芸能

『Nスタ』数字上昇の秘密はホラン千秋のバランス感

TBS『Nスタ』の好調の秘密は?(公式HPより)

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、夕方のニュース番組事情を明かす。

 * * *
 4月にリニューアルした『Nスタ』(TBS系)の視聴率が上がり始めている。「夏休み効果もあるので冷静に分析する必要はあるのですが」(関係者)としながらも、関東地区では“2強”の一つ、テレビ朝日の『スーパーJチャンネル』に肩を並べる日もあるのだから、風が吹いて来たことに間違いない。

 日本テレビの『news every.』は相変わらず強いが、以前ほどダントツという印象がない。『Nスタ』の上昇により、日テレ、テレ朝、そしてTBSの3局が「いい勝負」をし始めているように思う。当然、『Nスタ』が目指すところは、日テレとテレ朝。いまは「攻め続ける」日々だ。

 ちなみにフジテレビの『みんなのニュース』はなかなか数字が上がらない。女性視聴者にも人気の椿原慶子アナが夜ニュースに移動してしまうのも痛手となってしまうだろう。

 TBSの夕方のニュースは、その昔はF3層、M3層(50才以上の女性と男性)に高い支持を得ており、そのため世帯視聴率も安定していた。

 が、09年、「TBS第二の開局」とも呼ばれた大規模改編の目玉として、あの小林麻耶をメインに据えた『総力報道!THE NEWS』が惨敗。わずか一年で終了してしまった。

 同番組最大の特徴は19時台をニュースにしたこと。そのため、20%超えの高視聴率を獲得していた19時台の人気バラエティー番組が枠移動させられたのだが、これも失敗に終わった。視聴習慣というものは、そう簡単に転換できるものではなかったということである。

 果たして、ここ数年、ドラマを中心に元気が戻って来たTBS。平日の生放送も、安泰の『ひるおび!』を筆頭に、苦戦が続いて来た『あさチャン!』や『ビビット』、系列局の制作ではあるが『ゴゴスマ』など帯番組の視聴率も上がって来ている。

関連記事

トピックス

和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン
『徹子の部屋』に月そ出演した藤井風(右・Xより)
《急接近》黒柳徹子が歌手・藤井風を招待した“行きつけ高級イタリアン”「40年交際したフランス人ピアニストとの共通点」
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
《長野立てこもり4人殺害事件初公判》「部屋に盗聴器が仕掛けられ、いつでも悪口が聞こえてくる……」被告が語っていた事件前の“妄想”と父親の“悔恨”
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
鳥取県を訪問された佳子さま(2025年9月13日、撮影/JMPA)
佳子さま、鳥取県ご訪問でピンクコーデをご披露 2000円の「七宝焼イヤリング」からうかがえる“お気持ち”
NEWSポストセブン
長崎県へ訪問された天皇ご一家(2025年9月12日、撮影/JMPA)
《長崎ご訪問》雅子さまと愛子さまの“母娘リンクコーデ” パイピングジャケットやペールブルーのセットアップに共通点もおふたりが見せた着こなしの“違い”
NEWSポストセブン
永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《坂口健太郎との熱愛過去》25歳の永野芽郁が男性の共演者を“お兄ちゃん”と呼んできたリアルな事情
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン
年下の新恋人ができたという女優の遠野なぎこ
《部屋のカーテンはそのまま》女優・遠野なぎこさん急死から2カ月、生前愛用していた携帯電話に連絡すると…「ポストに届き続ける郵便物」自宅マンションの現在
NEWSポストセブン
背中にびっしりとタトゥーが施された犬が中国で物議に(FB,REDより)
《犬の背中にびっしりと龍のタトゥー》中国で“タトゥー犬”が大炎上、飼い主は「麻酔なしで彫った」「こいつは痛みを感じないんだよ」と豪語
NEWSポストセブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン