芸能

「逃げ恥」など秋ドラマの隠れテーマは「ワケアリ同居」

話題沸騰中の『逃げるは勝ちだが役に立つ』も同居が隠れテーマ(公式HPより)

 恋愛ものから、刑事もの、専門職ものまで、今秋のドラマには、さまざまなジャンルの作品があるが、そこにはある隠れテーマがあった。それは「同居」だという。いったいどういうことか? テレビ解説者でコラムニストの木村隆志さんが解説する。 

 * * *
 今秋、最大の話題作となりつつある『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系、以下『逃げ恥』)を見ていたとき、「そういえば今期は、同居がキーワードのドラマが多いな」と気づきました。

『逃げ恥』では、森山みくり(新垣結衣)と津崎平匡(星野源)が契約結婚のために同居をはじめましたが、『地味にスゴイ!校閲ガール』(日本テレビ系、以下『校閲ガール』)でも、部屋を追い出された若手作家・折原幸人(菅田将暉)と、彼をモデルに起用したい編集者・森尾登代子(本田翼)が同居。ともに見どころは、「同居がきっかけで恋愛関係に発展するかどうか?」であり、早くも心が動きはじめています。

『逃げ恥』では、津崎がみくりとの何気ない会話ですら戸惑い、みくりがカゼをひいて弱った津崎を見て萌え、1枚の布団を通してお互いの温もりを感じていましたし、『校閲ガール』では、幸人が森尾のためにエプロン姿で料理を作り、森尾が飾らない幸人を見て癒されるシーンがありました。どちらも、「同居したことで相手の素顔や優しさにふれ、恋心が芽生えはじめる」という過程が丁寧に描かれています。

 さらに、『THE LAST COOP/ラストコップ』(日本テレビ系)では、30年間の昏睡から目覚めて帰る家がない京極浩介(唐沢寿明)がバディ・望月亮太(窪田正孝)の家に転がり込んで同居。亮太は「恋人の鈴木結衣(佐々木希)と同居したいから京極には出て行ってほしい」と思っている一方で、京極と添い寝をするなど、まんざらではないような態度も見せて、視聴者を笑顔にさせています。

関連記事

トピックス

(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
小説「ロリータ」からの引用か(Aでメイン、民主党資料より)
《女性たちの胸元、足、腰に書き込まれた文字の不気味…》10代少女らが被害を受けた闇深い人身売買事件で写真公開 米・心理学者が分析する“嫌悪される理由”とは
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン