芸能

松本人志「何かできることあるかな」と中居正広の父の病床に

「四十九日も終わったので、自分の中でもだいぶ消化してますしということで」──5月17日の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演したSMAPの中居正広(42才)は、父の正志さん(享年79)を2年間のがん闘病の末、2月に亡くしていたことを、自身のラジオ番組で明かした胸中をそう話した。

 そして父が亡くなる2週間前、同番組共演者のダウンタウン・松本人志(51才)が病床を見舞ってくれたことも明かした。

「中居さんと松本さんはドラマ『伝説の教師』(2000年)で共演して以来の仲。それは松本さんにとって本格的な初のドラマ出演となった作品だったんですが、当時中居さんは夜遅くまで松本さんと台本読みをしていたんです。アイドルを小馬鹿にしていた松本さんは、真面目で、でも芸人寄りの発想も持っている中居さんにすっかり惚れ込んだようでした。その後松本さんに芸能界の友達は誰かって聞くと、“う~ん”って考えて“やっぱり中居くんかな”っていうほどの関係にまでなりましたからね」(芸能関係者)

 正志さんが闘病中の昨年8月、松本も父・譲一さん(享年81)を亡くしている。そんな松本に中居が正志さんのことを報告したのは年始の食事会でのことだったという。

「松本さんは(父と)面識はなかったんですけども、酔った席だからかはわからないですけど、“もしあれだったら何かできることあるかな?”“もしあれだったら会いたいけど、どうかな?”って。お父さん喜んでくれるんだったら、ちょっと行ったろかみたいな」(中居)

 そう申し出た松本は、中居との約束通り、とある月曜日、病院へ向かった。

「そのとき正志さんはもうしゃべれませんし、体重も40kg台になっていてかなりゲッソリした状態だったので、中居さんは松本さんにひとりで来て背負わせてしまうのは申し訳ないと思って、父親と面識があって、ちょうどお見舞いにくることになっていたタモリさんと笑福亭鶴瓶さんと一緒に来てもらったそうです」(前出・芸能関係者)

 松本の顔を見た正志さんが、「浜ちゃんは?」と筆談したことで、病室は笑いに包まれた。また松本がお土産に持ってきた『日活ロマンポルノ』の歴史本で盛り上がるなど1時間ほどの穏やかな時間はあっという間に過ぎていった。

 そしてスケジュールの都合でタモリが帰ることになり、鶴瓶も「帰る」となったので、中居は松本にも「ひとりでいるとしんどいんで帰ってください」とお願いした。しかし松本は拒否したという。

「いやアカン。これだけワーワーやっててみんなで帰ったら、お父さんが寂しすぎるから…」

 そう言って松本は、その後20分ほど正志さんの病床に残った。

「この人と、こういうおつきあいをしていて、ぼくの目に狂いはなかった」

 番組中、中居は、そんなふうに松本への感謝の気持ちを惜しみなく伝えたのだが、松本は終始居心地の悪そうな笑顔を浮かべていた。

※女性セブン2015年6月4日号

関連記事

トピックス

佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
池田被告と事故現場
《飲酒運転で19歳の女性受験生が死亡》懲役12年に遺族は「短すぎる…」容疑者男性(35)は「学校で目立つ存在」「BARでマジック披露」父親が語っていた“息子の素顔”
NEWSポストセブン
若隆景
序盤2敗の若隆景「大関獲り」のハードルはどこまで下がる? 協会に影響力残す琴風氏が「私は31勝で上がった」とコメントする理由 ロンドン公演を控え“唯一の希望”に
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
9月6日に悠仁さまの「成年式」が執り行われた(時事通信フォト)
【なぜこの写真が…!?】悠仁さま「成年式」めぐりフジテレビの解禁前写真“フライング放送”事件 スタッフの伝達ミスか 宮内庁とフジは「回答は控える」とコメント
週刊ポスト
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
『徹子の部屋』に月そ出演した藤井風(右・Xより)
《急接近》黒柳徹子が歌手・藤井風を招待した“行きつけ高級イタリアン”「40年交際したフランス人ピアニストとの共通点」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン