6月以降も慰霊の旅や海外訪問が控えている(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)

6月以降も慰霊の旅や海外訪問が控えている(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)

1か月で昨年の公務回数を上回った 

 昨年度まで愛子さまの単独公務は控えめだった。昨年5月に国立公文書館の特別展の視察で単独公務デビューを果たされたものの、その後は10月の佐賀訪問と、今年3月に神奈川県で行われた海洋調査の研究船の進水式への出席にとどまった。一転して今年度は5月だけで国際会議、万博、被災地訪問とその回数に並ぶ。 

「皇族方の公務には、入念な準備が不可欠です。事前にイベントや訪問地の概要、会う人のプロフィールを把握しておく必要や、お召し物の調整が必要になる。おことばを述べる公務の場合はその都度、考えなくてはなりません。たとえば、『世界災害救急医学会』での愛子さまのスピーチは約3分半と少々長めでした。愛子さまが熟考し、これだけのボリュームになったのでしょう」(前出・皇室記者) 

 お出ましの回数が増え、いままでと同じように入念な準備をされるとなれば、外から見える以上に愛子さまはご多忙になる。 

「愛子さまがそれを進んで受け入れられる背景には、雅子さまのご活躍があるようです」(別の皇室記者) 

 雅子さまは4月上旬、硫黄島を日帰りで訪問され、その4日後には泊まりがけで万博を視察されるというハードな日程をこなされた。天皇陛下が、今年の誕生日会見で雅子さまのご体調について、《雅子には、これからも、体調に気を付けながら、できることを一つ一つ着実に積み重ねていってほしいと思っております》と述べられたように、雅子さまの体調はいまだ万全ではない。 

「雅子さまを突き動かすのは、皇后としての務めを果たしたいという強い責任感です。ご自身の体調と折り合いをつけ、日々、最善の形を模索されながら公務に向き合われているのです。雅子さまが奮起される姿を間近でご覧になっている愛子さまは、母の背中を追いかけたい一心なのではないでしょうか」(前出・別の皇室記者) 

 愛子さまは社会人2年目。そこにたった1か月で昨年度1年分の単独公務が押し寄せた。 

「心配なのは愛子さまの体調です。“丁寧に準備をされ、根を詰めすぎてしまわないか”“先日のスピーチでの声のかすれは本人も知らず知らずのうちにたまっている疲労の表れではないか”などと心配する関係者もいます。 

 皇族数の減少で一皇族あたりの公務は増加傾向にありますし、愛子さまには公務のオファーが次々舞い込んでいるといいますから、今後さらにお出ましの機会が増える可能性は充分にある。この5月を乗り切ることで、愛子さまはその経験を自信に変えられることでしょう」(宮内庁関係者) 

 一つひとつの公務を糧に、成長されていくお姿は、非常に心強い。 

※女性セブン2025年5月22日号 

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