「松山はスケールの大きなゴルフをする一方、納得がいかないショットをするとクラブを叩きつけるなど、メンタル面の課題は多い。今大会の初日にも、それが如実に現われました。
例年、全米オープンはパープレーが優勝ラインになるなど、“難しい”というイメージが強い。そのため先入観から初日は手堅いコースマネジメントをしてしまった。だが、それが逆効果だったのか、短いパットを外しまくり、苛立ちが見て取れた。ホールアウト後にも、パットの不調の原因を聞かれ、『それが分かっていたら入っている。最悪です』と悪態をついた。“たら”“れば”がないのがゴルフだが、初日のラウンド中にメンタル面が修正できていればと思わずにはいられません」
メジャー制覇は7月の全英オープンに持ち越しとなったが、松山は悲願達成のために“秘策”を練っているという。
「今シーズン限りでの引退を発表した宮里藍(32)にメンタルコーチとしてラブコールを送っています。松山は宮里をゴルファーとして尊敬している。数々の困難を乗り越えて世界ランク1位になった宮里藍のメンタル作りを学べば、メジャー制覇に近づくと考えているようです」(ゴルフ担当記者)
宮里の父・優氏は「藍はスランプを通じてコーチからたくさんのメンタルを学んできたので、メンタルコーチとして選手を助けられないか、と少し考えますね」と宮里の転身を後押し。その知らせを聞いた松山は「お父さんがメンタルコーチを勧めていたので、一番にお願いしようかなと(笑)。そうなるとパッティングコーチにもなっちゃうな」とコメントしている。