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【西原理恵子】に関するニュースを集めたページです。

高須院長「北朝鮮を信用するな!」アメリカに強硬路線を熱望
高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に対して、自由気ままに提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、米朝首脳会談に関する様々な動きについてお聞きしました。 * * *──さて、6月12日にアメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との米朝首脳会談がシンガポールで開催されることが決まりました。高須:南北首脳会談からの流れだと、一気に融和ムードが高まり、北朝鮮の完全な非核化まで到達しそうな雰囲気もあったけど、なんだかもう雲行きが怪しくなってきたな。北朝鮮側が会談中止もありうると警告してきているというじゃないか。──北朝鮮は5月16日に、米韓空軍による合同軍事演習を理由に、同日予定されていた韓国との高官会談を中止しています。高須:まったくもって前に進んでいない。あの融和ムードとは一体何だったんだ!? 韓国も結局、北朝鮮に振り回されているわけだ。──さらに北朝鮮の朝鮮中央通信は、米韓合同演習を挑発的な行為だと報じ、米朝首脳会談の再考もありうると警告しています。また、北朝鮮の金桂寛外務省第1次官はアメリカが一方的に非核化を強要するのであれば、やはり米朝首脳会談中止もありうるとの考えを示したとの報道もありました。高須:アメリカは北朝鮮の非核化と引き換えに経済的な支援を与えようとしているわけだけど、北朝鮮は「そんなもの求めておらん!」と言っているらしいね。うーん、単なる揺さぶりで、アメリカと韓国の出方を窺っているだけなら、無視しておけばいいのだろうけど、まあ実際問題として、そうもいかないのだろう。北朝鮮が会談中止を決めて、「やっぱり融和なんて無理でした!」なんて展開になったら、トランプ大統領も文在寅大統領もメンツが丸潰れだしなあ。そうなったら2人とも「無能な大統領」レッテルが貼られてしまって、南北の融和も北朝鮮の非核化も未来永劫なくなってしまうかもしれない。 北朝鮮としても、それが考えうる最悪の展開だということが分かっているから、米韓を揺さぶってくるんだよ。それも結局、北朝鮮の仕掛けに一度乗っかってしまったから、振り回されてしまうんだろうね。相手はこれまで散々ありえない行動を取ってきた北朝鮮なんだから、ちょっと対話に応じたくらいで、気を許しちゃうのは無防備すぎるよ。 そういう意味では、一歩引いた姿勢を貫いている日本政府は賢明だよ。「蚊帳の外だ」なんて言われていても、冷静であることが何より大事。もちろん、北朝鮮との交渉に成功すれば、外交上の大きな成果になる。歴史に名を刻む大きなチャンスだ。でも、それを狙って、北朝鮮の誘いにすぐ乗ってしまうというのは、よくない。文在寅大統領なんかは、ちょっと名声に目がくらんじゃったようにも見える。欲をかいてしっぺ返しを食らってしまいそうな雲行きだ。──米朝首脳会談はどうなってしまうのでしょうか。まさか、本当に中止というシナリオはあるのでしょうか?高須:中止も十分にありえるだろうね。韓国側は北朝鮮にベッタリだから、歩み寄るかもしれないけど、トランプ大統領のほうは少なくとも北朝鮮のことを心から信用してはいないはず。あまりにも舐められた態度を取られたら、一気に切り捨てることもあると思う。──しかし、日本としてはやはり拉致問題解決のためにも、米朝首脳会談は成功してもらわないと困るという事情があります。高須:北朝鮮が揺さぶってきているんだから、アメリカもどんどん揺さぶってみればいいと思うよ。そもそも北朝鮮とアメリカが対等なわけはないんだよ。パワーバランス的にはアメリカのほうが強いんだから、逆にグググッと圧力をかけてみればいい。アメリカの国民は、トランプならそれができると思って、彼を選挙で選んだんだよ。今世界は、アメリカに対して、そういう強い外交を求めていると思うけどね。 いずれにしろ、いくら融和ムードだなんだっていっても、結局北朝鮮は信用できないということ。それはもう当たり前のことなんだから、いちいち「歩み寄っては騙されて」を繰り返す必要はないよ。今度はアメリカが強く揺さぶる番だと思うね。 * * * 態度をコロコロと変える北朝鮮には、もっと厳しい姿勢で対峙すべきだと主張する高須院長。これまではぐらされ続けてきた拉致問題にしっかり向き合わせるためにも、少々の圧力も必要なのかもしれない。【プロフィール】高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子氏との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)など。最新刊は『炎上上等』(扶桑社新書)、『かっちゃんねる Yes! 高須 降臨!』(悟空出版)。
2018.05.18 07:00
NEWSポストセブン

高須院長 金正恩評価する声に疑問「それこそ歴史修正主義」
高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に対して、自由気ままに提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、南北首脳会談について、お話をうかがいました。 * * *──4月27日に韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との南北首脳会談が開催されました。朝鮮半島における非核化の実現に向けて、両国が共通認識を持って進んでいくことを宣言しました。高須:このまま本当に完全非核化が実現すれば、それは喜ばしいことだと思うね。朝鮮半島の人々はもちろん、これまでミサイルをちらつかせて、脅されてきた日本国民にとっても、本当に嬉しいこと。いつ攻撃されるか分からないという、なんともいえない不安から解放されることを意味しているわけだから、──今回の会談をきっかけに、南北の融和が一気に進むとの見方も強いです。朝鮮戦争の終結、完全な非核化、さらにその先には南北統一までも視野に入っているという分析もあります。高須:日本の隣国が平和に向かって進んでいくことはとても素晴らしいことだ。このまま近代国家としてどんどん成長していってほしいとも思う。 でもこれまで日本がされてきたことを思うと、どこまで信用できるか分からないというのも事実だね。金正恩は、散々日本も韓国もアメリカも騙してきたわけだし、そんな人が急に「仲良くなろう」と言ったとして、それをそのまま鵜呑みにするというのは、ちょっと警戒心がなさすぎる。相手はかなり老獪であることはもう分かっているのだから、日本としては慎重なくらいの態度を保つべきだと思うね。──アメリカのトランプ大統領は、早ければ5月下旬にも米朝首脳会談を開催する予定で、今回の金正恩委員長の動きに対しては、高く評価をしているという立場です。しかし、日本政府は一歩引いたスタンスであり、一部では「蚊帳の外」などと表現されています。高須:たしかに蚊帳の外なのかもしれないね。いま北朝鮮は核の力を盾にして、周辺国家といろいろ交渉しているわけだ。極端なことを言えば、「戦争をしないために、どうするか」という交渉だよ。そういう意味だと、そもそも軍隊を持っていないとされている日本なのだから、その交渉の場に立っていないことはむしろ正しいことなのかもしれないね。日本にはそもそも戦争をするという選択肢がないんだから、交渉すらできないはず、という考え方だね。ちょっと飛躍した論理だけど(笑い)。 でも、もしも「軍隊を持たない日本」を理想とするならば、今回の南北をめぐる情勢で「蚊帳の外」であることは、むしろ受け入れるべきだと思う。だから、ちょっと離れて情勢を注視している、いまの日本政府の態度は正しいのかもよ。 まあ、現実問題として、「日本は軍隊を持っていないからこそ、蚊帳の外にされている」という側面はあると思うね。結局のところ、北朝鮮もアメリカにはビビっているけど、日本にはそこまでビビっていない。北朝鮮が考えているのは、日本に攻撃されないようにすることではなく、日本からいかにしてお金を引っ張ってくるかということ。完全になめられている。これは本当に日本人としては悲しいことだ。日本政府も、さぞかしもどかしいだろうね。──文在寅大統領は南北首脳会談で、北朝鮮による日本人拉致について問題提起をしたとのことです。安倍首相は文在寅大統領との電話会談でその報告を受け、感謝を伝えたそうです。高須:拉致問題については、絶対に解決してもらわないといけない。ここは絶対に譲れない。でも、北朝鮮としては日本に対して拉致問題解決と引き換えに、巨額の経済支援を狙っていることは自明だからね。単なる金づるにされないように、気をつけないといけない。 拉致問題において日本は完全な被害者であり、本来なら交換条件など出す必要もなく、無条件で被害者の身柄を引き渡すように請求できるはず。でも、それが難しい現状があるわけだ。だから、日本は泣く泣く経済支援をして、拉致被害者の問題を解決しなくてはいけない。日本は全く悪くないのに、どうしてお金をあげなきゃいけないんだ! そう思うのが当然だよ。 にも関わらず、「南北の融和ムードがある中で、日本だけが拉致問題解決を強く要求するのは空気が読めていない」みたいな風潮は明らかに間違っている。「平和に向けて歩みだした北朝鮮に水を差すな!」みたいな声があるというのだから、本当に信じられないよ。 今回の会談で、金正恩を評価する人もいるみたいだけど、ちょっと理解できないね。これまで散々悪事を働いてきたのに、ちょっと歩み寄っただけで「ノーベル平和賞」だなんて言い始める人までいる。そういう意見には、怖さすら感じる。それこそ歴史修正主義なんじゃないかと思う。金正恩を評価するなら、ずっと正しいことをしている日本政府こそ、しっかり評価すべきだよ。──南北首脳会談では、非核化を目指すことで合意していますが、具体的にどうやって進めていくかという点は示されていません。それは拉致問題も同様です。高須:もちろん、このまま平和に向けて一気に進んでくれることを願うばかりだけど、まだまだぼんやりとした宣言でしかないから、現実的には「注視する」という段階でいいと思う。トランプ大統領がちょっと浮かれ気味なのが気になるけどね(笑い)。 * * * 南北首脳会談によって朝鮮半島の完全な非核化がもたらされることを期待しつつも、予断は許さないと考える高須院長。日本政府としても、最大の外交成果を得るため、状況をしっかり把握する必要があるだろう。【プロフィール】高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子氏との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)など。最新刊は『炎上上等』(扶桑社新書)、『かっちゃんねる Yes! 高須 降臨!』(悟空出版)。
2018.05.02 07:00
NEWSポストセブン

高須院長 安倍外交を高評価「日本の首相として正しい」
高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に対して、自由気ままに提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、昨今の東アジアを中心とした国際情勢についてお話をうかがいました。 * * *──国内では、森友問題、加計問題、そして、財務省の福田淳一事務次官のセクハラ問題などが、話題になっているその裏で、日本時間の4月18日、安倍晋三首相とアメリカのトランプ大統領は日米首脳会談を行いました。高須:北朝鮮情勢を考えると、ものすごく重要な会談だというのに、国内ではモリカケだのセクハラだのばかりが取り沙汰されるのは、ちょっと異常な事態だと思うなあ。はっきり言って、北朝鮮情勢のような国難よりも、優先度が高いものなんてそうあるはずがないんだよ。モリカケ問題なんて、安倍政権に難癖をつけたい野党勢力が、無理やりに近い形で、ほじくり返している問題だからね。こんなことばかりしていて、仮に日本にミサイルでも打たれたらどうするんだよ! ボクはもう何年も同じことを叫んでいるのに、どうして理解できない人がこんなにたくさんいるんだろうか? いままさにボクはこの日本の状況を憂えているよ。──安倍首相は18日、フロリダ到着後に、トランプ大統領と会談を行い、「今日は、大半を北朝鮮問題に費やし、非常に重要な点で認識を一致させることができました」とツイッターで報告していました。高須:いやあ、本当に安心するね。いま、しっかり議論を深めて認識を共有させなくてはいけないのは、誰がどう見ても北朝鮮問題。世界中の政治家がそう思っているわけだ。安倍首相はその点をちゃんと理解している。いくら日本国内で、訳の分からない問題ばかりを追求されたとしても、決してブレることなく、日本の首相として正しい動きをしてくれているんだよ。国内の雑音に惑わされない素晴らしい総理大臣ではないか!──さらに安倍首相は「トランプ大統領は、来る米朝首脳会談で拉致問題を取り上げることを確約してくれました」ともつぶやいています。高須:そう。野党の皆さんは、そんなこととっくに忘れちゃっているみたいだけど、日本にとっての最重要事項は拉致問題。安倍首相はもちろん忘れるわけないね。拉致問題に関しては、日本人の人権が北朝鮮によって不当に侵害されているのだから、絶対に無視できない。いまこそ、この問題をしっかり解決させるチャンスなんだよ。トランプさんも協力してくれるというのは本当に心強いね。──そして今月27日には韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との南北首脳会談が行われます。高須:おそらくは南北の融和ムードをアピールする場になるであろうことは予想がつくけど、果たして本当に北朝鮮を非核化に導けるかどうかは、予断を許さない状況ではあると思う。いままで何度、あの2つの国に騙されてきたことか。もちろん今度こそは…と期待したい気持ちもあるのだけど、最悪の結果となった場合も一応想定しておかないと。──そして、6月には米朝首脳会談も予定されています。高須:金正恩もトランプ大統領と会う気があるんだから、今度の南北首脳会談もそうおかしな方向には行かないはずだけどね。問題解決への道筋を作っている状況で、金正恩がすべてをひっくり返したら、これは本当に終わりだよ。最悪の展開、つまり戦争になってしまう。それは誰も望んでいないことなのだから、ここはひとつ大人の会談を進めていただきたい。──中国の習近平国家主席が、米朝首脳会談後に平壌を訪問する準備があるとの報道もありました。高須:北朝鮮情勢が一気に動く可能性もあるということだ。それで拉致問題も解決されて、北朝鮮が非核化に動くのであれば、大歓迎だよ。 ただ、北朝鮮情勢が解決に向かったとしても、中国とアメリカの関係は微妙だし、中国はアメリカとロシアとの対立が激化してくれやしないかと期待しているしで、まだまだ状況が難しいことには変わりない。 シリア情勢もそう。今回のアメリカ、イギリス、フランスによるシリアへのミサイル攻撃は、必ずしも大規模なものではなく、シリアの背後にいるロシアとの全面対立は避けたけど、一触即発状態にあることには違いないからね。プーチン次第では、もはやシリアなど関係なく、軍事衝突が起きるかもしれないし、北朝鮮がロシアを裏切ることで、情勢が大きく動くことだってありうる。誰が敵で誰が味方かもよく分からない混沌とした状況の中に、日本も入れられているんだよ。それをしっかり認識していないと、あっという間に国が滅んでしまう。 裏を返せば、安倍政権の外交が上手く行っているから、そういった危機感が日本国内に伝わってこないのかもしれないな。野党がワーワー騒いでいられるのは、安倍首相が諸外国と上手く付き合っているから。野党が騒げば騒ぐほど、安倍首相が有能であることを証明してしまっているんだろうね。野党の皆さんは安倍首相に感謝しなくちゃいけないのかもな(笑い)。 * * * 不安定な国際情勢の中での安倍政権の外交を高く評価している高須院長。このまま北朝鮮情勢も解決に向かい、アメリカ、中国、ロシアとも良好な関係を築いていただきたいものです。【プロフィール】高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子氏との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)など。最新刊は『炎上上等』(扶桑社新書)、『かっちゃんねる Yes! 高須 降臨!』(悟空出版)。など
2018.04.20 07:00
NEWSポストセブン

高須院長「反安倍かどうか」で動くことがいちばん危険
高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に対して、自由気ままに提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、昨今の「保守」と「リベラル」の対立について、お話をうかがいました。 * * *──高須院長、住民票を西尾市から移すというのは本当でしょうか?高須:そうそう。西尾市の教育委員会が、前文部科学事務次官・前川喜平さんの講演会を後援していたからね。僕の税金をそんなものに使ってほしくないから。──前川氏といえば、天下り斡旋で事務次官を辞職していますし、出会い系バーに通っていたとの報道もあったということで、教育的にいかがなものかとの声も多いですね。高須:少なくとも天下り問題は、ちゃんと国民から痛烈に批判されるべき問題だと思う。たしかに教育上よろしくないと思うね。出会い系バーについては、まあ難しいところだな。個人的には僕の税金を使った講演会のギャラで、出会い系バーに行かれるのは、嫌だよ。でも、出会い系バーに行くこと自体は、その人の自由だからね。勝手に行けばいいと思う。ただ、「貧困調査」のために行っていたというのは、さすがに信じない。仮にやましい行為がなかったとしても、それは単純に前川さんが女性と仲良くなるのが下手だっただけなんじゃいの?って思っちゃう(笑い)。 まあ、前川さんが行っていた出会い系バーってのは、そんなにいかがわしいお店ではなかったみたいだけど、だからって「貧困調査」という釈明を信じてしまうのは、完全な思考停止だ。「前川さんはシロ」という結論ありきでないと、そんなこと信じられるはずがない。──前川氏は加計学園問題で、安倍政権を厳しく批判し、「行政が捻じ曲げられた」と発言しています。高須:前川さんが政府を批判することは別に構わないと思う。でも、「リベラル」と呼ばれるような人々が天下りで官僚を辞めた前川さんを持ち上げるのは、かなりの違和感だな。「安倍政権を攻撃するためなら、どんな人でも利用するのか?」って思う。だからこそ「貧困調査」なんていう釈明も信じられるのかな(笑い)。 そういえば、文書改ざん問題で前国税庁長官の佐川宣寿さんが証人喚問に出てくる前も、佐川さんが救世主になってくれるのでは…みたいに期待していた野党議員もいたでしょ。本当に安倍批判のためなら誰だって利用しようという考えなんだろうね。 結果的に、佐川さんは何も話さなかったけど、誰がどう考えてもこうなることは分かりきっていたはず。それなのに野党は佐川さんを議院証言法違反での告発を目指すなんて言ってるんだから、ちょっと信じられないね。そんな時間の無駄使いのために、国民の税金を使わないでほしい。 どうも「リベラル」と呼ばれる皆さんは、反安倍派かそうではないのかの二元論でしかものを考えていないような気がする。どんな考えの持ち主なのか、どんな理想を抱いているのかということは関係なく、「安倍首相が嫌いかどうか」だけが基準になっているのかな? まあ、これは一部の「保守派」の人にもいえることかもしれないけどね。──つまり、単純に「安倍派」と「反安倍派」の対立構造になっているという。高須:その傾向が強い。それに、自分と違う考え方を持つ人を無条件に攻撃する人も多い。そんなものリベラルでも保守でもない。単なるわがままであり、それこそがファシズムだよ。 本来いくつかの選択肢から、自分の中の正解を自由に選べる状態が「リベラル」であって、「反安倍かどうか」という固定された基準で振り分けられたものが「リベラル」なのではないはず。そして、最良の選択ができるように、正しい知識を身につける努力も怠ってはならないとも思う。さらに、知識を身につける努力を阻むことも許されない。それこそ「反安倍派」というイデオロギーありきで、都合が悪い情報を隠蔽し、都合がいい不確かな情報ばかりを声高に叫ぶ人なんかは、もっとも「リベラル」からかけ離れた人だよ。 僕がツイッターなんかで、誰かと激しくやり合うのは、大抵この部分。間違った認識や意図的に捻じ曲げられた情報を糾すために、厳しく意見をすることはあるけど、それは「自分と思想が違う」という理由で攻撃しているのではない。自由な思想を抱く権利を剥奪することなんて、誰にもできないんだからね。 とにかく「反安倍かどうか」で動くことがいちばん危険なこと。ちゃんと自分で正しい知識を得て、それをもとに正しい判断をしないといけない。それができる人こそがリベラルだよ。 * * * 何かと「保守」と「リベラル」の対立構造で捉えられがちだが、真の「リベラル」はその構造の中にはないと説く高須院長。いま一度「リベラル」という言葉について、考え直す必要がありそうだ。【プロフィール】高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子氏との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)など。最新刊は『炎上上等』(扶桑社新書)、『かっちゃんねる Yes! 高須 降臨!』(悟空出版)。など
2018.04.07 16:00
NEWSポストセブン

高須院長がマスコミに注文「先に反日ですと宣言して」
高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に対して、自由気ままに提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、財務省の決裁文書改ざん問題に関する報道について語っていただきました。 * * *──現在、日本国内では森友学園への国有地売却に関する決裁文書改ざん問題が大きく取りざたされています。焦点としては、官邸サイドから財務省へ何らかの働きかけがあったのか、あるいは財務省から政権への忖度があったのか、という部分にあります。高須:もちろん、公文書を改ざんするということは、あってはならないことだよ。どういう経緯で、そして誰の判断で改ざんすることになったかを解明することは必要だと思う。でも、ちょっと気になるのが、一部のマスコミの報道だね。こういった事件は、あくまでも事実のみをベースとして、公平に報じなければいけない。それが報道機関の役割だよ。でも、一部のマスコミは、政権批判の材料として改ざん問題を利用しているわけだ。政権が有利になるような事実は報じずに、政権がすべての元凶であるかのような流れを作って、都合のいい情報だけを垂れ流しているように感じるんだな。少なくとも、そんなことは大手マスコミのするようなことではないと思うね。──文書改ざん問題が発覚してから、安倍内閣の支持率は低下しています。高須:残念だよ。個人的には外交政策もいいと思うし、景気も決して悪くないと思う。そりゃあ完璧な内閣ではないだろうけど、いろいろな批判を浴びながら、ものすごく頑張っている政権だと思う。憲法改正とか消費増税とか、誰もやりたがならないけど、いつかは誰かがやらなければいけないことに率先して取り組んでいるんだから、安倍さんは本当に立派な総理大臣だと思うけどね。そのあたりをしっかり評価するマスコミがもっとあってもいいと思うなあ。──しかし、現在は主に安倍内閣の疑惑を追及するような報道が多いですね。高須:特にテレビのニュースに顕著だけど、何か注目の的となるニュースがあると、それに対してあるひとつの結論を仮定して、全体がそこに向けて、報じていくという傾向があると思うんだよ。結論ありきで、そこに導くような情報ばかりを出して、そうではない情報は闇に葬り去られてしまう。別にとても重要なトピックがあったとしても、無視されることさえある。それは健全ではないと思うね。「改ざん問題もいいけど、北朝鮮情勢は忘れていないかい?」って素直に思っちゃうなあ…。 あと、テレビなんかでは安倍首相が関与しているかのような報道も多いけど、SNSなんかをよく見ていると、文書改ざん問題について「政治の関与はありえない」といった意見を発信している専門家は少なくないんだよね。でも、地上波ではあまりそういう意見は使われず、マスコミ側が想定した意見ばかりが使われがち。なんとも気持ち悪い状況だ。──実際問題として、多くのマスコミが“アンチ安倍内閣”なのでしょうか。高須:ご存じの通り、完全にアンチ安倍内閣もマスコミもいるよ(笑い)。でも、ただ単に“今の空気”に乗っているだけのマスコミも多い。「アンチ安倍色を出したほうが視聴率が取れる」という判断なのかもしれないね。とはいっても、正しい意見を発信しても無視されてしまう状況があるのは事実であって、これは本当に由々しき問題だよ。 でも、どうしてマスコミはわざわざアンチ安倍のほうに流れていくのか、それが不思議で仕方ない。だって、ネットを見ていると安倍首相も麻生財務大臣も「辞任しなくていい」という声がけっこう多いし、そもそも安倍政権の支持率は高かったわけだからね。もしも視聴率がほしいのであれば、保守寄りの報道をしたほうがいいと思う。それなのに、アンチ安倍の方向へ進んでいるというのは、なんだか気持ち悪いなあ。誰かが裏で糸を引いているのか? 安倍政権が崩れたら儲かる人でもいるんじゃないの? …って、ちょっと陰謀論めいてきちゃったな。これはいけない(笑い)。 まあ、陰謀論はばかげた冗談だけど、安倍政権に関係ないところでも、不自然に報じられない話題はいくらでもある。例えば、中国政府によるチベット弾圧もそう。深刻な人権侵害なのに、世の中の人権派の皆さんはどうしてそこをもっと取り上げないのか? 疑問しかないよ。 仮に偏った報道をするのであれば、最初に「反安倍です」とか「反日です」とか宣言してから、やってほしいね(笑い)。そうすれば仮におかしな報道があったり、人権侵害する国を擁護するようなことがあったりしても、「偏ってるんだから仕方ないか」って思えるもん(笑い)。もちろん、その逆もしかりだよ。「保守です」って宣言して報じていれば、僕も「なるほど~」って安心しながら見ることができるからね(笑い)。 ただ、そうなったらもう報道ではなく、イデオロギーの発信ということになる。でも、そのほうが双方とも意見をぶつけやすくなって、意外と建設的な議論ができるような気もするなあ。少なくとも、報道という姿を借りて、民衆を愚弄しつつ、おかしな方向へ導こうとする卑怯なまねがまかり通るよりは健全だよ。 * * * 公平性・客観性に欠ける一部のマスコミへの不満をぶちまけた高須院長。ネットで様々な情報をキャッチできるこの時代だからこそ、正しい報道が必要となるのはもちろんだが、同時に正しい報道を見極める力も必要となりそうだ。【プロフィール】高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子氏との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)など。
2018.03.24 07:00
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高須院長 南北首脳会談に不快感「今こそ日本は警戒すべき」
高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に対して、思うままに提言していくシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、11年ぶりの開催が決まった韓国と北朝鮮の南北首脳会談について意見をうかがいました。 * * *──韓国の文在寅大統領の特使として北朝鮮を訪問した鄭義溶国家安保室長が、金正恩労働党委員長と会談を行いました。その結果、鄭氏は4月末に南北首脳会談を行うことで合意したと発表。実現すれば11年ぶり3回目の南北首脳会談で、文在寅大統領と金正恩委員長にとっては、それぞれ初めてとなります。高須:北朝鮮の暴走を食い止めるために韓国が動いていると見ることができるのはもちろんなんだけど、ここ最近の韓国の動きを考慮すると、そうは思えないというのが本音だね。正直、不快感を抱いたよ。 今の韓国の文在寅政権は、アメリカや日本ではなく、北朝鮮を重視しているわけだし、むしろ南北会談で北との連携を強固にして、日米と対立しようとしているのではないかとさえ思えてくる。まあ、普通に考えればそんなことはありえないんだけど、“万が一”がありそうな気がするというのが怖い。なんというか、国際的な常識がまったく通用しない国なんだから。北も南も。──金正恩は南北の対話が続く限りは、ミサイル実験をしないとの意向を明らかにしているとも報じられています。高須:それが本当なら一歩前進だ。でも、今までどれだけ騙されてきたことか。それは、北朝鮮だけではなく、韓国だって同じことだよ。政府同士の合意を一方的に反故にしてしまう韓国を信用しろというのは無理な話だ。それに韓国と北朝鮮の仲だって当てにならない。そもそも南北は、これまでずっと騙し合ってきたんだから、ここで急に仲良くなるということ自体がおかしいんだよ。 では、どうして南北会談が実現するのか。それは南北の利害が一致しているということだろうね。じゃあ、その利害とは何か。そのひとつとして考えられるのが、「共通の敵」がいるということだよ。その敵とはつまり日本だ。もちろん北朝鮮にとってはアメリカも敵だけど、韓国にとってはそうではない。でも、日本が南北にとっての敵になっているのは事実だからね。なかなか恐ろしい話だと思うよ。 そもそも、北朝鮮としては、アメリカとの対話を有利に進めたいという意図があって、韓国を利用しているわけだ。今回の会談もまさにそれ。一方、文在寅政権は日本を敵国に設定して、北朝鮮と仲良くすることで、韓国民からの支持を得たいという目的がある。その点で利害が一致したから、南北が手を結んだということ。結局、北も南も世界の平和なんかまったく考えていない。自分の国のことしか考えていないんだよ。日本とアメリカは、北による核攻撃という最悪のシナリオを回避すべく奔走しているというのにね。なんだか悲しくなってくるよ。──トランプ大統領は南北会談について、ツイッターで「We will see what happens!」とつぶやきました。つまり、「何が起きるか見ておこう」と。高須:アメリカと仲良くするための会談ではなく、北朝鮮がアメリカに対して強く主張しやすくするための会談だからね。アメリカとしては手放しに歓迎できるものではないし、「どうぞご勝手に」という感じでもない。この会談で潮目が変わって、南北が急接近でもしようものなら、急に力を誇示し始める可能性だって否定できない。とにかく動向をしっかり見届けるというのは当然だろうね。──では、日本はどうするべきなのでしょうか?高須:もちろんアメリカと同様、しっかり動向を見極める必要がある。ただ、南北が日本を敵視しているということは絶対に忘れてはいけない。それこそ攻撃される可能性があるということをしっかり肝に銘じていないと、最悪の結果になってしまうこともありうる。もしも、南北会談の実現を平和への第一歩だと考えている人がいたら、それはちょっと危険だな。日本は今こそ警戒するべきだと思う。ニュースだって、もうちょっと東アジア情勢について取り上げるべきだと思うなあ。国会だってそう。危機感は抱いておいて損はないからね。 * * * 南北首脳会談の実現は、日本にとっての脅威になりうると指摘する高須院長。もちろん会談をきっかけに、米朝対話が進んでいけばいいのだが、一筋縄にいかないのが朝鮮半島情勢というもの。今後の動向をしっかりと注視する必要がありそうだ。【プロフィール】高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子氏との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)など。
2018.03.08 07:00
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高須院長 IOCに不満「CMより五輪政治利用を取り締まれ!」
高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、熱戦が続く平昌オリンピックについてお話をうかがいました。 * * *──平昌オリンピックが盛り上がっていますね。院長としては、やはり女子アイスホッケー日本代表「スマイルジャパン」が気になるところでしょうか。高須:そりゃそうだよ。前回のソチ五輪のときはスポンサーもやっていたしね。まあ、協会のゴタゴタなんかもあって、今は離れてしまったけど。──14日には韓国・北朝鮮の合同チームと対戦。4対1で五輪初勝利となりました。高須:前回は会場で見ていたんだけど、今回はテレビで見たよ。まあ楽勝だったね(笑い)。会場は合同チームの応援ですごいことになっていたみたいだけど、完全アウェーの中でしっかり勝ったスマイルジャパンは本当に素晴らしい。韓国と北朝鮮の応援団もさすがに勝てないと思ったのか、静かになってしまう瞬間が何回もあったしね。いやあ、気持ちいい勝利だった。──勝ったら、高須クリニックのスマイルジャパンバージョンのCMをオンエアすると宣言されていましたが、残念ながら実現しませんでした。高須:勝った直後、代理店に電話をしたんだけど、「オリンピック期間中は、オリンピックを想起させるようなCMは流せないんです」だってさ。なにやらCMでは「オリンピック」とか「五輪」とかそういう言葉が使えないのは当たり前で、「スポーツの祭典」「4年に1度」とかそういうのもNGなんだってね。IOCは、便乗されないようにガッチガチに固めているってことだ。こっちは別にオリンピックを利用して儲けようなんてことは、これっぽっちも思ってなくて、ただただアイスホッケーに打ち込むスマイルジャパンを応援したいだけなのになあ…。 IOCとしてもオフィシャルスポンサーからそれなりのお金をもらっているわけで、そのスポンサーを守るためには、しっかり便乗CMを取り締まらなければいけないのはわかるけど、ちょっとモヤモヤするなあ。──今回、韓国の文在寅大統領は北朝鮮との合同チームを女子アイスホッケーに出場させることで、南北の融和ムードを演出したわけですが、果たして成功だったのでしょうか?高須:韓国っていうのはやっぱり不思議な国で、本当なら北朝鮮とはまだ“休戦状態”であって、戦争が終わっているわけではなく、いがみ合っているはずなんだよ。でも、なぜか北朝鮮の人々を歓迎している。完全に矛盾しているんだけど、それが成立するのが、朝鮮半島なんだよね。たしかに合同チームで南北の融和がいくらかはアピールできたと思う。でも同時に、国際的には“わけがわからない国”というイメージがさらに強くなったんじゃないかなのかな? 「こんな矛盾がまかり通る国は、何をしでかすかわからない。注意が必要だな」って警戒されていると思うよ。──そして北朝鮮の五輪参加費用の約2億8000万円は韓国政府が負担することとなりました。高須:これまたびっくりだ。今、国際社会的に北朝鮮は、核をちらつかせていろいろな要求をしてくる悪者なわけだよ。そんな北朝鮮にお金を差し出してしまうとは、これはもう完全に北朝鮮の仲間といわざるをえない。それこそ「テロ支援国家」といわれても仕方ないとすら思えてくる。韓国にとっては相当リスキーな行為だったと思う。 ちなみに、2億8000万円はどこからきてるの? まさか、日本が慰安婦支援財団のために支払った10億円が使われている…なんてことはさすがにありえないか(笑い)。そこまでやっていたら、逆にアッパレだ(笑い)。 いずれにしろ、平昌オリンピックは政治利用が多すぎる。スポーツに政治は介入しないというのがルールのはずなんだけど、まったく守られていない。IOCは便乗CMを取り締まる前に、オリンピックの政治利用を厳しく取り締まるべきだ。はっきりいって、韓国には何らかの制裁を与えたほうがいいと思うよ。オリンピックの理念とあまりにもかけ離れて見える。 それに、文在寅大統領がお咎め無しで、高須クリニックのスマイルジャパンCMが流せないというのは、あまりにもおかしい。せっかくスマイルジャパンが気持ちよく勝利したというのに、祝福すらさせてもらえないわけだ。アスリートばかりが損をしてしまうようなオリンピックになっているような気がするね。オリンピック全体のシステムを、今一度しっかり見つめ直す必要があると思うよ。 * * * 理不尽な五輪運営に不満を抱いている高須院長。スマイルジャパンお祝いCMがいつの日かオンエアできるように、願うばかりです!【プロフィール】高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子氏との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)など。
2018.02.17 07:00
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結婚に幻想を抱かない子世代 「結婚=幸せ」とは思わない
今、“代理婚活”が人気だ。代理婚活とは、子供の代わりに親同士がお見合いし、息子や娘の結婚相手を探すというもの。親は子供のためを思っての行動だが、中には「親同士のお見合いに参加したの」と娘に告げたら、「なんで勝手なことするの!」と怒鳴られてしまったなど、子供から反発を受けるケースも。どうして親と子の思いはすれ違ってしまうのだろうか。 婚活ブームの生みの親で共著に『「逃げ恥」にみる結婚の経済学』(毎日新聞出版)を持つジャーナリストの白河桃子さんは、「世代間の違い」を指摘する。「適齢期で結婚しない子供を抱える今の母親たちは、女性が結婚して子供を産むことが当たり前だった世代です。彼女たちは結婚しない子供について、“なんで私の子供は結婚できないんだろう”“なんてかわいそうなんだろう”と思ってしまう。子供との関係が悪いのではなく、子供のことを思うがゆえに代理婚活に走るのですが、今の子世代は結婚に幻想を抱いておらず、自分が納得しなければ容赦なく拒絶します」 元タカラジェンヌで独身の紫吹淳(49才)も「結婚=幸せ」との考えに疑問を呈する。「一度は結婚してみたいという憧れもありますが、縁あってのものなので『結婚=幸せ』とは思いません。周りには恋愛もしていないけれど、楽しそうな女性もたくさんいます。代理婚活をする親の気持ちもわかるけど、こればかりは本人同士の問題。一度、母が不思議そうに『結婚しないの?』と聞いてきたことがありますが、『相手がいたらする』と答えました。母が私の代わりに婚活すると言ったら、もちろん止めますよ(笑い)」◆西原理恵子氏の「卒母」が重要 それでも子供が心配になってしまう親はどうすべきか。『生涯未婚時代』(イースト新書)の著者で兵庫教育大学大学院学校教育研究家助教の永田夏来さんは「卒母」を勧める。「卒母」は漫画家の西原理恵子さんの造語だ。足かけ16年にわたって実生活の家事や育児の奮闘ぶりを描いた漫画『毎日かあさん』の最終回で西原さんは、子供たちの自立を機に母親業を終えるとして、「お母さんを卒業します」と述べた。 この“卒母宣言”は同世代の母親から大きな反響を呼んだ。「今の親世代が、『婚前交渉はふしだら』としたその前の世代に反発したように、親子の価値観はいつの世も異なるものです。 子供の人生は子供のものなのだから、世の母親は西原さんのように子供が社会に出たら“卒母”すべき。自分の価値観を押しつけることをやめ、子供の意見をしっかり聞いて共感することを心がけ、相談には乗っても最終的な判断や決定は子供に委ねるべきです」(永田さん) 親子のコミュニケーションに詳しい「こどもみらい塾」塾長の楠本佳子さんは、母親自身が人生を楽しむことが必要と指摘する。「厳しい言い方をすれば、子供は母親の持ち物ではありません。子供との関係を正しいものにするには、まず母親が子供の人生を尊重して過干渉しないこと。そのためにも母親は自分の好きなことや趣味など夢中になれるものを持ち、自分の人生を豊かにすべきです。そうすれば子供は自然と母親を尊敬するようになり、いい親子関係を築けます」 代理婚活で見つけた男性とお見合いするよう娘に掛け合おうとしていた女性・Aさんは、「卒母」という考え方を知って全身の力が抜ける思いだった。 進学・就職までは親の力でどうにかなったかもしれないが、恋愛や結婚や出産まではどうにもならないし、どうにかすべきでもない。※女性セブン2018年2月22日号
2018.02.14 07:00
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高須院長「首脳会談で舐めてる韓国にカウンターパンチを!」
高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は安倍首相の平昌五輪開会式出席についてお話をうかがいました。 * * *──平昌冬季オリンピックの開会式が2月9日に開催されますが、欠席する見通しだったはずの安倍晋三首相が、ここにきて出席する意向を表明しました。高須:本音を言うと、ものすごくがっかりしたね。自民党や官邸には出席を反対する国民から抗議の電話が殺到していたらしいけど、それも仕方ないことだと思う。今の韓国政府は慰安婦問題をネタに日本から永遠にお金を巻き上げたいだけにしか見えないもん。少なくとも、そう思われてもおかしくない行動を取っているんだから、欠席するのが普通の判断だよ。日本を愛する国民であれば、出席という選択は許せないと思う。安倍首相だって、内心はそう思っているはずなんだけどなあ。──韓国内では「安倍首相は出席するのが当たり前だ」と言いながらも、安倍首相に対する批判も多いですね。高須:それがまったく意味がわからない。日本が憎いんだったら、どうして「開会式に出席するのが当たり前」という発想になるんだ? 安倍首相が嫌いだったら、「出席しないでくれ」と言えばいいのに。このあたりが、今の韓国政府のまったく筋が通っていない部分なんだよ。自国の顔を立てるために日本を利用したいと考えているくせに、悪口ばかり言って、喧嘩をふっかけてくる。でも、いざ日本が厳しい態度を取ったら、「開会式には出席しないのはおかしい」って言い始める。単なるわがままの“かまってちゃん”だ。──韓国内では文在寅大統領の外交の手腕を評価する声もあるようです。高須:いやあ、バカバカしい。何一つ真実が見えていないし、それはただ単に日本を落として、自国を褒めているだけの中身のない意見だよ(笑い)。安倍首相だって、別に韓国政府のメンツのために開会式に出るわけではないでしょ? むしろ、対北朝鮮的な意味合いで日韓関係の悪化を良しとしていないトランプ大統領の立場を理解したうえでの判断もあったはず。日本が立てたのは韓国の顔ではなくて、アメリカの顔だ。少なくとも韓国政府の外交の手腕のおかげで、安倍首相が動いたわけではない。──そして、開会式前には、日韓首脳会談も行われる予定です。高須:もちろん安倍首相の本当の目的はこれだ。文在寅大統領は、慰安婦問題の再交渉を始めるチャンスだと思っているかもしれないが、残念ながらそうではないと思う。安倍首相が、ここで今一度「問題は解決済み」だという従来のスタンスを強くアピールしてくれるのではないかと期待しているよ。 一見すると安倍首相の開会式出席は「日韓友好」に見えるかもしれないし、韓国政府は「日本が韓国の言い分を受け入れる」という意味だと思っているはず。つまり、韓国は日本のことを飛んで火に入る夏の虫くらいに思っているんだろうね。だったら、もう日本は舐めてる韓国にカウンターパンチを食らわせるしかない。首脳会談では、今まで以上に強い態度で「再交渉はありえない」という意志を貫いていただきたい。 完全に決裂した首脳会談の後に両首脳が出席する開会式が行われるというのも、いろんな意味で面白いかもしれないぞ。スポーツの祭典の開幕を前に、清々しい表情の安倍首相と顔が引きつる文在寅大統領の素晴らしいコントラストが楽しめそうだ(笑い)。──平昌五輪には北朝鮮も参加しますし、いずれにしろ東アジア情勢には何らかの影響を与えることとなりそうです。高須:南北の融和ムードに乗じて、北朝鮮がいろいろと動き始める可能性も低くない。開会式前に軍事パレードをやるという情報もあるし、北朝鮮を勢い付けてしまうかもしれない。そういう状況を抑えるために、安倍首相の開会式出席が必要だったという考え方もできるのは確か。なんというか、韓国が北朝鮮に騙されないためのお目付け役というかね。 本当は欠席してほしかったけど、出席するということが決まったのであれば、安倍首相にはしっかりと“強い日本”を見せつけてきてほしいという気持ちはあるね。日本が筋を通す国だということを、しっかり韓国に理解させてきてほしい。 * * * 安倍首相の開会式出席に落胆しつつも、冷静に現状を分析する高須院長。首脳会談で強い日本を印象づけて、さらにオリンピックの方でもメダルラッシュとなってほしいものです!【プロフィール】高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子氏との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)など。
2018.02.03 07:00
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熟年婚を選ぶ理由 法律や行政上のメリット、コスパも
近年、浅野ゆう子のような「熟年婚」が増えている。 厚生労働省の人口動態調査(2016年)によると、50代の初婚件数は男性が4247件、女性が1595件。1990年に比べると、50代女性は1.7倍となっている。 昨年、阿川佐和子さん(64才)は6才年上の元大学教授S氏との結婚を発表した。 阿川さんは自らの手記にこう綴っている。《介護関係の用事をS氏に頼んだとき、先方から「この人誰?」と怪しい目で見られます。(中略)もし自分が先に亡くなったときに、「阿川佐和子、内縁の夫に看取られる」という記事が出ると思うと、なんだか親不孝な気がして》 熟年婚を選ぶ理由の1つとして、法律や行政上のメリットがある。「相手が病気に倒れたり手術で親族の同意が必要な時など、事実婚では介入が難しい場合もある。保険や税金の面でも入籍していないと手続きが面倒なことも多いです。 何より別々に暮らすより、一緒に暮らすほうが生活コストは下がります。『配偶者』として行政上の正当なサービスを享受することも考えると、結婚は・コスパ”がいいともいえます」(行政上の手続きに詳しい弁護士) 浅野の場合はどうだっただろう。「浅野さんは、同棲生活を送っていた田宮二郎さんの息子で俳優の田宮五郎さんが倒れた時は未婚だったので、病院での看護や治療方針の決定、面会などにも“壁”があったはずです。 配偶者になればこれらのことに家族として立ち入ることができます。もちろん、お墓にも一緒に入れる。彼を亡くした経験から、“早めに籍を”と思ったのかもしれません」(前出・弁護士) 一方、漫画家の西原理恵子さん(53才)と高須クリニック院長の高須克弥さん(72才)は10年近い関係があるが、籍を入れず、週1回のデートを続ける恋人関係にある。「西原さんは2007年に、高須さんは2010年にそれぞれ配偶者を亡くしています。西原さんには2人、高須さんには3人の子供がいて、結婚するとなると財産分与や相続関係が複雑。 ふたりとも充分な経済的余裕がありますし、恋人であることは家族公認で公にもしているので、結婚の必要を感じないのでしょう」(前出・弁護士) 桃井かおり(66才)は2015年、幼なじみと結婚した理由を、雑誌のインタビューでこう語っていた。《付き合うようになって『一緒に住んでます』って、彼のお母様に報告に行ったら、『結婚するの?』とか『お墓に入ってくれの?』とか聞かれてね。最期に、『夫婦ってね、老後がいいのよ』って言われたんです。その一言が、心に染みて》 人生60年も生きれば、ひとりでいることへの悲しみや寂しさを充分に知っている。「人生の最期を誰かと一緒に過ごしたい」という打算のない愛に気づくということもあるのだろう。 57才初婚の浅野しかり、熟年婚には年を重ねたからこその理由がある。※女性セブン2018年2月1日号
2018.01.24 16:00
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高須院長 南北合同、五輪政治利用韓国に激怒「選手に失礼」
高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は開幕が迫ってきた平昌オリンピックでの“南北合同チーム”についてお話をうかがいました。 * * *──平昌オリンピックの開幕が近づいてきました。北朝鮮情勢を考慮し、アメリカやヨーロッパ各国がボイコットするのではないか…などいう話もありましたが、特にボイコットはなさそうです。しかし一方で韓国政府からの働きかけで、北朝鮮は選手団を派遣することを決定しました。女子アイスホッケーでは南北合同チームで出場するほか、開会式では「統一旗」を掲げて南北合同で入場することで合意しています。高須:オリンピックを政治利用してはならないというのが、共通認識だと思うけど、これまた驚くほどに露骨な政治利用だね。韓国政府にとって、世界のルールなんてものは、まったく関係ないのかな? もはや笑えてくるレベルだね。 そもそも北朝鮮は、他国の国民を拉致してスパイ活動をさせて、ミサイルを次々と放って挑発してくるようなテロ国家であるという大前提がある。そういう国におかしなことをさせないために、日本とアメリカと韓国は協力しなくてはいけない。 にも関わらず、文在寅大統領は北朝鮮に圧力をかけるのではなく、仲良くしようとして、ついにはオリンピックを利用してきたわけだよ。本当に理解に苦しむね。世界中から「スポーツを政治利用するルール破り国家」だと白い目で見られることがわかっているのに、どうしてテロ国家と手を組もうと思うのだろうか…。 結局のところ韓国は北朝鮮情勢を本気で解決しようとは思っていないんだろうな。それどころか、立場的には完全に北朝鮮側に回っているということなんだよ。本来協力しなければいけないはずの日本に対しては、いつまでも解決済みの慰安婦問題で言いがかりをつけてくるのに、ミサイルをバンバン打っている北朝鮮と握手をするんだから、もはやそういうことでしょ。韓国政府が戦いをふっかけている相手は、北朝鮮ではなく日本なんだ。韓国と北朝鮮の共通認識は「敵は日本」ということなんだよ。 日本政府も、そのあたりはそろそろはっきりさせたほうがいいのかもしれない。いつまでも韓国政府の不誠実な態度を許していたら、ただただ北朝鮮をめぐる緊張が長引くだけで、日本国内の政治も停滞してしまう。 それはアメリカも同じだよ。トランプ大統領だっていつまでも北朝鮮なんかを相手にしていたくはないはず。でも、韓国に足を引っ張られて、何もできないままズルズル時間だけが経ってしまう。このままではトランプは、韓国のせいで何の成果もあげられないまま、次の大統領選を迎えることになるだろうね。それはトランプのキャリアに傷がつくということだけでなく、単純にアメリカが大きな損をするということだ。そろそろアメリカも本気で韓国に対して圧力をかけなくちゃいけないんじゃないかな。「お前がすべきは北朝鮮を叩くことだ」と知らしめないと、取り返しがつかないことになりかねない。──女子アイスホッケーの南北合同チームは、既存の韓国代表チームに北朝鮮の選手数人を合流させる形にするとのことで、韓国代表選手の一部からは「出場機会が奪われる」と反発もあるようです。高須:そりゃそうだ。純粋にスポーツ選手として練習してきて、晴れ舞台でプレイできると思っていたところで、いきなり政治利用されるんだからね。韓国政府がやっていることはスポーツ選手にとって本当に失礼なこと。選手を応援する気持ちなんて微塵もないんだろうな。──韓国の李洛淵首相は、韓国女子アイスホッケー代表について「メダル圏内にはない」と発言したそうです。高須:どうせメダルが獲れないんなら、北朝鮮の選手を入れても影響ないだろうっていうことか。これは本当に酷い。こんな政府のいいなりにならなきゃいけないなんて、韓国のスポーツ選手が不憫でならない。もっと純粋にスポーツに打ち込ませてあげたいと思うよ。韓国政府は本当に最悪。こういう選手たちを見ていると、サポートしたくなっちゃうなあ…。 * * * 自身も学生時代にはアイスホッケーの選手をしており、女子アイスホッケー日本代表のスポンサーを務めたこともある高須院長。アイスホッケーを愛する人間として、女子アイスホッケーを政治利用する韓国政府により一層激しい怒りを抱いているのかもしれない。【プロフィール】高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)など。最新刊は『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)。
2018.01.20 07:00
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高須院長 韓国の慰安婦問題再交渉は「無視すればいい」
高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は2018年の日本と朝鮮半島との関係について、ご意見をうかがいました。 * * *──あけましておめでとうございます。さて、2018年ですが、どうしても気になってしまうのが北朝鮮情勢です。金正恩・朝鮮労働党委員長は新年の挨拶で自分の机の上に核ミサイルの発射ボタンが置かれていると話しました。高須:分かりやすい挑発だ。そりゃあトランプ大統領だって「オレの机の核ボタンのほうが強力だ」なんて反撃もするよ。ここで黙ってしまうのは、舐められたままで引っ込むのと同じだからね。──そういった挑発の応酬の末には、実際の戦争が待っているのでしょうか?高須:この挑発合戦がそのまま戦争になるということではないと思う。緊張状態とはいいつつも、北朝鮮にしたって実際に攻撃をするにはリスクが大きすぎる。アメリカだって戦争にならないほうがいいに決まっている。とりあえず舌戦を繰り広げているという感じなんだろうね。まだまだ、戦争にリアリティーを感じている状態ではないんじゃないかな。 でも、だからといって何もしないでいいということではない。戦争が起きてしまうかもしれないということをしっかり想像しておく必要はある。もしも日本が攻撃されたらどうするべきなのか。日本政府、そして日本人はどういった態度で敵国と対峙すべきか。そういうことを無視するのは、いつかやられる時を待っているのと同じこと。攻撃された時に反撃できるようにする必要はあるし、あるいは攻撃されないようにすることも考えなくてはいけない。──元旦に放送された『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)では漫才コンビ・ウーマンラッシュアワーの村本大輔が、もしも攻撃された場合、自分なら降伏するという主旨の発言をして話題となりました。つまり、「非武装中立」が理想であるという意見です。高須:年末の『THE MANZAI』での時事ネタが面白かったから絶賛したのに、実はそんな意見を持っていたって知ってガッカリしたよ。しかも、沖縄は日本が中国から取ったものなんていう発言もしていて、ただの無知な男だったのか…と本当に残念な気持ちになってしまった。 でも、村本くんはその後ツイッターで、「殺されてもいい」という発言を訂正していたんだよ。攻撃し返すのは嫌だから、とにかく逃げまくるという考えのようだ。そのツイートを見て、安心したよ。「正気に戻ったな」ってね(笑い)。 まあ、ただ逃げるだけでは、日本の国土はやられてしまうから、根本的な対策にはならないんだけど、無駄に殺されるなんて絶対にありえない。そんな考えを持っていたら、ただ単に日本がずっと舐められ続けるだけだ。日本を愛する気持ちがあるのなら、積極的に日本を守る努力をする必要がある。もっと能動的にアクションをしていったほうがいいと思うね。──北朝鮮情勢とともに気になるのが韓国との関係です。特に慰安婦問題についての日韓合意について、慰安婦の支援団体が被害者を無視した合意であると主張。文在寅大統領も「重大な欠陥があった」と発言しており、再交渉を求める可能性を示唆しています。高須:まったくいつまでそんな話をしているんだろうか。呆れるよ。国と国が合意したものを後から「やっぱりやめます」と言ってくるなんて、普通の国家としてはありえない。「どうして自分から信用を落とすようなことをするのか?」なんて思ってしまうほどだね。 まあ、韓国といえば大統領が替わるごとに、前政権を否定するというのがお決まりだから、文在寅が朴槿恵の仕事である日韓合意を潰そうとするのも自然な流れなんだろうね。でも、そんなもの現在の民主主義国家としては信じられないレベルのことだよ。封建時代ならそうなるのかもしれないけど、現代社会でそんな国が成立していることがもう信じられない。 おそらく再交渉ということになって、さらに日本が補償金を払うようなことになれば、韓国はこれっきりで終わることはなく、何度も何度も要求してくるだろう。ここで韓国の要求を受け入れたら、未来永劫慰安婦問題は解決しないと思う。だから、ここはもう無視でもいいじゃないかな。韓国は日本が相手をしてくれるからいろいろ言ってくるわけで、完全に無視すればどうしようもなくなるからね。むしろ「相手をしてください」って尻尾を振ってくるかもしれない。 正直言って、今の韓国はかなりつけ上がっている状態だ。もうそんなに優しくしてあげる必要もない。慰安婦問題はもう終わったと、こちら側から強く主張するのもひとつの方策だと思う。2018年の日本はもっともっと強くなるべきだね。 * * * 北朝鮮にも韓国にも、強い姿勢で対峙するべきだという高須院長。2018年は「能動的で強い日本」がキーワードとなりそう?【プロフィール】高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)など。最新刊は『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)。
2018.01.06 07:00
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高須院長 ウーマン村本に「自分のツイッター見てるようだ」
高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回、2017年のメディア出演やネットで話題のウーマンラッシュアワーの漫才などについてお話をうかがいました。 * * *──さて、2017年もそろそろ終わりますが、今年はどんな1年でしたか?高須:今年も快調な1年だったね。メディアに出ることがちょっと多くなったかな。ツイッターでワーワー喚いているもんだから、面白がる人が増えたのかも(笑い)。──フジテレビ系『ワイドナショー』にも出演されていましたし、読売テレビの『そこまで言って委員会NP』にもたくさん出ていらっしゃいますね。高須:普通のテレビ番組には「この話題はやめてくれ」とか、「あの人の話はしないでくれ」とか、そういうタブーもあるようだけど、僕の場合は完全に好きなことを話しちゃってる。自分でも「こんなツイ廃老人を公共の電波に乗せて大丈夫なのか?」って思うくらいだもんな(笑い)。でも、変な規制をすることなく、自由にやらせてくれるのは、すごいよ。僕が出ている番組の制作サイドは、本当に筋が通っているな。まあ僕なんかを面白がるっていうのは、ネジが外れちゃってるのかもしれないけどね(笑い)。──テレビのタブーというと、最近はフジテレビ系『THE MANZAI』(12月17日放送)でウーマンラッシュアワーが披露した漫才がネットでも話題になっていました。ボケの村本大輔が、原発や安倍政権、小池百合子都知事、沖縄問題、北朝鮮問題などをイジる内容でした。高須:あれは僕も見たけど、面白かったね。そんなに難しいことを言っているわけではないけど、世の中のいろんな問題について気になったことを素直に言っているという感じなのかな。お笑い番組だと、言いたくても言えないこともあるんだろうけど、あの漫才ではそんなことを気にせずに、自由に自分の考えを発信していてよかったなあ。なんだか自分のツイッターを見ているみたいだったね(笑い)。自分が正しいと思うことを、好きなように話しているのはやっぱり面白い。──あの漫才は現在の政治に対する批判が含まれていると思うのですが、安倍政権を支持する立場の高須院長とは考えの相違もあると思います。高須:そうだね。でも、彼が言っていたことは間違ってはいないと思う。すごくフラットな意見だったと感じたよ。イデオロギーありきのものではなかったんじゃないかな。 僕はイデオロギーで戦いたいわけではないんだよ。政権を批判することが目的となっている意見に面白みは感じないけど、素直な意見であれば面白いと思う。彼が正しいと思ったことをそのまま発信することは、とても素晴らしいことだ。決して、安倍政権を倒したいという目的ありきで、発言したものではない。だからこそ、耳を傾けなければいけない意見なんだろうね。 僕だって、安倍政権の政策のすべてを支持するわけではないからね。おかしいと思ったら、素直にそう言う。自分のポジションを決めて、それに従ってものを言ってるわけではないからね。──院長は最近だと医療報酬の引き下げに対してツイッターで異論を唱えていましたね。高須:そう。高齢化で社会保障費が増え続けているのはわかるけど、2年連続で診療報酬が引き下げられるというじゃないか。主に医薬品などの「薬価」部分の引き下げで、人件費は引き上げられるみたいだけど、現状を見ている限りだと、近いうちに人件費の引き下げもありえそう。仮に人件費が微増しても、結局医療にかけられるお金は減るんだから、由々しき問題だよ。この傾向が続いたら、医者がボランティアになる時代がきてしまうかもしれない。そうなったら、日本人の健康は根底から崩れていくだろうね。 そもそも診療報酬を引き下げるということ自体が間違っている。ほかの予算を削ってでも、診療報酬はしっかり確保しなくてはいけないはず。医者の報酬を下げる前に、削るべきものはいくらでもあるよ。それこそ、役人と政治家の報酬を引き下げるべきだと思うね。そうだよ、役人と政治家の金を回して国民の健康を維持するべきだよ。 僕は前から言っているんだけど、もう参議院は廃止して貴族院を復活させたほうがいいと思うね。もちろん、貴族院の議員はボランティア。報酬が目的ではない人々だからこそ、私利私欲に溺れることのない正しい政策を作り出せる。何が目的で議員になったかわからない人々よりも、金持ち老人のほうが正しいはずだからね(笑い)。 * * * ポジショントークではなく、自分の信念に従って“正しい意見”を発信する高須院長。もし貴族院ができたのであれば、ぜひとも議員になっていただきたいものです!【プロフィール】高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)など。最新刊は『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)。
2017.12.23 07:00
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高須院長 昭和天皇独白録を22万ドル落札「愛国者なら当然」
高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回はオークションで落札した『昭和天皇独白録』や韓国、北朝鮮問題についてお話をうかがいました。 * * *──ニューヨークで競売にかけられた昭和天皇独白録の原本ですが、落札おめでとうございます!高須:昭和の素晴らしい歴史を記録する文書としては、こんなに貴重な宝はないからね。絶対に日本に帰還させたかった。この宝を落札するためだったら、どんな努力も惜しまないという決意でオークションに参加したんだから、いい結果になってよかったよ。愛国者として当然のことをしたまでだ。そして、この独白録は皇室にお渡しすることにしているんだ。宝はあるべき場所に戻るべきだからね。──落札額はおいくらだったんですか?高須:22万ドル。日本円で2500万円弱。手数料を入れると3000万円ちょっとかな。国を愛する気持ちをお金に換算することはできないけど、愛国者にとっては大した金額ではないよ。むしろ、とても素晴らしいお金の使い方ができてうれしいね。 近頃、国際社会では日本の歴史が歪められるようなことも多いから、昭和天皇独白録にいま一度注目してもらうことで、正しい日本の歴史を再び知ってほしいという気持ちもあるんだ。そのためなら安いもんだ。──アメリカ・カリフォルニア州のサンフランシスコ市が従軍慰安婦像を公共物化したという問題もあります。高須:まさに歴史の捏造だね。韓国のロビー活動に屈するとは、サンフランシスコも、なんとまあ情けない。自治体レベルの話だから仕方ないとしても、日本とアメリカが同盟国であるはずなのに、どうしてこんなことになってしまうのか。 しかも、いまの韓国はミサイル問題で一触即発の北朝鮮に対して、人道支援を実施する手続きに入ったと日本に伝達してきたというじゃないか。アメリカを中心に北朝鮮への圧力を高めているなかで、一体どういうつもりなんだ? 北朝鮮を応援してどうしたいの? まったく理解できない。韓国がやるべきことは、アメリカや日本と協力して、北朝鮮の心をくじくことだろう。それなのに支援だなんて、北朝鮮と共闘するつもりなんじゃないかと、あり得ない想像までしてしまうよ。国際社会の中でどう進んでいきたいのかが分からない。本当に理解に苦しむ国だ。 百歩譲って、韓国が理解できない国だとしてもかまわない。でも、日本にだけは迷惑をかけてくれるなとは思うね。もちろん韓国の自由は認めるし、韓国の自由を侵害しようとも思わない。でも、あちらさんが日本に迷惑をかけて、利益を奪って、自由を侵害しようというのであれば、厳しく対処するのが当然だ。従軍慰安婦問題はまさにそれなんだよ。日本を貶めることに必死な韓国に対して黙っているのはあり得ない。強く抗議するのはもちろん、場合によっては経済制裁も必要だと思う。韓国が北朝鮮の支援をするなら、なおのことだよ。──そして、北朝鮮情勢の緊張が高まるなか、日本国内では相撲の報道ばかりだとツイッターで嘆いていましたね。高須:そう。もちろん大相撲の暴力問題も重要なニュースだとは思う。でも、下手をすれば戦争に発展しかねない状況だというのに、北朝鮮情勢を差し置いて相撲のニュースばかりというのは、疑問だね。 国会でも野党は北朝鮮の話よりも、森友・加計問題の質問をしているもんなあ。どう考えても北朝鮮問題のほうが重要だよ。日本にミサイルが撃ち込まれるかもしれないのに、土の中のゴミの話ばかり聞いて何がしたいんだ? 野党は国民を守りたくないのか? 国民を危険にさらしたいのか? たまにツイッターで「モリカケ問題から国民の目を逸らすために、安倍首相が北朝鮮にミサイルを撃たせた」なんていう、とんでもない妄想陰謀論が投稿されているけど、モリカケの質問ばかりする野党のみなさんも、北朝鮮問題から国民の目を逸らしたいんじゃないのか?なんて思っちゃうよ(笑い)。本当に国のことを思っていたら、こうはならないんだけどね。ちょっと悲しいなあ。 * * * 愛国心が薄れつつあるような状況を嘆く高須院長。それにしても、有言実行で昭和天皇独白録を落札してしまうのはさすがです!【プロフィール】高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)など。最新刊は『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)。
2017.12.07 17:00
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高須院長、角界暴行騒動に「日馬富士のプロレス転向もあり」
高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、チベット自治区で発生した大地震や横綱日馬富士の暴行騒動についてお聞きしました。 * * *──11月18日にチベット自治区でマグニチュード6.9の強い地震が発生しました。高須:チベット亡命政府とはずっと仲良くさせてもらっていて、つねに僕はチベットの人々のことを思っているんだよ。自治区を迫害する中国政府にも怒りを抱いている。そんななか、今回の地震は本当に驚いたし、すごく心配なんだ。でも、残念ながら現地の様子がまったく伝わってこない。──中国内での報道では、一部の建物が崩壊したとの情報がありますが、けが人などの情報は不明のようですね。高須:中国は相変わらずの情報統制だよ。本当にけが人が出ていないというのであればいいんだけど、冷静に考えても中国がチベット自治区に関する詳細な情報を出すとは考えにくい。チベットには、中国にとって都合が悪い情報がたくさんあるんだよ。それを知られたくないから、被害に関する情報が出てこないとしか思えないね。少なくとも中国内の報道を信じることなんてできない。こういう時にSNSが利用できれば、真実が浮かび上がってくるんだけど、中国ではそれすらできないのだから、本当に腹立たしい。人権を蹂躙するとは、まさにこのことだ。日本国内の“人権派”もこの事実をしっかり受け止めてほしいし、ネットなんかでリベラルな人々が騒いでいないのが理解できない。安倍首相を叩く暇があったら、中国政府を叩くべきだ。──チベットに直接援助をしたり、自治区に入ったりすることはできないのでしょうか?高須:現時点では海外からの援助などは受け入れていないようだね。僕も今すぐに現地に行って、できることをなんでもしたいけど、それすら許されないということなんだよ。こんなに歯痒いことはない。今はとにかく、現地の被害が最小限に抑えられることを願うしかない。もしも、一段落して復旧のために必要なことがあったら、なんでも手助けするし、可能であればすぐにでも駆けつける。中国政府もこういう時くらいはチベット自治区に済む人々のことを最優先に考えてほしい。──さて、話は変わりますが、日本国内では大相撲の横綱・日馬富士の貴ノ岩に対する暴行騒動が大きな話題ですね。高須:日馬富士サイドの言い分と貴乃花親方の言い分とが対立して、相撲協会の立場もちょっと微妙な感じで、なんとも言えない状況だなあ。──今回の騒動にはツイッターで朝青龍も言及していましたね。日馬富士だけを悪く書いていたマスコミに対して怒りを露わにしていました。高須:今回はモンゴル人力士の会合で起きたことだから、日本のマスコミには分からなくても朝青龍には分かることもたくさんあるんだろうね。でも、日馬富士は当事者だから、なんでもかんでも思ったことを言えるはずもない。だから、朝青龍が立ち上がったんだよ。いわば日馬富士の代わりに声を上げてくれたわけだ。 朝青龍は本当にステキな男だね。困っている人がいたら助けたくなるし、間違ったことがあったら許せないという人だ。嘘もつかないし、卑怯なこともしない。朝青龍もチベットを支持しているんだよ。是非ともモンゴルの大統領になって、国をあげてチベットを支持してほしい。そうしたら、高須平和賞をあげると約束しているんだよ。──実際問題として今回の暴行騒動の真相はどうだと思いますか?高須:僕は現場にいたわけでもないから分からないし、貴乃花親方が何を考えているのかも分からないけど、誰かが嘘をついているのは間違いないだろうね。そして、その嘘がバレた時は、ひどいしっぺ返しを食らうことになるだろう。僕が願うことは、嘘をついている誰かが報いを受けること。それが何より正しいことだろうからね。あと日馬富士もそんなに大相撲にこだわらなくてもいいじゃないかな。それこそプロレスに転向すれば、プロレスも大いに盛り上がるはず。プロレスファンにも歓迎されると思うけどね。 でも、何より残念なのは、この騒動が本場所中に起きてしまったということ。特に今場所は、安美錦が幕内に復帰して面白いんだよ。──39歳0か月という幕内復帰最年長記録を更新した安美錦ですね。高須:そう。しかも僕が会場に観に行っている時に目が合うと勝てるって言うんだよ。嬉しいことを言ってくれるじゃないか。だからねえ、今場所は安美錦の全取り組みに3本ずつ懸賞金をかけたんだ。すごく見どころいっぱいの本場所だったのに、暴行騒動ばかりに注目されてしまうのはもったいないよなあ。──安美錦は、伊勢ケ濱部屋で日馬富士の兄弟子にあたるんですよね…。高須:それもまたなんともツイていないと思っちゃうよ。報道陣からも暴行騒動に関する質問があるみたいだし。いやあ相撲だけに集中できる環境で戦ってほしかった。とにかく今は頑張っている力士たちが報われるような決着を望むばかりだね。 * * * 大の相撲好きの院長にとっては、なんとも残念な横綱の暴行騒動が果たしてどういった結末を迎えるのか気になるところ。そして、朝青龍が高須平和賞を受賞する日が来るのかどうかも、気になります!【プロフィール】高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)など。最新刊は『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)。
2017.11.22 07:00
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