優秀な同級生がひしめく中で、学校から推薦を受けられなければならない。
「クイズ番組『東大王』(TBS系)で活躍し、現在は弁護士の道を進んでいる鈴木光さんも筑附から東大法学部へ、推薦入試を経て進学しました。彼女は入試論文のテーマに、中央アジアの風習から起きる『名誉殺人』を選択したことが知られています。
日本の最高学府だけに東大にはこうした異質な論文テーマでも面白がってくれる風土がある。悠仁さまも面接官と珍しいトンボの生態について話が盛り上がられるかもしれません」(前出・文科省担当記者)
悠仁さまの進学先や成績がこれほどまでに注目されるのは、悠仁さまが将来、天皇になられることが約束されているからだ。前出の宮内庁関係者は、成年皇族となられた悠仁さまが、いわゆる帝王学を学ぶうえで、天皇陛下と共に時間を過ごすことへの期待を語る。
「お父上の秋篠宮さまも、上皇さまの薫陶を受けてこられたとはいえ、これまでの天皇家の歴史と向き合い、自身が『天皇になる』と自覚された方にしか見えない景色というのがあるはずです。天皇陛下に悠仁さまとの時間も設けていただき、ぜひ次代の天皇としての心構えを伝えていただきたいと願う人も多いのです」
来年以降、成年皇族として園遊会への出席なども話題にのぼり、一層のご活躍が期待される悠仁さま。だがその前に、受験生としての悠仁さまに決断のときが迫っている。
※女性セブン2024年10月17日号