ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
2025年6月4日から日本と外交関係樹立130周年を迎えたブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま。日本時間の7日、日系人向けの老人ホーム「憩の園」や、日系ブラジル人が多く通う学校、「松柏・大志万学園」を訪問された。
この日、佳子さまがお召しになっていたのは、「カメリアプリントワンピース」(5万9400円・税込)というボウタイワンピース。1964年に創業した、神戸のアパレルメーカー「ジャヴァコーポレーション」のブランド「Viaggio Blu」(ビアッジョブルー)のもの。
ワンピースは完売しているが、同社直営のオンラインショップ「J Lounge」では、「追加生産/秋篠宮佳子さまご着用」「8月中旬発売予定」と記載されており、再販が決定しているようだ。
白いカメリアがプリントされたワンピースは、白い花びらと色鮮やかな深緑の葉のコントラストが美しく、コーデにメリハリを与えている。陰影も丁寧に描かれ、花の中心部の雄しべ・雌しべなども、繊細なタッチで描かれている。光沢があるサテン生地は高級感を、立体感がある絵柄はエレガントな雰囲気を演出している。
また、ネイビーのボウタイとウエストや袖口のリボンはアクセントになり、上品さと華やかさをプラスしている。
食糧不足の問題などから始まった日本からブラジルへの集団移住。1908年、ブラジルへの最初の移民船「笠戸丸」は神戸港から出発した。今回、老人ホームで入居者に一人ずつ声をかけられた佳子さまが選ばれたのは、神戸のブランドだった。
佳子さまはこれまで、公務の際にご当地のアクセサリーを選ばれてきた。2024年10月、石川県ご訪問の際は輪島塗のバレッタとイヤリングを、2025年5月に岐阜県を訪問された際には美濃焼のイヤリングをお召しになっていた。
今回も、神戸とブラジルとの歴史的な関係性を意識したチョイスなのかもしれない。