芸能

野際陽子が隠し続けた「肺がん2年壮絶闘病」

 NHKの人気女子アナだった野際が、フリーに転身したのが1962年。翌年に女優デビューすると、知的な雰囲気と抜群のスタイルで、たちまち世の男性を魅了した。視聴率30%を記録した大ヒットドラマ『キイハンター』に出演し、1973年に共演した俳優・千葉真一と結婚。一女をもうけたが、1994年に離婚した。以来、浮名を流すことなく、独身を貫いている。野際家と近しい芸能関係者が言う。

「現在、基本的には野際さん1人で自活しているようです。本当は手術や抗がん剤治療で精神的にも肉体的にも辛かったはずです。でも彼女は弱音を吐くことは一切なかった。細身で楚々とした外見とは裏腹に精神力はとても強い女性なんです。

 がん発症後も仕事は休んでいませんし、仕事の関係者には内緒にしていたので、ドラマ共演者で彼女の病気のことを知っている人はほとんどいません」

 壮絶な闘病生活をおくびにも出さない野際のプロ意識はさすがだが、ファンとしては体調が気がかりだ。野際の所属事務所に現在の様子を訊ねた。

「野際本人は様々な事情があり自身の健康問題を始め、個人的な事柄につきましては、何事も公にすることは避けたいとの意向です。本人は現在大変元気に日々過ごしております」

 がんを“克服”し、80歳になった今も第一線で活躍する野際の姿は、多くの人に希望と勇気を与えるに違いない。

※週刊ポスト2016年5月6・13日号

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