高市早苗・首相はどんな“野望”を抱き、何をやろうとしているのか(時事通信フォト)
一将功成りて万骨枯る、にならなければいいのだが、あらゆる国民生活を混乱させてまで解散する必要があるのか――物価高倒産が過去最多を更新し、「極めて遺憾で憂慮」と片山さつき財務相が発言するほどの急激な円安、社会保険料と税の負担に苦しむ国民をよそに解散に打って出ようとする高市内閣と自民党、国保逃れのうやむやに躍起の維新、生き残りに必死なオールド野党、そして新興政党はこれをチャンスに変えられるのか。
こうした政局の行方とは別に、この混乱がさらなる国民生活の悪化を招くことだけは避けなければならない、自分の党の存続や自分の当選より国民の生活をと考える日本国の議員は、果たしてどれだけいるのだろう。それを見極めるのも私たち選挙民に課せられた国民の責務に思う。私たちの日々の暮らしのためにも。
筆者がこうした原稿の最後に何度も加えてきた言葉だが、とにかく選挙には行こう。国民の約半分しか投票しない「5割民主主義」で文句を言っても始まらない。
この与野党の体たらく――誰が必要か、誰がいらないかを見定めるのは、私たちなのだから。
●日野百草(ひの・ひゃくそう)/出版社勤務を経て、内外の社会問題や社会倫理、近現代史や現代文化のルポルタージュやコラム、文芸評伝を執筆。日本ペンクラブ広報委員会委員、芸術修士(MFA)。
