「声を張り上げたのは、先週街頭演説をしている時に“声が小さいぞ!”とヤジを飛ばされたのを気にしているからかもしれません。高齢というイメージがつくのは絶対に避けたい。北千住ではそれまでとは人が変わったかのように意気揚々と弁をふるっていました」(全国紙政治部記者)

 ただし鳥越氏の演説は1日1~2回と、他候補に比べると圧倒的に少ないのが現状だ。

「病気を克服したとはいえ、年齢を考えると、この暑さの中での選挙戦は相当きつい」

 そう心配する声も聞かれるが、本人は「人生で今がいちばん元気」と意に介する様子はない。

「世論調査を見ると小池さんがやや優勢。ただ、投票先を決めていない有権者が多いですし、選挙運動期間もまだまだ残っていますから、結果がどうなるかはわかりません。参院選の結果と照らし合わせてみると、野党統一の票が集まる鳥越さんが有利だといえます」(民進党関係者)

 1日2回の演説は、“余裕の証”なのかもしれない。実は鳥越氏には、知られざるジンクスがある。“一発合格”。彼の人生を表すのにこれほどピッタリくる言葉はない。

 福岡の進学校・久留米大学附設高等学校を卒業し、京都大学に進学した鳥越氏だが、どちらも滑り止めは受けずに1校のみを受験し合格。就職活動でも、毎日新聞だけを受けて見事採用された。過去のインタビューでは、結婚、子供についてもこのように話していた。

《僕の唯一の自慢は、人生つねに「一発合格」だったことです。(中略)見合いも一人だけ。子どもも一回で妊娠(笑い)》(『文藝春秋SPECIAL』2010年4月号)

 老練ジャーナリストが“外れなし”の人生を歩んで来れたのは、“一発屋”の強運がついていたからに違いない。

※女性セブン2016年8月4日号

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