芸能

他の「ロス」とは一線画すSMAPロス、毎日惣菜購入の人も

ファンにとってSMAPの存在は日常の一部だった

 12月31日に解散をしたSMAP。この日、木村拓哉(44才)を除くSMAPメンバー中居正広(44才)、稲垣吾郎(43才)、草なぎ剛(42才)、香取慎吾(39才)と1996年に脱退した森且行(42才)が打ち上げを開催したという。

「解散発表の翌日はショックのあまり会社を休んでしまったし、スマスマの最終回も、無理言って半休を取ったくらい。これまで行ったコンサートで購入したグッズやタオルを身につけてテレビを見ていたら、涙が止まらなかった。あぁ、この曲の時に自分は結婚して、あの曲の時に出産して…と全てがオーバーラップしてしまって。

 解散後の心境ですか? もう何もやる気が起きないというか、食事も作れません。毎日スーパーの総菜を買っています。何を支えに生きればいいのかわからないんです」

 こう嘆くのは、SMAPファン歴25年、CDデビューからメンバーを見守り続けた都内在住A子さん(45才・事務職)。

 心のよりどころだったSMAPなき今、喪失感のあまり日常生活にも支障が出ているという。

「今年は年賀状も書けませんでした。おせちも手抜き。家族にも心配されていますが、どうにも気力がわいてこなくて…」(A子さん)

 同様に、SMAPロスに悩む女性ファンは後を絶たない。

「木村さんと4人の険悪ムードとか和解の兆しとか、新しい報道が出るたびに一喜一憂して、すでに心身が疲れ切っていた部分はありました。社会に出てからずっとSMAPと共に生きてきたし、コンサートとか、SMAPを通じて知り合った友人もたくさん出来た。そうやって作り上げた人生の彩りが、解散で消えてしまった気がするんです。解散発表以降、食欲がわかなくて、この3か月で5kgも痩せました」(47才・保険会社勤務 ファン歴20年)

「署名運動もしたし、朝日新聞の『1万人広告』(SMAPファン1万人が出資した広告)にも出資しました。でも解散は避けられなかった。私のやったこと、何の意味もなかったのかなって。再結成を望んでいますが、何年先になるのかもわからない。こんな悲しい気持ちで生きていくのは本当につらいです」(45才・専業主婦・ファン歴25年)

 これまでも芸能人を巡る「〇〇ロス現象」はあった。

 だが、SMAPのそれは趣が違う。アイドルには珍しく、SMAPファンの大半を占めるのは30~50代の主婦である。25年という長い時間を、思春期からずっと共に過ごしてきた女性も多い。

関連記事

トピックス

降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
警視庁がオンラインカジノ店から押収したパソコンなど(時事通信フォト)
《従業員や客ら12人現行犯逮捕》摘発された店舗型オンカジ かつての利用者が語った「店舗型であれば”安心”だと思った」理由とは?
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
看護師不足が叫ばれている(イメージ)
深刻化する“若手医師の外科離れ”で加速する「医療崩壊」の現実 「がん手術が半年待ち」「今までは助かっていた命も助からなくなる」
NEWSポストセブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン
キール・スターマー首相に声を荒げたイーロン・マスク氏(時事通信フォト)
《英国で社会問題化》疑似恋愛で身体を支配、推定70人以上の男が虐待…少女への組織的性犯罪“グルーミング・ギャング”が野放しにされてきたワケ「人種間の緊張を避けたいと捜査に及び腰に」
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
【新宿タワマン殺人】和久井被告(52)「バイアグラと催涙スプレーを用意していた…」キャバクラ店経営の被害女性をメッタ刺しにした“悪質な復讐心”【求刑懲役17年】
NEWSポストセブン
女優・遠野なぎこの自宅マンションから身元不明の遺体が見つかってから1週間が経った(右・ブログより)
《上の部屋からロープが垂れ下がり…》遠野なぎこ、マンション住民が証言「近日中に特殊清掃が入る」遺体発見現場のポストは“パンパン”のまま 1週間経つも身元が発表されない理由
NEWSポストセブン
幼少の頃から、愛子さまにとって「世界平和」は身近で壮大な願い(2025年6月、沖縄県・那覇市。撮影/JMPA)
《愛子さまが11月にご訪問》ラオスでの日本人男性による児童買春について現地日本大使館が厳しく警告「日本警察は積極的な事件化に努めている」 
女性セブン