「その日は、まさかSMAPが来るなんて思ってもみなかったから、そりゃもうびっくり。来ると知ってたら、ほかの客を帰してたよ。でも会ってみて、彼らの印象が変わったね。それまでは普通のアイドルかなと思ってたけど、残さず食べるし、丁寧に挨拶するし。“ごっそさん”って、スーッと出ていく感じじゃなくて、ちゃーんと頭下げていってた。そういう人たちだから、みんなが彼らを応援したくなるのは当然だと思うよ」
署名用紙が置かれるようになったことで、ファンはもちろん、いろいろな人たちの署名が集まっているという。
「最近もね、芸人のスリムクラブ真栄田ださん(賢・40才)が一度来て、この活動のことを知って、その後、わざわざ家族を連れて署名してくれたわよ」(同店・女将)
この日も店には冒頭の3人をはじめファンが数組おり、彼らが5人旅で食べたメニュー“SMAPセット”に舌鼓を打っていた。
店主に改めてSMAPの解散について聞いてみるも、「そのことについては何もコメントしないって決めてるんだ」と言葉少な…。しかし思うところがあったのか、ポツリ、ポツリと続ける。
「署名用紙を置いたのは、なんていうか、人間として当たり前のことをしたっていうか。彼らのことを好きだし、彼らを応援したい人が置きたいって言うんだったらね。人間と人間として、当たり前のことをしてるまでですよ」
※女性セブン2016年11月17日号