《船越栄一郎さま(※編集部注 原文ママ)
最後に顔をみられてうれしかったです。この一年半は時間が止まったようで、とてもつらい毎日でした。(中略)
ずっと反省をして毎日耐えてきましたが、もう自分を支えることができなくなってきました。とても愛していました。遠くからでもいいと思って毎日過ごしてきましたが、もうひとりの寂しさに耐えていくことが苦しくなってしまいました。勝手をしますが、息子(原文では実名)のことを御願いします。最後にせなかをさすってくださってありがとう さようなら》
「今までも死ぬとわめくようなことは何度かあった。でも、そういった形で遺書が書かれていたのは初めてだったので、船越さんは相当取り乱していたようです。周囲が大丈夫だよと言ってもまったくダメ。船越さん、7年前に妹さんを自殺で亡くしていますから…。とにかく関係各所に徹夜で連絡をとっていた」(船越家の関係者)
4月20日朝、松居から連絡が入り、無事がわかった。
「ただ、松居さんは遺書を書いたような弱々しい雰囲気はまったくなく、毅然と“1億円の投資信託を解約して支払ってください”と要求してきたそうです。そうでなければ本当に死ぬ、と。それで船越さんはすぐ解約の手続きに動いた。でも周囲が大反対したんです。自殺騒ぎの翌日にお金を要求してくるなんてあまりにおかしい。死ぬことはないから絶対に支払ってはいけない、と。船越さんも周囲に押される形で解約をとりやめた。松居さんとしては絶対に支払われると思っていたんでしょうね、怒りが止まらないようでした」(前出・船越家の関係者)
4月22日昼、松居は何事もなかったようにブログで《20分後QVCに出ます(中略)素晴らしさを伝えたいの 13時からです 水ファンデーションです》と通販番組に出演することを報告したため、関係者は「やっぱり狂言だった」とホッとしたという。
が、4月23日、松居は再び自殺騒動を起こす。船越のマンションに侵入騒動がありスタッフがかけつけると、玄関には「私の死に場所はここだと思い開けました」とマジックで書かれた紙が置かれていた。そしてそれとは別に9枚にわたる「遺書」も残されていた。
《私は愛しすぎて好きすぎて愛の形がまちがった方向へいってしまったのですね。もう十二分に反省をしました。書くことなんかできません。言葉なんかに表現することもできません》
「船越さんに対する謝罪と息子を育ててくれた感謝が綴られていたようです。でも、何か決定的に変なんです。状況を見ると、人に読まれることを意識して“遺書”を作ったとしか思えない」(前出・芸能関係者)
自殺騒動を起こした翌日に1億円を要求して激怒したかと思えば、すぐにテレビに出演、再び自殺騒動を起こす。まったく脈絡もなく、矛盾した行動だが、その後、これらの経緯を週刊誌に記事にしないかと持ち込んでいるために、「初めから週刊誌に情報を持ち込むための自作自演なのでは」と関係者は疑っていたという。