●「花田の青学情報」
今年4月、青学大から渡邉利典(前回箱根10区)ら3人が花田監督のGMOを進路に選び、今季のエース一色恭志(4年)も来春からの進路先に決めている。駅伝マニアの間でGMOは“青学大の大学院”の愛称が定着しつつある。花田監督が青学のディープ情報を知っているのは間違いない。
●増田さんと「一色の実家」
実況に割って入るのは、マラソン中継の詳しすぎる現場リポートで知られる増田明美さん。意外なことに大学駅伝中継で登場するのはこの全日本だけ。当日スタート前から熱心に監督や選手に取材しているが、とくに選手の実家にまつわる小話に詳しい。今年は、一色の実家が営む丹後縮緬メーカー「一色ちりめん」の話を放りこんでくるだろう。
●「長島スポーツランド前」を見逃すな
全日本名物は監督の檄。各校が監督車から別々に声を掛ける箱根と違い、全校の監督が同じバスで移動し指示を出す。2区序盤の「長島スポーツランド前」での檄でムチが入った各校のエースがスパートをかける姿は壮観だ。長島スポーツランド通過は午前9時前後。CMが多い前半、唯一の見所を見逃すな!
※週刊ポスト2016年11月11日号