志尊淳一覧

【志尊淳】に関するニュースを集めたページです。

わたナギは大ヒット
志尊淳と多部未華子、竹内涼真と中条あやみなど“きょうだいCM”が多いワケ
 最近、「きょうだい設定」のCMが増えている。きょうだい役となった芸能人がさまざまな掛け合いを見せているのだ。こうしたCMが増えているのはなぜ? コラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * * 以前、このコラムで「兄ちゃんが出てくるCMが人気」と書いたが、今年も「きょうだい設定CM」は多い。 新登場したのが、花王キュキュット「キュキュット難しく考えない」篇の多部未華子・志尊淳・見上愛の三きょうだい。 台所で洗い物をする志尊がフライパンを洗っていたスポンジをそのままコップ洗いに使うのを見た姉は「先にコップ、次にお皿、ギトギトのフランパンは最後」と注意するのだが、志尊は「姉ちゃん、難しく考えない!」とニコニコ。妹も「考えずに洗うのだ~~」と言い出し、弟は、姉に洗剤の泡がギトギトも包み込むので、コップを後に洗っても平気なのだと説明する。スッキリ、さっぱり、爽やか三兄弟といったところだ。 以前から続くきょうだいたちも頑張っている。「コミックシーモア」の竹内涼真と中条あやみは、「マンガ愛、溢れてます。銭湯」篇で銭湯にも登場。湯上がりの妹がマッサージ機でもみもみされつつ少年マンガも読んでいることを知った兄はうれし気だ。 いろんなジャンルを冒険した者に「名作との出会いあれ」と言うマンガ顔妹に「名言な」と牛乳を掲げて応えるマンガ顔兄。同じ「マンガ愛 溢れてます」には、ベランダ篇もあり、この兄妹は、いろんな場所でマンガ愛を語り合っているのである。 また、小栗旬の味の素ほんだし「うちの満菜みそ汁」篇も元気に放送中。いきなりやってきた次男(神木隆之介)と妹(杉咲花)が、二人揃って「ごはん、まだ?」と言い出す。「うちは食堂じゃないって」と呆れ顔の兄だが、野菜も肉もいっぱいのみそ汁で満腹となる。 そして、いつも大騒ぎの「ジャンボ宝くじ」CMといえば、 “ジャンボ兄ちゃん”こと長男サトシ(妻夫木聡)、長女リホ(吉岡里帆)、次男リョウ(成田凌)、三男ユウマ(矢本悠馬)、次女ミオ(今田美桜)の五人兄弟。「ジャンボ兄ちゃん モテちゃった」篇では、今年もバレンタインにチョコをもらえなかったとリョウとユウマに泣きつかれたサトシが、「俺たちにはバレンタインジャンボがあるじゃないか」と励ますと、ポケットからチョコがポロリ。「今年、モテちゃった」とデレデレするサトシは弟たちから「裏切りもの~!!」と言われる。妻夫木、今回も三枚目顔、全開だ。きょうだいなら商品の情報を自然にPRできる また、気になるのが、「虫コナーズ」の長澤まさみと仲野太賀。姉は「その虫コナーズ、まさか去年のとちゃうやろねえ」とか「この世界には虫コナーズと虫コナーズなやない“虫コナーズ的なもん”があんねん」と突然、真顔の関西弁で言い出し、弟を怯えさせる。この姉弟も話すことといったら、虫コナーズのことばかり。それでいいのである。 映画、ドラマで主役を務める俳優たちのきょうだい設定CMが、なぜ多いのか。ひとつはきょうだいだと、知らないことを教え合ったり、言い合ったりすることが、ごく自然にできること。ここでいう「知らないこと」とは、商品名やその価値や使い方で、CMの肝である。情報も使いこなすツールにも格差がある時代。 いまや新しい情報を昭和世代の親が子に教える、上司が部下に教えるといった場面は想定しにくい。また、恋人設定では二人だが、きょうだいならば人数は自在。友人同士よりも近く、遠慮のない空気の中で、あれがいい、これが欲しいと短い秒数でポンポン言葉が出せるきょうだい設定は、CMにはちょうどいい関係性といえるのだ。
2022.03.11 07:00
NEWSポストセブン
(c)NHK『青天を衝け』。第15代将軍徳川慶喜を演じる草なぎ剛。ちょんまげに洋装の軍服という時代の転換期を象徴する装い。この表情だけでも背負ったものの大きさを語っているようだ。
『青天を衝け』こう来たか!と唸らせるキャスティングの妙
 ここ8年間で最高の視聴率で始まり、安定した高視聴率をキープする大河ドラマ『青天を衝け』(NHK、毎週日曜20時~ほか)。大河ドラマ初出演の吉沢亮が演じる渋沢栄一は、幕末から明治へと時代を切り拓いていく新しい風を感じさせる。 連続テレビ小説(NHK)のように、NHKドラマでおなじみの俳優が登場する一方で、新鮮で大胆なキャスティングがされているのが、さすが大河ドラマの余裕と気概。 ちなみに、連続テレビ小説を遡れば、草なぎ剛演じる徳川慶喜の母を演じる原日出子は『本日も晴天なり』(1981年)のヒロイン、栄一の伯母役の手塚理美は『ハイカラさん』(1982年)のヒロイン、栄一の姉役の村川絵梨は『風のハルカ』(2005年)のヒロイン、栄一の妻役の橋本愛は『あまちゃん』(2013年)に出演し、栄一の妹役の藤野涼子は『ひよっこ』(2017年)に出演し、注目を集めた。 それに対して、かつてない徳川慶喜、と絶賛されるのが草なぎ剛。『新選組!』(2004年)に出演経験はあるが、大河ドラマレギュラー出演は初。2017年に事務所を独立して3年ぶりのドラマ出演ということでも話題を呼んだ。 草なぎはつかみどころがないようで器の大きさを感じさせる徳川幕府最後の将軍の複雑な内面をも体現している。昨年「第44回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞」に輝き、また6月からイタリアで開催された「ウディネ・ファーイースト映画祭」でゴールデン・マルベリー賞を受賞した映画『ミッドナイトスワン』(8月にWOWWOWでテレビ初放送決定)では、男性という性に違和感を持ち女性として生きる主人公を見事に演じた。 また、第47回放送文化基金賞 テレビドラマ番組部門の最優秀賞受賞『宮城発地域ドラマ ペペロンチーノ』(2021年、NHK仙台放送局制作)では、津波の被害から再起するレストランのオーナーシェフを主演し演技賞を受賞するなど、その演技者としての振り幅は驚異的だ。 さらに、第21回(7月4日放送)より、栄一らパリ万博に参加するため派遣された幕府の使節団が登場。そこにも、なるほどこれは見たい!と思わせる俳優たちがいた。 まず、徳川慶喜の異母弟・徳川昭武役の板垣李光人。ジェンダーを超えた美しさで注目を浴び、ハイセンスなファッションを着こなしメイクも映える独自のスタイルをもつ彼。風の時代の先端を行くかに思えるが、それが時代さえも超え、最後の水戸藩主というノーブルで繊細な役が思いのほか、ぴたりとはまることに、こう来たか!と驚きもある。 次に、昭武の随員としてパリ万博へ派遣される外国奉行支配・杉浦愛藏役の志尊淳。『女子的生活』(NHK、2018年)でトランスジェンダーの主人公を演じ、文化庁芸術祭賞テレビ・ドラマ部門で放送個人賞受賞と、NHKドラマをきかっけに俳優としての評価をさらに高めた彼。「初めての大河ドラマで不安もありますが、常に戦い挑戦していた杉浦愛藏の想いを継承し、僕も戦いたいと思います」という意気込みに期待が高まる。 そして、大抜擢といえるのが、無骨な水戸藩の武士・菊池平八郎役の町田悠宇。渋沢が海外の技術や考えを柔軟に取り入れようとするのに対し、大和魂をふりかざし多々困らせるという役柄。登場した時に、その眼力と圧倒的な存在感で、映画『ロックンロール・ストリップ』(2020年)に出ていたあの俳優だ!と一目で気づいた。ほんとうに幕末からやって来たような、これで東京の街を歩いていたら浮きまくりだろう、という気配をまとい強烈な印象を残す。 プロデューサーが、町田が出演していた舞台、ハイバイ『投げられやすい石』(2020年、東京芸術劇場シアターイースト)を観劇していて、この出演に繋がったという。 大河ドラマに出演できるというのは日本の俳優の中でも一握り。それもスター俳優以外は、エキストラや「武士1」役から始まっていく世界なのかもしれない。でも実は、意外なマッチングや通でなければわからない粋なキャスティングがされている、そんなところも大河ドラマという伝統が長く愛される理由かもしれない。
2021.07.10 07:00
NEWSポストセブン
志尊淳、菅田将暉や北村匠海に続く歌手デビューに期待の声
志尊淳、菅田将暉や北村匠海に続く歌手デビューに期待の声
 まるで映画のワンシーン──1月中旬の都内、映画『さんかく窓の外側は夜』公開前夜祭の直前に、ふらっと地下の駐車場に現れたのは俳優の志尊淳(25才)。喫煙所がわりにか、車の助手席に乗ってたばこを一服。リラックスする姿も様になる。さすがは、今を時めく若手イケメン俳優だ。 志尊は昨年、新型コロナウイルス禍の自粛期間中に注目を浴びた俳優の1人でもある。インスタライブで「#志尊の自粛部屋」と銘打ち、連日生配信。色っぽく(?)検温しているシーンや料理姿、ベッドでの添い寝や妄想デートなど、女性ファンが大喜びする姿を数多く披露。一時は、所属事務所にファンから「私と結婚して!」と大量の婚姻届が届くほどの反響だった。 また、インスタグラムには、6年前に主演したスーパー戦隊シリーズ『烈車戦隊トッキュウジャー』の共演者たちとの写真も公開。人気俳優の横浜流星(24才)との再集結が話題を呼んでいた。 あるドラマ制作関係者は「中性的で優しそうな見た目ですが、男気もあるタイプです」と語る。叔父でアニメ『デジモンアドベンチャー』の曲を数々歌ってきたシンガーソングライター宮崎歩(49才)とともに「きぼうのあしおと」という楽曲を制作し歌唱。同曲配信などの収益で、医療従事者支援に1000万円の寄付までした。まさに男気あふれる行動だ。 若手イケメン俳優の登竜門ともいわれる戦隊モノ出身。その中でも志尊の存在感は異質だ。ただ、志尊本人は「自分も含めてこの先どうなるか分からない。だから、少しでも誰かを楽しませることができたらという思いだけだった。歌やグッズ制作も、皆さんとのアイデアで生まれたもの。だから収益は、責任もって寄付するだけでした」と、どこまでもスマートだった。 昨年12月には「いつも応援してくれて来た人たちに、今会うことに意味がある」と、「志尊淳ソロイベント SSJ2020」を東京と大阪で開催して、とことんファンを楽しませた1年だった。 本人は「歌は遊びです」と笑い飛ばしながらも、周囲の評判は上々。最近は、菅田将暉(27才)から北村匠海(23才)まで、若手イケメン俳優が歌手としても活躍するのはトレンドになっているだけに、志尊の“歌手デビュー”にもファンの期待は高まっている。彼が今年、新たな挑戦に踏み出す可能性も十分にありそうだ。
2021.02.01 16:00
NEWSポストセブン
なぜ滝藤賢一は「バイプレーヤー」の中で抜きんでた存在なのか
なぜ滝藤賢一は「バイプレーヤー」の中で抜きんでた存在なのか
 岡田将生と志尊淳のダブル主演、元欅坂46・平手友梨奈の出演などが話題のホラー映画『さんかく窓の外側は夜』(1月22日公開)。出演者の一人である俳優・滝藤賢一は、今や映画やテレビドラマの世界で欠かすことのできない存在として知られている。 もともと映画監督を志望して19歳で上京したという滝藤は、俳優・仲代達矢が主宰する俳優養成所「無名塾」の劇団員に受かったことから役者の道へと路線を変更。1998年から2007年にかけて、約10年間は主に舞台を中心に活動を行っていた。 転機となったのは原田眞人監督による2008年公開の映画『クライマーズ・ハイ』だった。同作で新聞記者・神沢周作役を演じると注目を集め、「無名塾」を退塾して映画やテレビドラマを中心に俳優活動を行うようになっていく。 翌2009年にはNHKの土曜ドラマ『外事警察』で連続ドラマ初のレギュラー出演に挑戦。その後はNHK大河ドラマ『龍馬伝』や人気作『踊る大捜査線』(フジテレビ系)シリーズ、2013年放送の『半沢直樹』(TBS系)など、話題作に次々に出演するようになっていった。 テレビドラマ初主演は2014年放送の『俺のダンディズム』(テレビ東京系)。その他の作品でもたびたび主演を務めたが、むしろバイプレイヤーとして唯一無二の存在感を発揮するようになっていく。今年映画化されることで注目を集める話題作『バイプレイヤーズ』第3シリーズにも名を連ねている。 そんな滝藤賢一の俳優としての魅力について、映画ライターのSYO氏はこう指摘する。「芸歴20年以上を誇るベテラン、滝藤賢一さん。特徴的なハスキーボイスと安定した演技力で、善人も悪人も演じ分けられる点が大きな魅力です。2019年の映画『影踏み』では、その実力を生かして、ある衝撃的な役どころに挑戦。観た者を驚かせました」(映画ライター・SYO氏) シンガーソングライターとしても活躍する山崎まさよしが主演を務めた『影踏み』は、プロの窃盗犯である主人公が“ある真実”に迫るクライムサスペンス。滝藤はヒロインに想いを寄せる久能次朗役を演じた。「衝撃的な役どころ」を担ったとSYO氏は言うが、実力派バイプレイヤーならではの名演は、『さんかく窓の外側は夜』でも発揮されるに違いない。 映画『さんかく窓の外側は夜』は、「霊が祓える男」(岡田将生)と「霊が視える男」(志尊淳)がタッグを組んで呪いの謎に挑む物語だ。原作は漫画家・ヤマシタトモコのヒット作で、滝藤は「霊を信じることのない刑事」役として出演する。SYO氏は本作の見どころについて次のように語る。「『さんかく窓の外側は夜』では、目に見えないものを“信じない”刑事を演じています。このキャラクターは、原作でも今回の実写映画版でもとても重要なポジションで、多くの人々が心の隙間に入り込まれ“呪い”に屈するなか、唯一“ブレない”存在。いわば、呪いが効かない最強属性なのです。 岡田将生さんと志尊淳さん演じるコンビをバックアップし、自らも強烈な個性を放つ……。まさに、滝藤さんにぴったりな役と言えるでしょう」 滝藤賢一の演技は、またもや観客に強烈な印象をもたらすことになるのではないだろうか。◆取材・文/細田成嗣(HEW)
2021.01.18 16:00
NEWSポストセブン
番組公式サイトより
『天使にリクエストを』 上白石萌歌の昭和歌謡が沁みる理由
 大作が大団円を迎え、次のクールが始まるまでの端境期、良い作品との出会いを求めるドラマファンも少なくないのではないだろうか。作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏がレコメンドする。 * * * 沁みるワンシーン。こんな演出の仕方があったのか、と思わず膝を叩きたくなるドラマ。上白石萌歌が『アカシアの雨がやむとき』(西田佐知子のヒット曲)をしっとりと歌う。その声は柔らかく響き、60年前の過去と今とが画面の中で一瞬重なりあいました。半沢ロスを嘆いている視聴者の方々にも、素敵なドラマが放送されていますよと(おせっかいではありますが)伝えたくなる。『天使にリクエストを ~人生最後の願い~』(NHK総合土曜午後9時)は探偵事務所が舞台。生きる意味を見失った探偵・島田修悟(江口洋介)、助手・亜花里(上白石萌歌)、看護師・寺本春紀(志尊淳)、スポンサーである謎めいた老女(倍賞美津子)。4人がいわば一つのチームのようにして、死を前にした依頼人の“最期の願い”を叶えようと走る。 舞い込んでくる依頼の一つ一つが、他にはない個性的な「願い」。第1・2話では60年前に息子を捨てた母・幹枝(梶芽衣子)が、一度だけ「息子に会って謝りたい。捨てたくて捨てたのではないことを伝えたい」と望むが、息子はどこに……。 このドラマの特徴的な点とは、毎話、昭和歌謡を歌うシーンが入ること。しかしミュージカルではない。セリフのやりとりからごく自然に、歌へと話題が移っていく。普通の演出なら過去の曲を流すのだろうけれど、このドラマではキャストが歌い始めるのです。 第1話では、予期せぬ事故で息子を失った探偵・島田(江口洋介)が、『無縁坂』を途中まで歌いかけ辛くなって口をつむぐ。第2話では、亜花里を演じる上白石萌歌が『アカシアの雨がやむとき』を歌う。その歌は上手さだけではなく、ストーリーに寄り添った温かさと切なさや昭和の息吹、郷愁といった複雑な要素が伝わってきて、しっとりと画面を包みました。母親が60年前に息子を捨てざるをえなかった背景も、歌の中に浮かび上がるようでした。最初はセリフのように自然に響く歌が、言葉より深く人の心に染み込み歌詞が祈りの言葉にさえ聞こえてくるから不思議です。 それにしてもなぜ、毎回「昭和歌謡」なのでしょう? 過去の出来事に焦点が当たってその時代にヒットしていた歌が出てくる、というストーリー上の理由もありますが、それだけではないはず。 歌詞にヒントが潜んでいそうです。昭和歌謡は人生の苦さ、喪失の苦しみ、光を見つけた希望などが、まるでドラマの一コマのようにくっきりと浮き上がる歌詞が多い。そうした歌を、ドラマの中でキャストがあらためて歌うことによって二つのドラマが重なりあい「ドラマ・イン・ドラマ」の相乗効果を生み出すからではないでしょうか。 さすが大森寿美男さんのオリジナル脚本だけに、そうした仕掛けは「歌」だけに留まりません。例えば約60年前に大ベストセラーとなった書籍『にあんちゃん』(安本末子著)が、母に捨てられた息子の手にある。気付いた視聴者は、本の世界とドラマの筋の両方を重ねあわせ、涙する……。複数の「扉」がドラマの中に仕込まれ、それぞれの「扉」の奥にまたドラマが存在しているので、噛みしめるほどに味わい深い作品となっています。 と、「昭和」のアイテムが上手に使われているドラマですが、その一方、基調となるBGMはジャズ(音楽担当:河野伸)。探偵事務所にはぴったりです。セリフはムダをそぎ落としハードボイルド調で、時にはウイットに富んでいてシャレも効いて、辛気くさくない。「死ぬことと生きること」というテーマ性から、やや湿ったタッチになるのかと思いきや、むしろ死を突き放していてドライで爽快です。 上白石萌歌の挿し歌が素晴らしい。悩み苦しむ探偵・江口洋介に味わいがある。看護師を演じる志尊淳が透明で、謎めいた老女を演じる倍賞美智子が凄みを見せる──全て違う登場人物たち、それぞれが孤独を抱えつつ、どこかで共振しあっていて、哀しくていとおしい人間の姿が見えてきます。 そして大切なシーンでは、歌がすうっと「祈りの言葉」となって胸に沁みていく。コロナ禍の時代、ドラマは祈りにも通じるのだ、と合点しました。たった5回で終わってしまうのがもったいない秀作です。
2020.10.03 16:00
NEWSポストセブン
由利麟太郎では田辺誠一が好演 横溝作品の見所は「相棒」
由利麟太郎では田辺誠一が好演 横溝作品の見所は「相棒」
 新型コロナウイルスの感染拡大の影響でストップしていた連続ドラマがついに再開。吉川晃司初主演ドラマとして『由利麟太郎』が注目を集めている。このドラマは横溝正史の代表作のひとつ。これまで多くの横溝ドラマを見てきたコラムニストのペリー荻野さんが、その見どころについて解説する。 * * * 吉川晃司が元警視庁捜査一課の凄腕捜査官の犯罪心理学者を演じる『探偵・由利麟太郎』。『犬神家の一族』などで知られる金田一耕助シリーズの横溝正史原作作品だけに、初回から殺人予告、血が滴る冷凍庫の中の美女、謎のドクロ、秘密部屋の人体実験とおどろおどろしさ満点。設定が現代なのに、人体実験の記録がすべてノートに手書きというところも、いい感じだ。二話ではチェーンソー、三話ではピエロと昭和っぽい凶悪度、奇怪度も増してきた。 長年、私は横溝作品に熱中し、石坂浩二版金田一映画の市川崑監督はじめ、テレビシリーズで主演した古谷一行、スタッフ、キャストに取材をしてきた。そこで気がついたのは、横溝映像作品の「もうひとつの楽しみ方」。それは、名探偵の「相棒」の面白さを見つけることだ。 由利麟太郎には、ミステリー作家志望の助手・三津木俊助(志尊淳)がいて、無口な由利に代わって、「あ、そこから逃げたのか」「このベランダから外に」などと叫び、物語を引っ張る。が、ドラマにはもうひとり「相棒」がいる。京都府警の等々力警部(田辺誠一)である。等々力は、由利の大学時代の同期で、丸眼鏡にぼさぼさ頭。トレンチコートはよれよれで、角に触ったら手が切れそうな由利のブラックロングコートとは対照的だ。 横溝作品ファンなら、「等々力警部」と聞いただけで、名優・加藤武の顔が思い浮かぶはず。石坂金田一の第一弾『犬神家』(1976年)で地元警察署長役だった加藤は、1977年の『女王蜂』1978年の『獄門島』、1979年『病院坂の首縊りの家』では等々力警部として、2006年の『犬神家』リメイク版にも署長として登場している。まだ、事件の輪郭もはっきりしていないうちに「よし、わかった!!」と手をたたき、間違った犯人を断定したり、慌てて粉薬を噴き出すシーンはすっかりおなじみとなった。 ドラマ版にも古谷一行金田一×長門勇の日和警部、ハナ肇の等々力警部など、多くの金田一と相棒警部が登場。金田一は、警部からは怪しまれたり、協力を頼まれたりするのがお約束。このパターンは、一昨年、『犬神家』、昨年『悪魔の手毬唄』と加藤シゲアキが演じた金田一の相棒となった橘署長・立原警部補(生瀬勝久)にも引き継がれている。また、横溝正史が生み出した江戸の名探偵を主人公にした『人形佐七捕物帳』は、2016年に要潤主演で久しぶりにドラマ化されている。このときの相棒ともいえる町奉行所与力・神崎甚五郎を演じたのは、小木茂光だった。 横溝名探偵の相棒には、「顔は強面だが愛嬌がある」「推理力はイマイチ」という共通点がある。由利麟太郎の相棒の等々力・田辺は強面とは言えないが、「初動が遅い!」などと部下には強気。一方で捜索の際に血の付いた衣類に「おお」と後ずさりしたり、大きな長持ちのフタを開ければ指をはさんで「あいたた」となるなど愛嬌はバッチリ。好物はたい焼きだという。もっと出番があってもいいくらいだ。吉川晃司に得意のシンバルキックのごとく、蹴りを入れられたら犯人はひとたまりもないが、その横に三津木とともに等々力アリ! 注目したい。
2020.06.30 16:00
NEWSポストセブン
圧倒的な振れ幅、ムロツヨシが目指すのは「ふざけた大人」?
圧倒的な振れ幅、ムロツヨシが目指すのは「ふざけた大人」?
 コミカルからシリアスまで、幅広い役柄を演じる俳優・ムロツヨシ。21日放送のNHKドラマではトランスジェンダーの役を演じて反響を呼んだ。振れ幅の広い演技を見せるムロの魅力についてコラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * * 先日放送されたNHK『三浦部長、本日付けで女性になります。』には、驚かされた。妻と息子と暮らす食品会社の総務部長の三浦(ムロツヨシ)が、自分がトランスジェンダーだと自覚。ついには女性として出社して仕事をするという物語だ。驚いたのは、女性姿のムロにだんだん違和感がなくなっていったことだった。 三浦部長の完成形は、つけまつ毛もバッチリ、ベーシックファッションの中年女性。近年、男優が女性姿で主演したドラマとしては、美しさでも注目された志尊淳の『女子的生活』やパンチのきいた外見でドスドスと押してきた古田新太の『俺のスカート、どこいった?』などがあったが、ムロは志尊と古田のちょうど中間的なイメージといえる。 この10年、ムロツヨシに翻弄されている方は多いと思う。NHK『LIFE!~人生に捧げるコント~』をはじめ、不思議なムードで話題となった『勇者ヨシヒコ』シリーズでは、金髪マッシュルーム頭の魔法使い。「おもしろ男」の印象は強烈。福田雄一と組んだ『新解釈・日本史』では、次々と歴史上の人物に。織田信長、坂本龍馬、松尾芭蕉、伊能忠敬…フランシスコ・ザビエルだってやっちゃいますよね、そりゃ。ザビエル(ムロ)を前にした殿(本田力)が、「その髪型…マジで?」と噴き出せば、ザビエルは「そちらの髪型だって…」とちょんまげについて指摘。もはや日本史も何も吹き飛んでいた。 大河ドラマにもしっかり出演。『おんな城主 直虎』に出たかと思えば、初回はまるで原始人。商人になって金儲けのアイデアがひらめくとチャリンチャリンと効果音が響き、「銭のニオイがする…」と目がキラリ。 その一方で、『大恋愛~僕を忘れる君と』では若年性アルツハイマー病を抱えた妻を支える小説家の夫、『病室で念仏を唱えないでください』では、ダークな顔を持ちつつ独自のやり方で自分のやりたい医療を目指すエリート心臓血管外科医に。シリアスな顔もたくさん見せてきた。どんな役もやるのが仕事とはいえ、これほど振れ幅が広い俳優はあまりいない。 いったいムロツヨシとは何者か。その答えが実は本人から出ていた。先日の『川柳居酒屋なつみ』。フリーになった宇賀なつみが女将を務める居酒屋で常連客のムロとともにゲストとトークをするというこの番組。小栗旬、山田孝之らを迎えてきたが、一周年となるのを機に「ムロツヨシ これより 旅に出てきます」とこの番組を卒業すると宣言。その理由は役者をもうちょっとやらないとと思ったこと、そして「もうちょっと自分を知らないと、ふざけた大人にもなれないですし」…って、え、なってなかったの? あのザビエルはなんだったの!?  これがムロの目指すところだったとは。彼の「ふざけた大人」の完成形っていったいどんなものなのか想像もつかない。まだまだムロのことはわからないことだらけだが、ひとつヒントになるとすれば、『徹子の部屋』に出たときの黒柳徹子のムロ評だろう。「何かわーわーおっしゃってる人」 さすがだ。もう完成してるじゃん。
2020.03.24 16:00
NEWSポストセブン
【動画】広瀬すずと松たか子、中華で打ち上げ 写真3枚
【動画】広瀬すずと松たか子、中華で打ち上げ 写真3枚
 広瀬すずさんと志尊淳さんが封筒一枚を隔てて間接キスをするシーンが話題となった舞台。その打ち上げが、池袋の中華料理店で行われました。 打ち上げには、主演の松たか子さんをはじめ、主要キャストほぼ全員が参加。これが初めての舞台となった広瀬すずさんと、松たか子さんは長く話し込んでいたようです。 舞台関係者は「ここ最近は一緒にいることも多く、まるで本当の親戚のよう。この日も高級シャンパンが次々と開く中、広瀬さんは松さんと楽しそうに話をしていました」と明かしています。
2019.12.23 16:00
NEWSポストセブン
松たか子と会話が弾んだという
広瀬すず、志尊淳と「封筒キス」舞台打上げでの楽しそうな姿
 広瀬すず(21才)と志尊淳(24才)が、封筒1枚を隔てて間接キスをするシーンでも話題となった舞台『Q:A Night At The Kabuki』。その打ち上げが12月11日、東京・池袋の中華料理店で行われた。 主演の松たか子(42才)をはじめ、主要キャストほぼ全員が参加。これが初めての舞台となった広瀬は、松と長く話し込んでいた。「2人は2020年1月公開の映画『ラストレター』でも、叔母とめい役で共演しています。ここ最近は一緒にいることも多く、まるで本当の親戚のよう。この日も高級シャンパンが次々と開く中、広瀬さんは松さんと楽しそうに話をしていました」(舞台関係者)※女性セブン2020年1月2・9日号
2019.12.23 16:00
女性セブン
ラジオでも人気な菅田の“秘密”が明かされた
菅田将暉のもう一つの魅力は「天然」 間宮祥太朗が発掘
 菅田将暉(26)の意外な魅力が話題になっている。親友との珍エピソードの暴露から見えてきた「天然ぶり」だ。 菅田にとって、2019年は魅力と引き出しの多さがクローズアップされた1年となった。俳優としては、ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)でミステリアスな教師を熱演。平均視聴率11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区平均)というヒットの立役者となった。 2017年から本格的に活動している歌手としても足跡を残した。2ndアルバム『LOVE』がヒット。大晦日のNHK紅白歌合戦にも初出場することが決まった。短編映画『クローバー』では、初めてメガホンをとった。役者に歌手に監督にと、活躍の幅を広げた1年と言えるだろう。 そんな菅田と10年来の親友なのが、俳優の間宮祥太朗(26)だ。11月18日にはラジオ番組『菅田将暉のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)に間宮がゲスト出演。昔話に花を咲かせ、菅田が間宮を同じ高校に通っていたと勘違いし続けているエピソードが明らかになった。 さらに、間宮が当時の仲間の一人の結婚を機に、久々に集まったことを話すと、菅田は「呼ばれてない……」とガックリ。間宮が「学校が違うからじゃない?」と冷静な突っ込みを入れるなど、菅田の天然ボケぶりに番組も大盛り上がり。2人のコンビネーションの良さに、ファンも大喜びの内容だった。「間宮くんによって、菅田くんの素顔がドンドン発掘されて、まさに“神回”でした。ファンサービスのような放送でしたね」(リスナーのひとり) イケメンなルックスに似合わず、天然な魅力が引き出された菅田。この2人をめぐっては、『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)で明かされた珍エピソードもある。 2017年に公開された菅田の主演映画で、間宮とも共演した『帝一の國』の撮影時のこと。ふんどし姿で和太鼓を叩くという見せ場の撮影を前に、菅田は手から足から、さらには下の毛まで、ムダ毛を全て剃ることにしたという。  さらに、菅田が共演者たちに「俺は全部剃ることにした」と宣言したところ、間宮や志尊淳、竹内涼真ら共演俳優たちも「俺、負けねえし」と謎の対抗意識を発揮。全員が“全剃り状態”で撮影に臨むことになったというである。映画関係者が語る。「この場面は菅田さんたちのアップシーンもありましたが、みんな肌がツルツルでした。驚くべきは、撮影が真冬の栃木県内で行われたことです。菅田さんたちは、極寒の中で鳥肌一つ立てずに演じていました」 一見、天然に見えるエピソードだが、体も役作りにしっかりと適応するあたり、天性の役者魂の持ち主ということか。
2019.12.18 07:00
NEWSポストセブン
ギャラはいくらか…
広瀬すず、演技力も数字もあり若手では“敵なし”状態に
 広瀬すず(21才)が朝ドラ『なつぞら』(NHK)の後に選んだ仕事は初めての舞台。それも、女優なら誰もが憧れるといわれる演出家・野田秀樹(63才)作・演出の作品だ。 10月8日から始まった舞台『Q:A Night At The Kabuki』(東京公演15日まで)は、12世紀の日本を舞台に、シェイクスピア作『ロミオとジュリエット』をベースにし、若き日とその後の2組のロミオとジュリエットの運命が描かれる。 相手役の志尊淳(24才)との手紙を挟んでのキスシーンや激しいダンスなど、鍛えた身体能力の高さを舞台上で存分に発揮している。「何を選ぶか注目されている中でのNODA・MAP。初舞台にふさわしい選択だと思います。ベテラン共演者にまったく引けを取らない存在感を放っていますよ」(舞台関係者) 来年3月には主演映画『一度死んでみた』も公開予定。こちらは広瀬にとって初のコメディー映画出演になる。「『一度死んでみた』では、過激なパンク女子高生キャラで、そのハジケっぷりが注目です。これを見た関係者からは“今こんなにマルチにできる若手女優は広瀬しかいない”なんて声もあがっています」(映画関係者) 今、広瀬にはドラマや映画のオファーが後を絶たないという。 そもそも広瀬の名前を世に知らしめたのは是枝裕和監督の『海街diary』(2015年)。広瀬はこの作品で新人賞を総ナメにし、翌年の『ちはやふる』(2016年)で映画単独初主演を果たした。「その後、オーディションで勝ち取ったのが映画『怒り』のヒロイン。身も心もズタズタにされる壮絶なレイプシーンは、当時18才の広瀬さんに女優としての覚悟を植え付けたといいます」(芸能関係者) 演技力だけでなく、数字が取れるという評価も加わり、若手では“敵ナシ”という広瀬。「朝ドラ『なつぞら』では全156回の平均総合視聴率が26.8%(注)を記録。ライバルといわれる永野芽郁さん(20才)が主演の『半分、青い。』を上回りました。この数字が後押しして、彼女のギャラは現在の業界最高額といわれる米倉涼子さんに次ぐクラスになったともいわれています。彼女は性格もよくスタッフウケがすこぶるいい。一気に大化けしそうです」(前出・芸能関係者) 21才で飲酒も解禁。バラエティー番組での奔放トークも話題だ。広瀬の快進撃は止まらなさそうだ。(注)リアルタイム視聴と録画やオンデマンド視聴を含むタイムシフト視聴から重複分を引いた数値※女性セブン2019年10月24日号
2019.10.11 16:00
女性セブン
アメリカ本格進出の小栗旬 「映画賞と無縁」が決断の理由か
アメリカ本格進出の小栗旬 「映画賞と無縁」が決断の理由か
『ゴジラVSコング(仮)』(2020年公開予定)でのハリウッドデビューを目前に控えた小栗旬(36才)が、この8月に妻の山田優(35才)と2人の子供を連れてアメリカ・ロサンゼルスに渡った。本格的なハリウッド進出を見据えての決断だという。 小栗は36才にして、あらゆるものを勝ち得た。多くの人気ドラマや映画に主演し、CM契約も多数。舞台では蜷川幸雄さん(享年80)など名演出家の信頼を獲得しており、私生活では2012年に結婚した山田との間に2人の子供に恵まれている。都内の高級住宅街に自宅を構え、近くにはプライベートスタジオまで建てている。 経営者としての顔も持つ。自身を含め、田中圭(35才)、綾野剛(37才)、木村文乃(31才)ら人気俳優が多数所属する芸能事務所の取締役でもある。 日本の芸能界において、小栗以上の成功者を見つけるのは難しい。なぜ、リスクの伴う米国進出を選択したのか。「小栗さんは、芸能一家に育っています。父親は舞台監督で、母親はバレエの先生。兄は30才まで俳優として活動し、その後、舞台演出などの仕事をしている。舞台に立つこと、演じること、人から視線を浴びることが当たり前の環境で育ったのです」(舞台関係者) その影響もあり、小栗は小学生から子役として活動。15才でドラマ『GTO』(フジテレビ系)で連続ドラマのレギュラーの座を掴むと、その後、『ごくせん』(日本テレビ系)、『花より男子』(TBS系)、『信長協奏曲』(フジテレビ系)など、いくつもの話題作に出演してきた。 順風満帆に見える役者人生だが、小栗と同世代で親交の深い藤原竜也(37才)や綾野剛、松田龍平(36才)らとは、ある種の“違い”があるという。 それは日本映画界で最も権威のある『日本アカデミー賞』の受賞歴である。「藤原さんは2001年に、『バトル・ロワイヤル』で優秀主演男優賞を受賞しています。2017年に綾野さんが『日本で一番悪い奴ら』で同賞を、松田さんは2014年に『舟を編む』で、個人として最高の賞である最優秀主演男優賞に輝いています。 一方の小栗さんは、不思議なことにノミネートすらなく賞とは無縁。コメディーでもシリアスでもなんでもそつなくこなすのですが…代表作に恵まれていないと、辛口な意見を口にする関係者もいます」(テレビ局関係者) 下の世代も育ってきている。2017年に多くの映画賞で主演賞を獲得した菅田将暉(26才)や声優としての評価も高い神木隆之介(26才)、そして今年エランドール賞新人賞を受賞した志尊淳(24才)などが“次”を見据える。「演技論を交わすことが好きな小栗さんは、同世代や若手と話をするうちに、自分は何を目指したいのかを考えるようになっていったといいます。そして出した答えが、同世代では誰も成功していないハリウッド進出だったのではないでしょうか。小栗さんが小学校の卒業文集に将来の夢として『ハリウッド進出』と書き、会ってみたい人物に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマイケル・J・フォックスと『インディー・ジョーンズ』のハリソン・フォードを挙げているのは有名な話。原点に返り、一からのスタートを心に決めたのでしょう」(映画評論家) 小栗クラスになると、日本では今さら脇役は難しい。必然的に型を破りにくくなり、役者として経験する幅も狭まってしまう。もう一段高いステージを目指すには、環境を変えるしかなかったのだろう。 しかし、移住というわけではない。「今回は期間を決めた一時的なものです。あくまでベースは日本。小栗さんは世界を視野に入れる準備期間と捉えているようです」(事務所関係者)※女性セブン2019年9月19日号
2019.09.05 16:00
女性セブン
連ドラの成否を左右、母性くすぐる“ひと癖アリ”イケメン
連ドラの成否を左右、母性くすぐる“ひと癖アリ”イケメン
 ドラマには欠かせない「イケメン」という存在。しかし最近、ドラマに登場するイケメンの傾向が変わってきているようだ。コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。 * * * 昔から「夏枯れ」という言葉があるほど、夏ドラマはヒット作が生まれにくいと言われてきましたが、今年は視聴率、評判ともに、まずまずの結果が出ています。 なかでもネット上で目立つのは、女性視聴者の積極的な発信。制作サイドがそろえたイケメン俳優と、彼らが演じるキャラクターに、絶賛の声をあげているのです。注目すべきは、女性視聴者たちが、「イケメンだから絶賛しているというわけではない」ということ。彼らが演じている母性本能をくすぐられるような、ひと癖あるキャラクターに引かれているようなのです。『凪のお暇』(TBS系)では、元カノのことが大好きながら、会うたびに暴言を吐いてしまい、一人で号泣する我聞慎二(高橋一生)と、腕にタトゥーがあるイベントオーガナイザーという怪しげな雰囲気ながら、相手を包み込むような優しさを持つ安良城ゴン(中村倫也)。『偽装不倫』(日本テレビ系)では、さわやかな年下カメラマンだが、歯の浮くような言葉で不倫を持ちかける伴野丈(宮沢氷魚)と、ストイックなボクサーだが、好きな人には全力で愛情をぶつけて甘える八神風太(瀬戸利樹)。『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS系)では、ヒロインの暴走に対応する有能ぶりを見せる一方、営業スマイルができないなどの不器用さを抱える伊賀観(福士蒼汰)と、天真らんまんな笑顔で愛される一方、空気を読まない発言でトラブルを起こす川合太一(志尊淳)。◆“白馬の王子様”や“スーパーマン”は古い? その他にも、『セミオトコ』(テレビ朝日系)では、当たり前と思われていることに感動する純粋さで女性を癒すセミオトコ(山田涼介)。『ルパンの娘』(フジテレビ系)では、泥棒であることに気づかず一途に恋人を愛し、けっきょく助けられてしまう鈍感な桜庭和馬(瀬戸康史)。『TWO WEEKS』(フジテレビ系)は、暗い過去を抱えて生きてきたが、娘の病気を治すためにボロボロになりながら必死に逃げる結城大地(三浦春馬)。 さらに、春から2クール連続放送している『あなたの番です』(日本テレビ系)でも、明るく心優しい性格ながら、妻を殺した犯人への復讐に燃える手塚翔太(田中圭)と、コミュニケーションが苦手で機械のようなクールなタイプだったが、徐々に人間らしさを見せはじめる二階堂忍(横浜流星)も含め、いわゆる“白馬の王子様”や“スーパーマン”ではなく、母性本能をくすぐるような、ひと癖あるキャラクターが目白押しです。 なぜ王道の“白馬の王子様”や“スーパーマン”ではなく、母性本能をくすぐるような、ひと癖アリのキャラクターがそろっているのでしょうか。◆身近な存在とみなして楽しみたい その理由は、女性視聴者の楽しみ方が変わったから。 以前は“白馬の王子様”や“スーパーマン”のような「万能な男性キャラに憧れる」という楽しみ方が主流でしたが、そのような遠い距離感では物足りなくなったのでしょう。最近では、「欠点はあるが、愛すべき男性キャラに感情移入する」という楽しみ方に変わりました。前述した今夏の男性キャラに対しても、「こういう人ってほっとけないよね」「問題はあるけど、私は好きだな」などのコメントが多く、身近な存在とみなして楽しんでいる様子が伝わってきます。 一方、男性視聴者の楽しみ方は、あまり変わっていません。以前も現在も「けなげ」「一途」「素直」などの女性キャラを好む人が多く、ドラマを見る目は極めて保守的なまま。ただ、現在のドラマ枠は、TBS日曜21時台の『日曜劇場』以外は、女性視聴者を軸に制作しているだけに、このような男性視聴者の好む女性キャラはほとんど登場しないのです。 母性本能をくすぐる“ひと癖アリ”の男性キャラは、SNSの反応が大きい上に、『凪のお暇』『偽装不倫』のように2人を対比させることで、「私はどっち派」と盛り上がることも可能。今冬の『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)、今春の『わたし、定時で帰ります。』(TBS系)なども、母性本能をくすぐる“ひと癖アリ”の男性キャラが複数登場したように、細分化する女性視聴者の嗜好に、制作サイドが対応しているのです。◆同性の好みを知り尽くした女性漫画家たち 母性本能をくすぐる“ひと癖アリ”の男性キャラが増えている、もう1つの理由としてあげておきたいのは、原作の選び方。最初に挙げた『凪のお暇』『偽装不倫』『Heaven?』は、すべて漫画原作であり、しかも手掛けているのは、女性の好む男性像を知り尽くした女性漫画家です。 各局のドラマプロデューサーたちは、女性視聴者の嗜好が細分化されていることを踏まえて、母性本能をくすぐる“ひと癖アリ”の男性キャラが複数登場するコンテンツを探して映像化。さらに、演技力のある若手・中堅俳優をキャスティングし、それが際立つ演出をすることで、思わずSNSでコメントしたくなるようなエッジの効いたキャラを生んでいるのです。 その点、今夏放送のドラマで異彩を放っているのは『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)。50人を超える男性キャストがいながら、いわゆるイケメン俳優はいません。そのほとんどは武骨なラガーマンであり、現状では女性視聴者の熱狂は少ないものの、その希少性もあって、終盤には母性本能をくすぐるような存在になる可能性を秘めています。【木村隆志】コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月20本超のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』などの批評番組に出演。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動している。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。
2019.08.03 07:00
NEWSポストセブン
番組公式HPより
小池栄子と石原さとみ「ありえない感満載ドラマ」夏の陣
 いよいよ夏の陣、である。バラエティに富むラインナップとなった今クール、ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏はまず、2つの作品に着目した。 * * * 7月クールの新ドラマが続々と始まっています。まず、フィクションならではのぶっ飛んだ設定で目を惹く作品が、小池栄子主演『わたし旦那をシェアしてた』(読売テレビ・日本テレビ系、木曜午後11時59分)。 物語は……天谷恭平(平山浩行)は一見すると優しそうなイケメン経営者。しかし、3人の女(小池栄子、りょう、岡本玲)それぞれと事実婚関係にあり、各家庭に出入りし子供もいて、女たちは「自分だけが彼に愛されている妻」だと信じている。ある時天谷が殺され、3人の女は互いの存在を知ることに。しかも「3億円の遺産を愛する一人の妻に譲渡する」という遺言が残されていて……。 一番愛されていたのは私ではないのか。3億円を手にするのは誰か。3人の女たちは激しくつばぜり合いを始める。と、まさか孫悟空の分身の術じゃあるまいし。 一人の男が時間差で各家庭に出入りし、夫として自然にふるまっていた……というあたりから荒唐無稽。まるで星座のような構図が作り物っぽい。けれど、ウソも徹底すれば突き抜ける。ドラマの夢世界へ視聴者をしっかりと連れ去ってくれるのであればOKです。リアリティを追求すべきポイントというのはまた別にあるはずだから。 このドラマで評価したいポイントは、3人の女のエッジの立て方にもあります。 小池栄子、りょう、岡本玲──タイプがまったく違う女優たち。年齢もバラバラなら、人物設定としても明るくて仕事もデキるキャリアウーマン、大人びた色気を漂わすトレーナー、健康的な若さと優しさが光る保育士と、見事なまでに3人の違いをきっちりと際立てています。 となれば、ゲーム感覚で思い切り3キャラのゆくえを観察しようじゃないか。そういう気にさせてくれる。「知らずに旦那をシェアしていた」ハズないじゃん!というムチャな「謎」について、謎解きのプロセスを存分に楽しませてほしい。「ありえない感」満載のドラマがもう一つ。石原さとみ主演『Heaven?〜ご苦楽レストラン〜』(TBS系火曜午後10時)です。「7月クールドラマ期待度ランキング」(コンフィデンス)では1位を獲得。注目度では一番手、初回視聴率も10.8%とまず二桁に乗せてきました。 その物語は……『わたし旦那をシェアしてた』に負けず劣らずのハチャメチャ設定。「自分が心ゆくままにお酒と食事を楽しみたい」と利己的欲求を叶える目的でフレンチレストランを開店した女王様オーナー・黒須仮名子(石原さとみ)。その場所はお墓の脇、レストランの名前「ロワン・デイシー」は「この世の果て」という意味。「極楽」を「ご苦楽」と言い換え、仏レストランを仏様・お墓のレストランに翻案するあたり堂々たるコメディ宣言と受け取れます。 そして、レストラン開店のため急遽集められた従業員たちは……笑うことが苦手なウエイターの伊賀観(福士蒼汰)、元美容師見習の川合太一(志尊淳)、牛丼屋店長の堤計太郎(勝村政信)、天才シェフの小澤幸應(段田安則)、元銀行員ソムリエの山縣重臣(岸部一徳)と凸凹。彼らが女王様オーナーに対して抱くのは「諦観」です。つまり諦めの境地。もちろん仏教用語。 しかも、従業員たちの頭の上にいちいちCGで生首?を浮かび上がらせ「諦観」という文字を漂わす、という風変わりな演出。なんともユルいおふざけ感が、斬新といえば斬新。細部に小ネタ満載の作り込みも、SNSで話題になろうという作戦でしょう。 もしやるならとことん、ありえない世界を作り込んで欲しい。でも、どうしても夢からふと覚めさせられてしまう要素があって、それが気になる。既視感と言っていいのでしょうか。そう、石原さんのアレです。 過去で見た誰かと重なってしまう早口弾丸セリフ。『高嶺の花』(2018年日本テレビ系)の月島流令嬢「月島もも」なの?、あなたは。石原さんには今度こそ新境地を見せてほしい、と多くの視聴者が願っているはずです。そしてきっとできるはず。『アンナチュラル』(2018年TBS系)で見せた抑制的な演技も光っていたし。「意志をバンバン伝えて正義をふりかざすのが強いのではなく、ちょっと誘導してみるとか、受け取ってみるとか、受け流してみるとか、あえて聞かないとか。そういう強さは私自身、憧れている部分がある」(「エキサイトレビュー」2018.2.2)と石原さん自身も話していました。 そう語るくらい自覚的で、幅のある人間を演じる可能性も秘めている石原さん。だから、これまで見たことのない新しい面を演出によって発掘し、浮かび上がらせてほしい、と願うのは私一人ではないはず。ぜひ、めくるめくドラマ世界の中に浸りたい。だから、ふと夢から醒めてしまうような「もも」の断片を散らかすのだけはどうかご勘弁を。
2019.07.13 16:00
NEWSポストセブン
『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(公式HPより)
志尊淳の私生活「寝ながらお菓子を食べて本当に自堕落」
 飛ぶ鳥を落とす勢い…という言葉は、まさに現在の彼にぴったり。昨年は、主演ドラマ『女子的生活』(NHK)でトランスジェンダーの役で美しい女性の姿を披露して話題に。さらに“朝ドラ”『半分、青い。』(NHK)ではゲイの青年・ボクテ役を好演。「2019年エランドール賞」の新人賞を受賞し、若手俳優きっての実力派として存在感を示している。そして、『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS系)で演じるのは元美容師見習いで、レストランで働くことになる川合太一。「役柄のイメージで見られることが多い」という彼の本当の素顔とは…!?  夕暮れの街をいっしょに歩きながら、探ってみました。◆ドラマで演じる川合のキャラと似ている? 似ていない?Q:明るくいつも笑顔A:全然、そんなことないと思います…。結構、落ち着いているかもしれないです。Q:物覚えが悪いA:どちらかと言うと、良い方だと思います!Q:憎めない性格で人に好かれるA:えぇ!? これは自分で答えにくいですよね(笑い)。Q:子供のように素直A:少し頑固なところはあると思います。Q:誰かに注意されても怒られてもまったく気にしないA: 気にしてしまいます。Q:流行やSNSに敏感でいつもスマホをいじっているA:流行に関しては疎いかもしれないけど、スマホは移動中とか待ち時間によくいじっています。動画を見たり、ニュースを見たり。◆素顔も教えて!Q:天国だなと思うことは?A:ベッドの上にいる時! 毎日、同じ生活リズムの時は長時間眠るタイプではないんですけど、睡眠が3~4時間しか取れない日が続いたあとは、1日10時間以上寝ちゃうこともあります。Q:令和のカウントダウンはした?A:まったく! 寝てました。大みそかのカウントダウンとか行事ごとをそこまで意識していなくて、例えばエイプリルフールだから嘘つこう!みたいなことにあまり積極的ではないんですよ(笑い)。Q:休日の過ごし方は?A:本当に自堕落な生活(笑い)。寝ながらテレビを見たり、お菓子を食べたり…。※女性セブン2019年7月18日号
2019.07.10 07:00
女性セブン

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