美智子さまが初ひ孫を抱くのはいつの日になるだろうか(左・JMPA。右・女性セブン)
今から3年半前、秋篠宮さまに「皇室としては類例を見ない」と称されながら結婚した小室圭さん(33才)と眞子さん(33才)。そんな2人のもとに慶事が訪れた。眞子さんが出産し、新しい家族と新たなライフステージが始まる。
1991年に生まれた眞子さんは、美智子さまと上皇さまにとって初孫となる。
「美智子さまは眞子さんの誕生にあたり、ベビーベッドや手編みのニットワンピースを贈られました。また、誕生翌年には《春の光 溢るる野辺の 柔かき 草生の上に みどり児を置く》と、喜びを和歌にも詠まれています。“目に入れても痛くない”を体現されるほどに、眞子さんに愛情を注がれました」(皇室記者)
当時、上皇さまは天皇、美智子さまは皇后だったが、皇居・御所を新築中で、眞子さん誕生から約2年間は赤坂御用地内で暮らされていた。そのため、日常的に顔を合わせることも少なくなかった。美智子さまにとって、日々の成長をつぶさに感じ、もっとも濃密な時間を過ごすことができた孫が、眞子さんだったのだ。眞子さんが小学生の頃には、ユニークな教育の場も用意された。
「美智子さまの発案で、内廷皇族の食事を取り仕切る宮内庁大膳課が、のれんやカウンターをしつらえた即席の寿司店をつくり、上皇ご夫妻のほか秋篠宮ご一家を“お客さん”としてもてなしたことがありました。
将来、外食をするときに戸惑わないように注文の仕方などを教えようとしたもので、かつて紀宮さま(黒田清子さん)にも同じような機会を設けられたことがありました。美智子さまにとって眞子さんは、わが子同然だったのです」(前出・皇室記者)
こうした祖母の思いを眞子さんはまっすぐに受け止めて、約30年間を皇室で過ごした。ただ、その最後の数年間、美智子さまは周囲の目にも明らかに憔悴されていた。2017年9月、当時天皇だった上皇さまが裁可した眞子さんの結婚は、2021年10月に“皇室としては類例を見ない結婚”となるまでに4年以上を要した。