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『民衆の敵』で女性議員演じる篠原涼子 小池氏よりも期待大か

2017.10.09 16:00

 間もなく列島は選挙ムード一色。その煽りを食った形となったのがフジの月9である。ドラマウォッチを続け

 間もなく列島は選挙ムード一色。その煽りを食った形となったのがフジの月9である。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が分析する。

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 秋に始まる新ドラマの中で、独特な注目を集めているのが『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系月曜日午後9時)。主役は篠原涼子。他に高橋一生、石田ゆり子、前田敦子、千葉雄大と、今見たい俳優たちがズラリ並んでいます。キャスティングも素晴らしいけれど、それ以上に目を惹くのがテーマ。

 まさしく「政治」! しかも、「女性議員」が主人公です!

 物語は……篠原さんが演じる中卒の主婦・佐藤智子が主人公。家計を助けようと仕事を探していた智子はたまたま「政治」という世界に遭遇。市議に立候補することになり、政治家として世の不条理に挑んでいく。篠原さんご自身も、このテーマには当初とまどったらしい。

「政治の事とか難しくて私には演じられないのではないかと思っておりましたが、プロデューサーさんからわからない主婦がどう変わっていくのか、変えていくのかを演じながら見せて行けたらとのことでしたので私もこの作品を通して学んで行きたいなと思っております」(公式ホームページ)

 これまで、役者としてアラフォー女性の共感を集めてきた篠原さん。「理想の女上司」のイメージもありますし、働く人であり母であり妻であり、リーダーシップもとれそう。「ママさん市議」という役柄にぴったりはまりそうです。

 そして、主人公を支える重要な役に、「中年女性の星」「奇跡のアラフィフ」と称される石田ゆり子さんが登場。石田さんが演じる平田和美は、かつて花形政治記者として活躍していたが閑職に追いやられてしまったシングルマザー。

 和美は智子と出会い、女同士の友情を感じブレーンとなり、自分もどんどん変化していく……という、まさに今風の女性たちを映したような興味深い展開。そう、ドラマは社会を映す鏡です。

 ではタイトルの“民衆の敵”とは何を示するのでしょうか?

「生活の中に潜む“しあわせを阻害する社会問題や政治システム”」(草ヶ谷大輔プロデューサー)。

 不振と言われるフジテレビのわりには、今回の月9は威勢がいい、旬の世相を扱っていて面白そう、と期待していたその矢先。

 突然の解散、そして国政選挙。その影響をモロにうけ、テレビ局もてんやわんや。まさか、ドラマ開始時期と選挙が被るとは制作サイドも想定しきれていなかったはず……公共の電波が投票行動に影響を与えてはいけないという判断からか、ドラマの開始日が投票日の翌日まで延期されました。

 と、突発的な出来事で注目を集める『民衆の敵』。でも注目すべき点は、ドラマの開始日変更だけではありません。

 女性政治家とはいかなる存在なのか。いかなる存在であってほしいのか。今最も生々しいテーマを、この政治ドラマは奇しくも絶妙なタイミングで問いかけることになったのです。

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