国内

高須院長 下流老人&少子化対策を提案「孫育てに手当出せ」

下流老人問題を語る高須院長

 高須クリニックの高須克弥院長が世の中のさまざまな話題に提言していくシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、社会問題化している「下流老人」についてお話をうかがいました。

 * * *
──高齢化社会がどんどん進むなか、経済的に厳しい老後生活を強いられている「下流老人」が増えているといいます。

高須:昔は病院がお年寄りの逃げ場だったんだけどね。入院するほどの持病があるわけでもないけど、生活を維持するために入院していたお年寄りもたくさんいたよ。でも、今は生死に関わる慢性疾患を持ってる患者さんでない限り、生活のために入院するなんてことはできなくなっているからね。老人ホームだって、要介護度が高くないと入れないケースも多い。もちろん、貯金がたくさんあるお年寄りなら、どうにでもなるけど、年金だけじゃあ今の世の中、なかなか暮らせていけないもんなあ。

──結局は、やはり生活費の問題ということですね…。

高須:そう。だから、物価の高い都会から出るっていうのもひとつの手段だと思うよ。介護があんまり必要ないお年寄りであれば、物価の安い土地に行けばそれなりの暮らしはできると思う。下流老人が集まる村みたいな場所を作って、お年寄りでもできる仕事も与えればいいと思うけどなあ。

 ちなみに、これは難民にも同じことが言えると思う。日本には廃村とか無人島とか、まだまだ開発するがある場所はあるんだよ。政府がお金を出して、そこに住居を作って、さらに農地や工場なんかを作って、産業を興すわけだ。それで難民を受け入れて、しっかり働いてもらって税金を納めてもらえば、決して赤字にはならないような気がするんだよね。

 ただ、そう考えると、下級老人と難民のどっちを取るか、っていうことでもあるのかな。難民を受け入れて廃村に住まわせると、今度は下流老人たちの行く場所がなくなってしまう…みたいなね。まあ、あくまで仮定の話だけど。

──なるほど。

高須:あと、実は下流老人を移住させることで、票集めをすることもできるかもね。それこそ沖縄は物価が安いわけでしょ。もしも今、政府が下流老人を救うために沖縄に施設を造って移住させたら、そのお年寄りたちは安倍政権を支持するよね。となると、自民党は沖縄で票を確保できるわけだ。裏でひっそりこういうことを考えている政治家もいそうだね。

──下流老人で票田を作るという戦法ですね。

高須:ただ、生活保護の不正受給なんかを見ていると、本当に困っている人にサービスが行き渡らない可能性も高い。だって最近、街なかでホームレスをあんまり見なくなったでしょ?

関連記事

トピックス

交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
イエローキャブの筆頭格として活躍したかとうれいこ
【生放送中に寝たことも】かとうれいこが語るイエローキャブ時代 忙しすぎて「移動の車で寝ていた」
NEWSポストセブン
伊藤沙莉は商店街でも顔を知られた人物だったという(写真/AFP=時事)
【芸歴20年で掴んだ朝ドラ主演】伊藤沙莉、不遇のバイト時代に都内商店街で見せていた“苦悩の表情”と、そこで覚えた“大人の味”
週刊ポスト
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大ヒット中の映画『4月になれば彼女は』
『四月になれば彼女は』主演の佐藤健が見せた「座長」としての覚悟 スタッフを感動させた「極寒の海でのサプライズ」
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
伊藤
【『虎に翼』が好発進】伊藤沙莉“父が蒸発して一家離散”からの逆転 演技レッスン未経験での“初めての現場”で遺憾なく才能を発揮
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン