──そうなのでしょうか?
「多くの人が虚々実々の印象を受けることは理解する。だが、私が動画を持っていることは事実。それ以上に、王岐山が強大な権力を有し、傍若無人に好色にふけったことは事実なのだ。私の主張は、結論から見ればなんら間違ってはいない」
──暴露を9か月間も続けていると、ネタ切れをしたり情報の質が下がる恐れはありませんか?
「いくらでも語るべき情報はある。なにより、党の上層部には真の『パンドラの箱』が存在するのだが、私は現時点でそれを開けていない。彼らが最も恐れる情報はまだ公開していない」
──公開する予定は?
「各国の政府がそれを知りたいと言うならば、協力して答える気はある」
■取材・文/山久辺参一(ジャーナリスト)
※SAPIO2018年1・2月号