芸能

下町ロケット最終回視聴率どこまで伸びる? 他局編成に注目

20日に最終回を迎える『下町ロケット』

 主演・阿部寛の熱い演技や恵俊彰、今田耕司、春風亭昇太ら個性派キャストでも話題を呼んでいる『下町ロケット』(TBS系、日曜21時~)が、12月20日にいよいよ最終回を迎える。

 この日、TBSは14時から17時まで『「下町ロケット」ガウディ計画編 完全ダイジェスト』を放送。さらに、19時から21時までは『超緊急特別ドラマ企画「下町ロケット」~最終章』を新たな映像も加えた上で、これまでの名シーンを再編集して放送する。21時からの最終回を盛り上げ、新たな視聴者も獲得しようという試みだ。

『下町ロケット』は1話で視聴率16.1%(ビデオリサーチ調べ/関東地区。以下同)と好スタートを切ると、5話で20.2%、8話で20.4%と2度の20%超えを記録。ここまで全話平均18.02%と好調で、8話の視聴率は今年の民放連続ドラマで最高となった。この高視聴率の背景には、ドラマ自体の魅力はもちろんのこと、番組編成や他局の動きも影響を与えているという指摘がある。視聴率事情に詳しい芸能記者が指摘する。

「5話は『世界野球プレミア12』が延長されたため、オンエア開始は22時35分からとなりました。視聴率が心配されたものの、20.2%を獲得。これは野球中継終了と同時に、間髪を入れず放送したことが大きかった。もし間にCMや5分番組を挟んでいたら、一部の視聴者はテレビを消すか、チャンネル変えていた可能性も否定できません。

 8話はテレビ朝日が『M-1グランプリ』を放送し、17.2%を獲得。毎週同時間帯トップで、20%を越すこともある日本テレビの『ザ!鉄腕!DASH!!』は15.2%、『世界の果てまでイッテQ!』は13.7%と数字が下落しています。これにより日テレは、21時台の『行列のできる法律相談所』も11.3%と伸びなかった。

 テレ朝の『M-1』が数字を獲ったことで、“日曜夜は日本テレビ”という流れが断たれたのかもしれません。そのため、いつもは日テレの『行列』を見る人の一定層がTBSの『下町ロケット』を選択したとも考えられます。『M-1』終了後には当然ながらCMや5分番組があったため、チャンネルを変える機会が視聴者にあったことも影響しているでしょう」

 となれば、記録更新に期待がかかる最終回の裏番組事情が気になるところだ。フジテレビは『THE MANZAI』を19時から21時54分まで放送する。今年の『THE MANZAI』は例年のようなコンテスト形式ではなく、爆笑問題やタカアンドトシ、中川家などの漫才師がネタを披露する“お祭り”的な様相が強い。

関連記事

トピックス

ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン
靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
相撲協会の公式カレンダー
《大相撲「番付崩壊時代のカレンダー」はつらいよ》2025年は1月に引退の照ノ富士が4月まで連続登場の“困った事態”に 来年は大の里・豊昇龍の2横綱体制で安泰か 表紙や売り場の置き位置にも変化が
NEWSポストセブン
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン
俳優の仲代達矢さん
【追悼】仲代達矢さんが明かしていた“最大のライバル”の存在 「人の10倍努力」して演劇に人生を捧げた名優の肉声
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト
超音波スカルプケアデバイスの「ソノリプロ」。強気の「90日間返金保証」の秘密とは──
超音波スカルプケアデバイス「ソノリプロ」開発者が明かす強気の「90日間全額返金保証」をつけられる理由とは《頭皮の気になる部分をケア》
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
初代優勝者がつくったカクテル『鳳鳴(ほうめい)』。SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」(右)をベースに日本の春を象徴する桜を使用したリキュール「KANADE〈奏〉桜」などが使われている
《“バーテンダーNo.1”が決まる》『サントリー ザ・バーテンダーアワード2025』に込められた未来へ続く「洋酒文化伝承」にかける思い
NEWSポストセブン