3回の刻み寝生活を不規則とみるか、逆に規則正しいとみるかは意見が分かれるところだろうが、私は後者だと考えている。

 超早朝とはいえ、平日5曜日にメインキャスターをつとめるレギュラー番組があれば、他にそうガツガツと仕事をしなくても生活は安定する。

 中田は、バイクや各スポーツの趣味以外にも「おさかなマイスターアドバイザー」「二級愛玩動物飼養管理士」の資格をもっている。こうして、人がなかなか取得しないような珍資格を手に入れるのは、30代、40代のフリー女子アナに“ありがち”なこと。規則正しい生活だからこそ通えたり、勉強できたりするもので、ひじょうに納得できる。

 しかし、一方で、サザンオールスターズの熱烈なファンであることを公言する音楽マニアでもあった中田。

 結婚相手が、ロックバンド「アジカン」ことASIAN KUNG-FU GENERATIONのベーシストでありボーカルで中田より4才年下の山田貴洋であると聞き、また納得してしまった。まさに、アラフォーの女性フリーアナの結婚だったからである。

 女子アナの結婚相手というと、野球選手をはじめとするアスリートや人気お笑い芸人が多いように感じるかたは多いと思う。だがそれは在京局で30才前後まで勤め上げた女子アナのそれである。

 地方局の局アナを経てフリーとなり、レギュラー番組から卒業させられないように大切に大切に仕事をしている女子アナたちは、自分の仕事やキャリアが確実に安定するまでは、お教室や通信教育などで変わった資格を取得したり、語学の勉強などをして、中途半端な年齢での“寿退社”は選ばないのである。

 だからこそ、あの山岸舞彩は異例中の異例だったワケだが、局アナ経験がなく、まだ20代の彼女は、“女子アナの一例”とは私は見ていない。

『Oha4~』を「思い入れのある番組」と言い、ラストの日まで精一杯つとめると挨拶をした中田有紀が産休を経て、どんな場に戻ってくるかというと、まずはキャリアを積んだ“ママタレ”として、硬軟どちらの番組からもオファーがあるだろう。

 さらにはコメンテーターのような仕事も来るだろうし、最近また増えつつある企業がらみのイベントの司会は殺到すると思われる。

 どんなときにもクールビューティを貫くも、結婚、出産を機に、“温かみ”も加わった中田有紀。しかも、結婚相手が人気バンドとはいえ「年下のミュージシャン」というところも、女性から「うまいことやった」とは嫉妬されない選択だ。

“超・朝の顔ナンバーワン”のポジションから、稼げる最強のママタレに!

 賢い中田有紀さん、貴女のファンである私は見て寝るのではなく、『Oha4~』と共に起きて、今日も午前中に原稿を書き上げました。どうか、元気な赤ちゃんを!

 ご結婚、おめでとうございます! まずは、『踊る!さんま御殿!!』の“ママタレ大会”で、お待ちしております!!!


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