スポーツ

暴行事件被害者・貴ノ岩 心の拠り所はおかみさん・景子さん

親方と弟子のパイプ役を務める景子さん

 元横綱日馬富士(33才)による暴行事件は、被害者である貴ノ岩(27才)の師匠・貴乃花親方と日本相撲協会との対立に注目が集まることとなり、ついに貴乃花親方の理事解任が決定した。

 そして、気がかかりなのが、被害者であり、貴乃花親方が息子同然に接している貴ノ岩の動向。1月14日から両国国技館で始まる初場所の新番付で貴ノ岩は幕内から十両へ転落。だが、意外にも本人に動揺は見られないという。

「貴ノ岩は力士生命を貴乃花親方にゆだねています。十両転落についても、“ここまで相撲が取れたのも貴乃花親方のおかげ。仮に相撲が取れなくなっても構わない”と納得しているそうです」(貴乃花部屋後援会関係者)

 そんな貴ノ岩の心のよりどころとなっているのが親方の妻・花田景子さん(53才)だ。

「昨年11月の九州場所終了後、押しかけるマスコミから逃れるように新幹線で帰京した貴ノ岩を部屋で出迎えたのは景子さんでした。『おかみさん、ぼくは全然悪いことしていないのにモンゴルでものすごく悪く言われている』と訴える貴ノ岩に対して、景子さんは目に涙を浮かべて『警察が調べているから心配しなくていい。何も悪いことをしていないから大丈夫よ』と優しく諭したそうです」(スポーツ紙相撲担当記者)

 入院中の貴ノ岩を定期的に見舞うなど景子さんは弟子のケアを欠かさない。今後の貴乃花部屋結束の鍵を握るのも彼女だともっぱらの評判だ。

「貴乃花親方が弟子に対して口数が少なく、ほめることもしない分、景子さんは弟子たちをほめることを心がけています。弟子たちも貴乃花親方の評価が知りたい時は、『親方は何か言っていますか』と景子さんに尋ねる。景子さんは親方と弟子のパイプ役として、力士の対応を一手に担っています」(前出・後援会関係者)

 初場所後には、注目の理事選が行われる。貴乃花親方は降格の憂き目に遭ったが、ここで捲土重来を期す。

「貴乃花一門は親方が9人いるので、投票で理事に再選するのは確実です。しかも昨年12月、錣山親方(元関脇・寺尾)ほか2名の親方の貴乃花支持が明らかになり、長男優一さんの義父にあたる陣幕親方(元前頭・富士乃真)もそう。今は表立った動きではないが、相撲協会の現状に納得しない貴シンパが続々と集えば、貴乃花親方が理事長に就任することも夢ではありません」(前出・相撲担当記者)

 理事解任の土俵際から一転、家族の支えとともに「貴乃花理事長」という“初夢”はかなうだろうか。

※女性セブン2018年1月18・25日号

関連記事

トピックス

元交際相手の白井秀征容疑者(本人SNS)のストーカーに悩まされていた岡崎彩咲陽さん(親族提供)
《川崎・ストーカー殺人》「悔しくて寝られない夜が何度も…」岡崎彩咲陽さんの兄弟が被告の厳罰求める“追悼ライブ”に500人が集結、兄は「俺の自慢の妹だな!愛してる」と涙
NEWSポストセブン
グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカル
【ニコラス・ケイジと共演も】「目標は二階堂ふみ、沢尻エリカ」グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカルの「すべてをさらけ出す覚悟」
週刊ポスト
阪神・藤川球児監督と、ヘッドコーチに就任した和田豊・元監督(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督 和田豊・元監督が「18歳年上のヘッドコーチ」就任の思惑と不安 几帳面さ、忠実さに評価の声も「何かあった時に責任を取る身代わりでは」の指摘も
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン
赤穂市民病院が公式に「医療過誤」だと認めている手術は一件のみ(写真/イメージマート)
「階段に突き落とされた」「試験の邪魔をされた」 漫画『脳外科医 竹田くん』のモデルになった赤穂市民病院医療過誤騒動に関係した執刀医と上司の医師の間で繰り広げられた“泥沼告訴合戦”
NEWSポストセブン
被害を受けたジュフリー氏、エプスタイン元被告(時事通信フォト、司法省(DOJ)より)
《女性の体に「ロリータ」の書き込み…》10代少女ら被害に…アメリカ史上最も“闇深い”人身売買事件、新たな写真が公開「手首に何かを巻きつける」「不気味に笑う男」【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
2025年はMLBのワールドシリーズで優勝。WBCでも優勝して、真の“世界一”を目指す(写真/AFLO)
《WBCで大谷翔平の二刀流の可能性は?》元祖WBC戦士・宮本慎也氏が展望「球数を制限しつつマウンドに立ってくれる」、連覇の可能性は50%
女性セブン
「名球会ONK座談会」の印象的なやりとりを振り返る
〈2025年追悼・長嶋茂雄さん 〉「ONK(王・長嶋・金田)座談会」を再録 日本中を明るく照らした“ミスターの言葉”、監督就任中も本音を隠さなかった「野球への熱い想い」
週刊ポスト
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン