長崎・佐世保に本社がある「ジャパネットたかた」は4月21日、今年1月に社長を退いていた高田明・元社長(67才)が久しぶりにテレビに登場して、その日の売り上げを全額寄贈。ケタ違いの支援を発表したのは日本財団(笹川陽平会長)で、熊本城再建の30億円、家屋損壊の見舞金20億円など、計93億円を拠出するとした。
しかし、これらの義援金やボランティアが物議を醸している。中でも大きな批判が浴びせられたのは紗栄子(29才)だ。21日、熊本県知事宛に500万2000円を寄付したことを報告。紗栄子は《一人でも多くの人が寄付について改めて考えてくださり行動に移してくれたらとの思いで、批判も覚悟の上、実名での振り込み明細を掲載しました》と説明した。
しかし、ネット上では、
《わざわざSNSに振り込み明細の画像を上げる必要がある?》
《好感度を上げたいのか》
との批判の声が出た。
紗栄子だけではない。地震直後、ブログに《火の国の神様、どうかどうかもうやめてください。お願いします》と書き込んだ藤原紀香(44才)や、ツイッターやインスタグラムで救援物資を公募した浜崎あゆみ(37才)にも「売名行為だ」という声がある。
女性セブンは避難所や車中泊での生活を余儀なくされている被災者に直接、話を聞いた。
「(芸能人の支援は)よかもんはよかもん。嬉しかですよ」(益城町の70代女性)
「(被災地で)コロッケさんに会ったんですよ! そうやって気遣って回ってくれるって本当に嬉しい。熊本の人、誰も売名なんて気にしてないですよ」(阿蘇市の30代女性)
「子供たちが地震でかなり落ち込んだんです。だけど、昨日、中居クンがきとったらしいけど、子供たちは大喜びでしたよ。被災者が芸能人を叩くんだったら筋が通りますけど、よそ者には関係ない。“叩くな、バカヤロウ”って感じです」(東区の40代男性)
これが偽らざる被災者の本音で、今最も耳を傾けるべき意見のはずだ。
※女性セブン2016年5月12・19日号